おっちょこちょいのいいわけ。
お正月も朝はいつもようにパンとコーヒーとフルーツとヨーグルトと納豆ときのこのソテーを食べていたのだけれど、お昼ご飯にお餅でも食べよっかな?ときな粉餅を作って食べたらガリッ!「あれ?」お餅と一緒に治療済みの歯が抜けた。(歯に被せてある歯が取れた)というわけで、今年はほぼお餅を食べていない。
咄嗟に年始のワークショップまでには!と月曜日に予約を無理無理入れてもらっていたのでなんとかなったけど、怖くてお餅が食べられない。
春日大社近くの立地のおかげで年始のカフェはありがたく忙しかった。でもあわててコーヒーポットを転かして左手の甲に熱湯をパシャ!とかけてしまって火傷をしてしまった。氷をギュッとタオルで縛ってその日の営業は乗り切ることができた。
ちょうどその日はジムのプール開きの日だったのでなんとしてでも泳ぎに行きたいということで、テーピングをして泳ぎに行った。プールの水は温水とはいえ冷たいので痛くなくてラッキー!初泳ぎは気持ちよかった!
でもワークシップは大きな絆創膏を貼って臨むことになった。
店主の森かおるさんは、以前から料理雑誌などで隣同士に載っていたり、友人が共通したりして知っていたのだけれど、2年前だったか3年前だったか、TRUCKで毎年開催されているビーズアクセサリー展で、やっと出会えた人。
TRUCKのひりんこに紹介されて「あ!知ってる知ってる!」って前からお互いに知り合いのように仲良くなった。雑貨屋から飲食業、本の出版と経歴も似ているので話が合うし、なにより二人ともサバサバタイプ(男っぽいというか、おっさん)なので面白い。
昨年の冬。お店を閉店するかもしれない状況だった時、自宅や出張で料理教室をしつつ、書き物をして生きて行こうかなって思っていた。
以前からかおるさんに「料理教室やってよ〜」と言ってもらっていたので、タイミングよく、久しぶりのワークショップをさせてもらうことになった。それが昨年の7月。準備はたいへんだけど、やっぱり直接参加者とみっちりと時間を共有するのは楽しい。募集はあっという間にうまったので、ぜひ次回も!ということで定期開催が決まった。
今までにも自分の店や、くるみの木、三重県、香川県、東京、ワークショップをしてきたけれど、ここ数年はやっていなかった。でも、ずっと作り続けてきて、さらにブラッシュアップした技や、細かいコツのことを話せるし、楽に作れる方法を伝えられるのはいいなと思うし、何より対面すると自分から言葉が引っ張り出されてくるのが、自分でもびっくりする。
年末に人数分の粉セットを計量し、ドライフルーツを刻み、お正月にテキストを作り、前日に道具や材料を揃えてと、数時間のためにコツコツ時間を費やし準備をした。そして当日、忘れ物がないように何度もチェックし車に乗り込んだ。
途中、いつもと道の様子がちがうな、混んでいるからナビが別の道を誘導しているのかな?と思ったら、京都でも違う場所にあるレリッシュに誘導していた。「ひぇ〜!」慌てて切り替えてブーンと戻ったのだけれど、本来なら40分くらい前に着く予定が10分前に!
参加者はほぼ揃っていて、焦ったけど、トークから始めたのでなんとかなった。
午前クラスと、午後クラスを終え、さて、帰ろうか?と思ったら参加者の一人が「信じられなーい。誰かがダウンを間違えて着て帰ってる!」と慌てていた。同じ黒のダウンで違うメーカーだそうだ。
他の人は出て行った後だったので、被害者はセーター姿で帰ることになってしまった。でも「車なので大丈夫です〜」と笑顔だった。
そうそう!歯が抜けたことを店主のかおるさんに話したら、大笑いしながら「うそや〜!私もやねん!お餅食べたらガリって取れてん!」彼女の歯はまだ戻ってないらしい。
帰りの車の中で「違う場所の同じ名前のお店。違うメーカーで同じ形の服」
「歯が抜けたら友達の歯も抜けた。」これはシンクロニシティか?っにやにやしていた。
さっき泳ぎに行ってジャグジーに浸かりながら隣にいる人に「見てみて!やけど!」って自慢げに大きな火傷跡を見せたら、その人も「私もコーヒーを入れててお湯を被って大きな水ぶくれができたの〜」と言った。
今年に入ってから正夢が2つあったし、これは何かのお知らせか?
おっちょこちょいの言い訳かもしれないけれど。