無料の値段
香港が50万枚の航空券を全世界に向けて無料で配布するという記事を見た。観光客を呼び込むためのキャンペーンなのだそうだ。
どういう仕組みでやっているのか詳細は分からないが、チケット代すべて(何百億円)を香港が肩代わりしているとは思えない。
多分、航空会社と色んなことを考慮し合って実現させたのだろう。
例えば航空会社が独自にキャンペーンを実施しようとしたら、それなりの広告費や諸経費が必要になる。それを香港が公共事業として請け負うことにしたとしたら。。。
航空会社が広告や諸経費で使うはずだったお金の一部をキャンペーン用のチケット代と相殺するのだとしたら。。。やってやれないことはない、のかもしれないし、多分、経済効果の見込みや各方面からの協力もあって、50万枚分のチケット代ならどうにか採算が取れる、とどこかで誰かが判断したのだろう。
とりあえず受け取る側にとっては無料でも、その裏で私たちに見えないお金が右へ左へと動いているに違いない。
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そう言えばコロナ前、マイレージやポイントを溜めて毎年海外旅行に出かけている友達がいた。年2度行くこともあれば、国内旅行数回分に置き換えることもあった。
ポイント集めが苦手な私はいつも格安チケットをお金で買っている。そんな私を見て彼女は、ポイントの方がお得だよ、とサラリと言う。
彼女曰く、ポイントのためにお金を払っているのではなく、必要な支払いにポイントの付くカードを使うことで無料でポイントがもらえるのだと。そして無料でもらったポイントで航空券やホテル代を支払っているから実質無料で海外旅行が出来るのだそうだ。
にゃるほど。
つまり、ポイントは無料でもらえる特定の条件下で使えるお金だと、そういうことなのか。ふむふむ。
それにしてもどうやったら年2度も海外旅行が出来るほどのポイントやマイレージが溜まるのか?その方法が何よりも気になるところだが、ポイントが無料でもらえるお金(のようなもの)なのだという彼女の視点の方に興味が湧いた。
無料でもらったポイントで飛行機やホテルの予約が出来たり買い物だって出来てしまう、と言う彼女。いやでも、気持ち的には無料でも、何かしらの支払いがあって受け取るポイントな訳だから、完全に無料って言いきることは出来ないんじゃないかい?
いや、無料なのよ。支払った分は商品を受け取ったりサービスを受けたりしているから。ポイントには一切お金を払ってない、のだそうだ。
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例えばもし、どこかのグローバル企業が全ての航空会社で使えるポイントを強化して発行し始めたとしたらどうだろう。お金で航空券を買う人がいなくなってしまうかもしれない。
そしてそのポイントが仮想通貨よりも現実的に使えて現金には換算できないものだとしたら、消費税や所得税もかからない。
夢のようではないか!
ただそのポイントを得るために、どれだけのお金を使わなくてはならないのだろうか?ってことを考え始めると、ちょっぴり複雑な気持ちになる。
やはり私のような悲観的に小賢しいことばかり考えてしまう人には、プロのポイントゲッターからポイント集めのコツを伝授してもらう必要がありそうだ。
↑↑ お金について思ったこと。こんな記事もあります。