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Tシャツとデニムとチャリンコブルース
この先がどうなるのかはまだわからないけど、とにかくひたすら働いて泳ぎに行ってご飯を作って食べる毎日。走り続けている方が必要なものが見えてくるもの。
日々起こることからメッセージを受け取っては「ふむふむそういうことか。」なにげなく話しかけられる言葉の端っこに感情が動いたり。
人生がまだまだ続くお年頃ならば、全身全力で受け止めて応えていくのだけれど、なにせオールドなもんで、5年後とか、10年後とかのことを想像すると無責任なことはできないなって考えてしまう。
高校生の頃も大学生の頃も、大人になってもずーっと働いて自力で生きてきている。働く姿はほぼ夏はTシャツとデニムで冬はタートルネックとデニムで過ごしてきた。あれから40年以上経ったオールドになっても同じ格好をしてる。洗濯機で洗えるものばかり「働くこと」ありきのラインナップ。といいながらもオフの日もTシャツとデニムが心地よい。デニムを履き続けたいがために体型もかわらない。
オールドになってくると、おばちゃんのGパン姿に見られてるのではないかと「あんまりボロボロはあかんかなぁ。」と思いつつ、いっそおばあちゃんのGパン型の方がかっこええかもなと開きなおってる。
20年くらい乗り続けている赤い自転車(今はたまにしか乗らないけど)もオールドになってきた。しょっちゅうパンクするし、ギアチェンジもうまくいかなくなって、こぐとギシギシ音を立てる。「もうあかんかなぁ。潮時かなぁ。」と考え始めていた。
ミアズに来る常連の外国人たちは自転車好きが多く、中でもダニー(イギリス人)はとびきり自転車愛が強い。先日ミアズの先行きが怪しいとどこかで聞いたのか「僕にできることなら手伝うよ。お金はいらないから。」と言ってくれた。
「じゃぁ自転車を直して欲しい。」と修理してもらうことになった。
その自転車が今日出来上がってきた。、想像を超えるかっこよさで、まさしく命が吹き込まれたような感じがした。
いつものように仕事終わりに車で泳ぎに行って帰り道、店の駐車場に置きっぱなしの自転車のことが気になって、いてもたってもいられなくなり、一旦車家に帰って車を置いて夜道をてくてく歩いてお店に取りに行った。
途中雨が降ってきて、雨の中自転車に乗って坂道をギアチェンジしつつ漕いだ。うれしくて夜道をこのままETのごとく宇宙を漕いでいるような気分。そして耳の中では「木村充揮のレッツゴー古希」←(憂歌団の木村さんのラジオ)でおもろいこと言うてるし。「胸が痛い〜🎶」歌てるし。ええ感じやなぁ。走り続けるオールドもええなぁってめっちゃ勇気づけられた雨の夜。サンキューダニー!木村さん!
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