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楽しい引きこもり

2024年のクリスマスはちょうど定休日。それを通り越して寒々とした年末にお店を開けるより、休み返上で24日、25日をオープンして早めに今年の営業を終わるのもいいのではいか?と連勤でがんばったけれど、さほど忙しくもなくパンは売れ残った。
「以前なら年末は大行列で一瞬の間に売り切れたのにね。そうよ、今はもう勢いが違うんよ。まぁいいっか。冬休みに入ることだし。」としこたま冷凍しておいた。なのでお正月もいつも通りパンとコーヒーとヨーグルトとフルーツと納豆ときのこソテーの朝ごはんを食べている。

お正月といってもは特別なことはせず、いつもは息子が帰ってくるから彼の好きなハンバーグやトンカツを作るのだけれど。この年末年始は「sandwich blues2を書くぞ!」と意気込んでいるのでできるだけ家事をしたくない、だけど美味しいものを食べたい。というわけで今年は初めてごはんやハレさんのお節料理を買った。
美味しかった。

もう何がなんでも書くぞ!死ぬまでに書くぞ!書かないと私はずっと欲求不満でとっても辛いのだ。まるで便秘のよう。

休みに入った途端に大掃除ちっくなことをザッとやって、取り掛かった。
綺麗になったデスクでパソコンを開け、スマホをスピーカーに繋いでずっと育ててきたプレイリストをずっと流し続け、書き始める。1時間も書いたらコーヒーを飲んで、ちょっと書いたらチョコレートを食べ、時々体操をする。
テンションが上がるように買っておいた45rpmの高価なスウェットパンツを履いて、時々腰を振って踊ったり。
書きつつも、年始にあるワークショップのことが気になってきて、いきなりパンを捏ね出し、スープを作る。
この感じ、芸大時代に課題の作品を描いていた時に似てるなぁ。あの時作品作りの合間にパンを発酵させていたのがMIA'SBREADの始まりだったもんなぁ。

イマジネーションの海で泳ぐことが私にはとっても必要なんだって実感。
21歳の頃の私が時空を超えてここにいる。
記憶を辿ってみようとしても曖昧だけれど、あの時のドキドキした感じが音楽やパンが焼ける匂いで戻ってくる。
あの海の熱気が蒸発して空にのぼり、降りかかってくるよう。

これが出版されるかされないかなんかはわからないし、人の心に届くかどうかもわからないけれど、心の海で泳ぐことが私には必要なのだ。

歳を重ねて、世間ではオールドだけど、私の中ではいつまでもあの頃の私がいる。

紅白歌合戦は椎名林檎とユニットを組んでいた「もも」に釘付け。うぉ〜!私も一緒に踊りたーい!そのあと検索して YouTubeで見て、ちゃらんぽらんたんのライブ見て笑った。なんかパワーもらったので続き書こっと。

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