幼馴染同士の掛け合い

真乃

真乃「灯織ちゃんの髪、柔らかくて気持ちいい……ずっと梳かしてたくなっちゃう……ふふっ」 
灯織「そうかな、普通だと思うけど……真乃が梳かしてくれるもの、とっても気持ちいいよ」

真乃「めぐるちゃん……っ　ふふ……ごめんね、ただ呼んでみたかっただけなの」
めぐる「えへへっ　じゃあじゃあ、わたしも！　まーの！　ふふ」

真乃「これ……　この間、雨上がりに虹が出てた写真を撮ったの……！」
透「いいね　グー」

真乃「円香ちゃん、透ちゃんとお隣同士なの、いいなぁ～……」
円香「……真乃だって、灯織と隣でしょ」

真乃「改めて、私たちみんなで仲良く出来てるのって素敵だなぁ……
あ……えっと、急にごめんね……っ」
小糸「え、……う、うん！」

真乃「あ、雛菜ちゃん。ふふ、おはよう……っ」
雛菜「やは～！　おはよう～～～♡」

灯織

灯織「真乃、放課後、公園に散歩に行かない？」
真乃「うん、いいねっ　誰を誘おうかな……？」

灯織「めぐる、この前の体育の授業、分からないところがあったんだけど……」
めぐる「うんっ！　後で練習しにいこっか！　公園、だれかいるかな……？」

灯織「人の顔、覚えるの大変だよね……　透先輩はどうですか？」
透「んー　私もあんまり　むっずい」

灯織「棒アイス買ったんだけど……　円香先輩も食べます……？」
円香「ん　もらっとく」

灯織「……待って　今、幼稚園の頃に流行った気がする何かが頭をよぎったんだけど　何だか全然分からない……！」
小糸「ぴえっ……　な、なにかヒントはないかな？」

灯織「星座が同じだから、雛菜の分の占いも毎日一緒に確認できるの、いいよね」雛菜「あは～　雛菜は毎日しあわせだけどね～～？」

めぐる

めぐる「まーのっ！　あーそーぼー！」
真乃「ふふっ　いーいーよーっ」

めぐる「灯織の作るたこ焼き、また食べたいなー……？　ほんっとにおいしいから！」
灯織「ふふ、それ何年でも言ってくれるよね　……あ、変な意味じゃなくてっ　嬉しいって意味で」

めぐる「今週の映画観賞会！　何見るの？　わたしだけに教えて！」
透「あー　ふふっ、スパイがチキンつくるやつ　おもしろいよ」

めぐる「あれっ？　今日はコーヒーなの？」
円香「……これ苦かったから、後でレモンティー買い直す」

めぐる「今日も透の部屋に集合ね！　やるぞー、お菓子パーティー！」
小糸「う、うん！　わたしも色々買ってくね……！」

めぐる「雛菜ー！　お話したいなー？」
雛菜「は～い　いいよ～♡」

透

透「あ、真乃ちゃん」
真乃「あ、透ちゃん」

透「……あっ」
灯織「……！？　な、何かあった……？」

透「お疲れ様ー」
めぐる「お疲れ様ー！ あ、睫毛ついちゃってる……　ちょっとじっとしててねー――」

透「えーと、パス」
円香「――ちょっと　何パスしてんの」

透「マンモクスンがさ……あれ？　マンモスクンが……あれ？　マンモス君がさ――――」
小糸「 と、透ちゃん……！　なんの話……！？」

透「 爪……　なんか、取りたくって」
雛菜「いいよ～～～　取ったらまた塗る～～～♡」

円香

円香「……結局、『ほわっ』ってどういう意味？」
真乃「ほわっ……？」

円香「……何かあった？」
灯織「えっ、え……？　何もないけど……ダメでしたか？」

円香「そういえば……　今ってどこに出張？　今度見に行くから」
めぐる「えへへ、ありがとうー！　今はバレーボール部だよー！　来週の土曜日試合なんだー！」

円香「少し寝るから……10分で起こして」
透「え、寝るんだけど　私も」

円香「……何か言いたいことは？　５・４・３……」
小糸「ぴぇ！？　な、なんだっけ……！？　えっと……　ご、ごめんね円香ちゃん……！」

円香「もうちょっと　静かに喋れない？」
雛菜「喋れない～～～！」

小糸

小糸「あ、真乃ちゃん……！　え、えへへ、おはようっ！」
真乃「ふふっ　おはよう、小糸ちゃんっ　今日もいい天気だねっ」

小糸「灯織ちゃん、お疲れ様！　勉強会、……どうする？」
灯織「お疲れ様　うん、予定通り決行　小糸の家、お邪魔するね」

小糸「めぐるちゃん、やっぱり……お、おっきいなぁ……」
めぐる「……？　うん！　いつでも小糸の力になれるよ！」

小糸「と、透ちゃん……！　今日みんな……　透ちゃんの家に行くって……」
透「うん　今川焼あるって　お母さんから」

小糸「ま、円香ちゃん……！　あの、この問題わかる？　教えて欲しくて……！」
円香「 嫌　……嘘、冗談。　これはね――……」

小糸「も、もう雛菜ちゃん……！　ごろごろしちゃだめ！　宿題やった！？」
雛菜「え～～～……　小糸ちゃんなんでもだめって言う～～～」

雛菜

雛菜「あ～～～！　久しぶりにまた缶蹴りしたいかも～！」
真乃「う、うんっ　予定合わせて　みんなでやりたいねっ」

雛菜「すっごくいい位置に　ほくろあるよね～」
灯織「えっ！？　……それ褒めてるの？」

雛菜「あは～　今日もすっごい元気だね～？」
めぐる「えへへ、雛菜といっしょにいるからだよー！」

雛菜「あは～、透先輩～～～♡　この間あげたストラップ、使ってくれてる～～～？」
透「使ってるよ　……あれ？　これだっけ」

雛菜「 透先ぱ～～～～～……　……なんだ、円香先輩か～　がっかり～……」
円香「……で？」

雛菜「小糸ちゃ～ん！　雛菜の右手と左手、どっちにお菓子があるでしょうか～？」
小糸「え、えっと……！　じゃあ、右……！　――あ……お菓子のゴミだ……」