自キャラの妄言委員会

 だそれじと広義の自殺の親和性について。
 語りたい夜が、想いを馳せたい夜があってもいいじゃない。

 そう思いませんか!?

 そもそもだそれじとは。
「最強の名前トーナメント」の男装の麗人杯の略称です。だそれじ。おもしれー略称。

 現在時刻は3時過ぎ、今日も仕事ですが。
 話していきましょうね。


《双頭の左腕》鷲嵜 真(すさき まこと)
「悪魔に選ばれた憑依型」嘘虚 戯(らいど かいら)

 このふたりを提出しました。

《双頭の左腕》鷲嵜 真(すさき まこと)

毎朝4時に起きて剣技を磨いている。
その後、会議が始まる7時まで1時間弱の二度寝をするらしい。

「おい、何をふざけた真似をしている。茴香騎士団を束ねるのは我が弟ミノルだ。気持ちはありがたいが、……革命など望んでいない。今宵は眠りなさい。嗚呼、私は何も見なかった」

「……大丈夫だ。怯えることはない。これからは、……極力顔の判別が出来ぬようにしておけ。それと。……ぼくの髪を切ってくれないかい? へへ、どうしても後ろは見えなくてさ」

イメソン:キミノカゼニナル

 そう、イメソン提出欄が先に見えたから、キミノカゼニナルのキャラクターを作りたかったわけですよ。引っ張って言ってくれる強い女性が好きなので。
 台詞一つ目までもそうでした。
 芯のある、強い女性。「女だから」と二番目にされてしまったことに全く負の感情はなく、あるがまま、全体がよりよくなるように判断して行動していたんです。

 それなのに台詞二つ目。あぁ、彼女を思ってしまった人が、弟を、リーダーを殺してしまった。
 
 言ってしまえばよかったんです。本当のことを。
 隠す必要なんてないのに。あなたは悪くない。

 それなのに、騎士団から弟が失われるくらいなら、自分が死んだことにして、そうした方が全体のためになるって。そう思ってしまうんです。
 彼女にとって「全体」に自分はカウントされていなくて。

 殺人鬼ひとりを捕まえさせても、弟が死んでしまった事実は変えられない。じゃあ、それは許して、自分が弟として生きるのが、騎士団のためになるって、そう判断するんです。
 自分が失われることは全く考えていません。見えていないんです。あんなに視野の広いまことさんなのに、自分のことだけ、何も見えていなくて。

 そんな広義の自殺のお話です。


「悪魔に選ばれた憑依型」嘘虚 戯(らいど かいら)

「現代のハトシェプスト」嘘虚戯が主演映画『ファラオ-最も高貴"だった"22年-』にかける想いとは

知ってるかい? 「薔薇はどんな名前でも甘く香る」んだ。でも、色が違うだけで別の意味が与えられてしまう。
さーて、君はわたしに何色を望む?

「ハトシェプスト」──世間はわたしをそう呼ぶ。如何に彼らになったとて、わたしは本物になれないわけだ。
……なら。完璧な君たちの理想を。
思い悩み踠き足掻く存在は何よりのエンターテインメントだろう?
嗚呼、何者にも成れぬわたしに。わたしは成ってやろうじゃあないか。

無気力クーデター

 まことさんとは正反対。
 芯のあるまことさんとは違い、嘘虚戯には何もない。信じるものがあるから自分を殺してしまったまことさんとは違い、何もないから自分をどうすることも厭わなかった。それだけ。

 求められるように、それだけ。
 もう彼女に対する説明とかないです。
 求められるように生きています。

 嘘虚戯。らいどかいら。空っぽの名前。

 でもね、嘘をさ、その嘘はよくない。
 トランスジェンダーを装って、それを「コンテンツである自分」にするのは、よくないことだよ。

 苦しみはコンテンツになるけれど、嘘の苦しみは本当の苦しみを、もっと苦しめてしまうことがある。
 ……でも、嘘虚戯は絶対にぼろを出さないから、裏のない嘘は真実になるのかな。
 誰かの救いにはなれているんだろうね。
 裏がないんじゃなくて、何もないだけなのに。



 もう3時半。過ぎた。何も考えられない。
 これが、だそれじと広義の自殺の話です。
 想いを馳せる夜になりましたか。
 もう眠いですね。寝ましょう。

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藍田にゃを
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