見出し画像

私のブルース🎶 sandwich blues

なんとかプレオープンした。
実際やってみるとどこに何があるか、自分で配置しながらも次々忘れていくので、「あれ?どこに置いたっけ?」と、あたふたあたふた。ネット環境もいまいち良くなくてカード決済もできなかったり。

元のお店をぶっ壊して(ていう表現がいちばん合ってる)新しい場所を作るのを、建築家じゃないし、インテリアデザイナーでもない、芸大卒自営業まっしぐらのド素人の私が、ただ頭の中のイメージを現実化したいがために、全力で向き合ってきた。胃が捩れそうになったし、怖い夢もいっぱい見た。でも少しずつ、少しずつ動き、解決していく。お金があるわけでもないので、もちろん借金をしつつ。
実際営業をしてみると、足らないものもいっぱいあるから、さらに借金を重ね。
どうするねん!って感じだけど、やるしかないのだ。

三人兄弟の真ん中の私は誰かに預けられることが多く、ひとり遊びが得意だった。まわりの大人たちが、「この子は気骨がある」とか「この子は何者かになる」とかヒソヒソと話していたのを聞きながら、心の中で「期待にこたえなくっちゃ」って思っていた。

大人になった私は「よくここまで生きてきたね。」って小さな私に言いたい。
でも、向こう見ずに走り出す私をいつも助けてくれる人がいる。倒れそうな時にいつも誰かが手を差し伸べてくれる人がいる。いつも見ていてくれる人がいる。
不思議なことがいっぱい起こる。アナザーワールド。
ひとりだけれど、ひとりじゃない。だからひとりが楽しい。

歳を重ねて、終わりのことを想像する。いつまでも同じではないというのもわかる。体力だって記憶力だってどんどん落ちていく、だけどできることはまだまだあるうちは全力で向き合いたいと思う。かっこ良く自分のブルースを奏でたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?