【MIA】主にマーリンズファン目線で見た、ドジャースvsマーリンズ3連戦の見どころ
皆さんnoteはお久しぶりです
どうもマイア・ミッシーです
いよいよ本日9月18日(現地時間17日)から、MLBファン…いや世界中の誰もが望んだビッグカード(大嘘)
ロサンゼルス・ドジャース vs マイアミ・マーリンズ
の3連戦が始まりますね!
今回はそんな世紀の一線(?)について見どころを、主にマーリンズファン目線で語りたいと思います。
・3連戦日程,予告先発
・マーリンズの注目選手
・順位表から見る両チームの現状
・3連戦の両チームの注目ポイント
という感じで情報をまとめて取り上げていくので、是非ご覧下さい!
それではどうぞ!
【3連戦の日程・試合会場】
日程
会場:ローンデポ・パーク(フロリダ州マイアミ)
侍ジャパンが世界一に輝いた2023年WBC決勝戦が行われたことで日本で知名度が上がった、屋根開閉式のマーリンズの本拠地球場。平均的な球場のサイズと比べやや広めなので投手に有利の傾向があります。
今回マーリンズが対戦するドジャースには、WBCで胴上げ投手となった大谷選手が在籍しており、マイアミでの試合はその時以来となります。ちなみに大谷選手はローンデポ・パークでの試合でまだホームランを打ったことがないので、この球場で大谷選手のホームランが出るかどうか注目です。
【予告先発投手】
第1戦 18日(現地時間17日) 試合開始 7:40
投球スタイルは対照的ですが、両者共に今後へのアピールというものが求められている投手同士の投げ合いとなりました。
ドジャースの先発はボビー・ミラー。昨シーズンメジャーデビューし平均約99マイルの豪速球を武器にいきなり活躍も、今シーズンはその速球の質が大幅に悪化し打たれまくるなど大不振。ここ2登板は続けて6失点以上喫しており、ファンからは不安や心配の声が色々聞こえている状況。マーリンズ相手打線に好投して、復調のきっかけを掴みたいところです。
対するマーリンズの先発はMcCaughan(あえて英語表記)。ミラーと対照的に速球(主にシンカー)の平均球速は89マイルと遅く、スイーパーの割合が40%ある技巧派右腕。メジャー定着に向けてドジャース戦は格好の場であるので、好投してアピールしていきたいところ。
また彼はMLBトップレベルの表記揺れの多さを誇る投手なので、日本のメディアが彼の名前をどう表記するのかにも注目です。
(例)
マカッケン,マカッキン,マキャッキン,マキャックン,マキャッケン,マコーガン,マッコーガン,マクコーハン,マッコーハン,マコーン,マッコーン,マカッカン,マッカカン,マカッガン,マケイゲン等
第2戦 19日(現地時間18日) 試合開始 7:40
ドジャースの先発はナック。
制球面の評価が高く、スライダー,カーブ,チェンジアップをバランスよく織り交ぜ、フライボールを多く打たせる技巧派右腕です。球種別の被打率はどの球種も.250以下ですが、フォーシームは長打率5割超と高く長打リスクがあります。
マーリンズの先発はウェザーズ。
今シーズン才能が花開いたまだ24歳の左投手。フォーシームの平均球速が約96マイルと左投手の中では上位クラスの速さで、そこに決め球のスイーパーとチェンジアップ、そして今年からレパートリーとして加え多投し始めたシンカーを織り交ぜ、ゴロの山を築くピッチングを見せています。
左人差し指の負傷の影響で、6月7日の登板を最後にIL入りとなりましたが、今回の登板でようやく復帰が叶いました。ドジャース打線相手に十分張り合える実力はあると思うので、どのようなピッチングを見せてくれるのか楽しみです。
第3戦 20日(現地時間19日) 試合開始 5:40
今回のドジャースの3連戦で1番投手戦になりそうなのがこの第3戦。
ドジャースの先発はフラハティ。TDLでタイガースから獲得した、今シーズン見事復活を遂げた元カージナルスのエース投手。マーリンズにとってこの3連戦の中で一番手強い先発投手であるのは間違いないでしょう。
対するマーリンズの先発はカブレラ。150キロをゆうに超える高速チェンジアップが武器の投手として有名な彼ですが、ここ最近の登板では課題のコントロールが大きく改善し、直近の7登板では40.2回を投げ与四球16個と安定し、防御率は2.88と好調です。
【アクティブ・ロースター登録選手】
※下記のリンク(MLB.com)からご覧下さい
ロサンゼルス・ドジャース
マイアミ・マーリンズ
【マイアミ・マーリンズの注目選手】
前回対戦した時と比べ今回のマーリンズの戦力は大幅に選手が変更。その中で主力として活躍してる選手や台頭中の若手などを、注目選手としてピックアップし紹介します。
【野手】
63 ゼイビア・エドワーズ Xavier Edwards 右投両打 守備位置:SS
コンタクト能力と走塁能力の両方が非常に優れている、現在24歳のマーリンズ新SSレギュラー。
5月にトレードで放出されたアラエス(SD)や、7月にトレードで放出されたチザムJr.(NYY)に変わるリードオフマンとして。シーズン途中に解雇されたティム・アンダーソンに変わるSSのレギュラーとして、7月後半から出場機会を掴み、今シーズン現時点で59試合に出場し打率.324,27盗塁を記録するなど活躍。彼のプレーを見ると、随所で野球IQの高さを感じさせられます。
現地時間7月29日の試合では、メジャー初本塁打を記録し、さらに同日球団史上2人目となるサイクルヒットも見事達成。来シーズン以降、首位打者や盗塁王といったタイトル争いに加わってきそうな才能のある選手だと思いますので、彼にぜひご注目を。
24 コナー・ノービー Conner Norby 右投右打 守備位置:3B/2B
今夏TDLでオリオールズに移籍したトレバー・ロジャースとの交換で、カイル・ストワーズと共にマーリンズに移籍してきた強打の内野手。
メジャーデビューを果たした今シーズンは、ここまで33試合に出場し8本塁打を記録。再建モードに突入している現在のマーリンズでは、前述のエドワーズとノービーが1.2番コンビとして、新たなチームの強みになろうとしています。広角に長打を打ち分けることが出来る強みがある一方、フリースインガータイプの選手で、三振が多さは課題。ここ数試合は不調に陥っているので、ドジャース相手に真価を示したいところ。
36 ジェイク・バーガー Jake Burger 右投右打 守備位置:1B/3B
打てるボールが来たら初球からどんどん振っていく、今シーズン現時点でチーム最多本塁打の主砲。
昨シーズンはホワイトソックスとマーリンズで計34本塁打。夏に途中加入したマーリンズでPS進出の立役者の1人に。今シーズンは春先不振に陥るも、オールスター後に一気に本塁打を量産。ただ9月以降本塁打がまだ出ておらず、調子の並が長期的に変動しています。それでも数少ない本塁打を打てる選手として、彼が打線にいるのは大きいです。
ちなみにぽっちゃり体型で盗塁は非常に少ないですが、MLB平均以上のSprint Speedを記録するなど足が結構速く、NPBの選手で例えるなら西武に所属している"おかわり君"こと中村剛也選手のようなタイプの選手でしょうか。
12 ヘスス・サンチェス Jesus Sanchez 右投左打 守備位置:RF
8月5日の試合で、今シーズン現時点でMLB最長飛距離となる480フィート本塁打を記録した、当たれば飛ぶドミニカ共和国出身の外野手。
打球関連の指標に優れる一方、左投手相手に現在打率.137,OPS.407と壊滅的な数字だったり、走攻守全てにおいて判断ミスや荒らさが目立つ部分がありますが意外に器用な面もあり、特に逆方向への流し打ちが結構得意で、シフト敷いてない時(打率.289)よりシフト敷いた時(打率.310)の方がヒットが出ています。また走力はMLB平均レベルながら、今シーズンは積極果敢に盗塁を敢行し、ここまで昨シーズンの3盗塁を大きく上回る14盗塁を記録しています。
4 ニック・フォーテス Nick Fortes 右投右打 守備位置:C
ボールブロッキング能力に定評がある、守備面での活躍が光るマーリンズの主戦捕手。
昨シーズンは平均ポップタイム2秒台や送球の正確性の面で精彩を欠きましたが、今シーズンはその課題が改善。(盗塁を企画される回数は多めですが)盗塁阻止数MLB1位を誇るマーリンズ捕手陣の主戦捕手を担い、シューマッカー監督や投手陣から信頼を置かれています。フォーテスは果たして、現在25回連続で盗塁を決めている大谷選手の盗塁を阻止することはできるでしょうか。
ちなみに打撃は上記の成績見ての通り決していいとは言えませんが、今シーズン三振率が約12%とMLBの中では低く、また得点圏打率で.286と比較的打ったりするなど意外性があり、意外と侮れません。
【投手】
51 デクラン・クローニン Declan Cronin 右投 役割:リリーフ
シンカーとスライダーのコンビネーションでゴロの山を築くグラウンドボーラー。
グラウンドボーラーとして能力は既にMLB屈指のもので、今シーズン現時点のGB%は58.1とMLB上位レベルで、被本塁打はわずか1本。前の試合でナショナルズのジェームズ・ウッドに本塁打を打たれるまでは、シーズン被本塁打0を維持し続けてきました。
今回のドジャースとの対戦では、シーズン50本塁打達成が近づいている現在NL本塁打王の大谷選手が、もしMLB有数のグラウンドボーラーであるクローニンと対戦する機会があれば、彼から本塁打を打つことができるのかどうか見物です。
38 ヘスス・ティノコ Jesus Tinoco 右投 役割:リリーフ
昨シーズンNPBの埼玉西武ライオンズに所属していた日本の野球ファンにも馴染みのある投手。
西武を退団後はレンジャーズとマイナー契約を結び、その後リリースされカブスにマイナー契約移籍しメジャーでの2登板を経て、7月30日にウェーバーでマーリンズに移籍すると、リリーフの一角で活躍し、現在では重要場面での登板も増えてきました。
日本のファンが多く見るであろうこのシリーズでは、ティノコさんには是非登板して活躍する姿を見せられたらいいなと思います。
70 マイケル・ピーターセン Michael Petersen 右投 役割:リリーフ
今月ウェーバーでドジャースから移籍してきた、23年WBCでイギリス代表として出場した、イギリス生まれアメリカ育ちの剛腕リリーバー。
今シーズンドジャースでメジャーデビューを果たした男が、早くも古巣対戦が実現することになりました。彼がもし登板した際は、ドジャースファンの皆さんはきっと嬉しく思うのではないでしょうか。
その他に紹介したい選手を挙げるならば、今シーズン8月にメジャーデビューを果たした"Mr.Marlin"ジェフ・コーナインの息子、長打が魅力の外野手グリフィン・コーナイン(RF/LF)。同じく今季メジャーデビューを果たした、初期のアルトゥーベ(HOU)を彷彿とさせる雰囲気を持つ、三振の少ない170cm68kgの小柄なユーティリティハビアー・サノハ(UT)。1B/3Bを2:1の割合で守るレギュラーとしてTDL以降メジャー定着を果たした、安定感ある打撃が持ち味の選球眼のいい好打者ジョナ・ブライド(1B/3B)。堅実な2B守備と走塁能力の高さが光る、ドミニカ共和国生まれカナダ育ちの野球巧者型内野手オットー・ロペス(2B)。といった選手達がいますので、是非注目くださいませ。
【両チームの現状】
ロサンゼルス・ドジャース
現在NL西地区優勝争いを繰り広げているドジャース。マーリンズ戦を前に2連勝していますが、ただここ最近9試合で6敗を喫するなどブレーキ気味。2位のパドレスは現在4連勝しており逆転優勝する勢いで猛追しております。
地区優勝達成をまず目標としているドジャースにとって、現在目指すべきものは勿論"勝利"の2文字。日程的には今後同地区最下位のロッキーズと6試合もあり比較的少し楽には見えますが、猛追してる2位パドレスとの直接対決3連戦がありますので、後先のことを考えると、このマーリンズとの3連戦は3勝0敗もしくは最低でも2勝1敗で乗り越えて行きたいところ。
マイアミ・マーリンズ
NL西地区で地区優勝争いを繰り広げているドジャースとは対照的に、今シーズン開幕からずっと低迷し続けているマーリンズ。既に今シーズンのNL東地区最下位が確定しています。
チザムJr.(NYY)など打線の中心を担ってた野手数人や、タナー・スコット(SD)らの活躍で数少ない希望の光だったリリーフ投手数人がTDLでトレードで放出され、ガラッと陣容が入れ替わったチームは、現在目指すべき明るい未来に向けて再建モードに突入しています。
【3連戦の両チームの注目ポイント】
ここまで色々話してきましたが、ここからはこの3連戦の両チームの注目ポイントを語ります。
ドジャース
やっぱり多くのファンの皆さんが思っているであろう大谷選手が50-50達成するかどうかではないでしょうか。
現時点では47本塁打48盗塁。今まで誰も達成したことの無い前人未到の大記録達成まで、あと3本塁打2盗塁となっており、マーリンズ戦での達成の可能性が決して高くありませんが、少なからずあるという現状。大谷選手はこれまで数々の驚きを与えてくれた選手でありますので、マイアミの地で大爆発し一気に記録達成となるかどうか。
また記録達成とはならなくとも本塁打を打てば、30球団全球場本塁打に記録が一歩近づくので、大谷選手にとっても1本は打っておきたいところでしょう。
マーリンズ
この3連戦はドジャース相手に雪辱を果たすかが注目ポイントでしょうか。
今年5月にドジャースとアウェイで3連戦を戦った際は、3連敗スイープを食らうなど厳しい結果に。
そして今回やや消化試合的な雰囲気の中迎えるドジャースをホームに迎えての3連戦。前回対戦した時と比べ、メンツは大きく変わっており、前述のエドワーズやノービーといった若手選手達が主体になりつつあり、彼らの勢いのある活躍によって、何か大きな結果をもたらしてくれるのではないでしょうか。
ドラフトロッタリーの兼ね合いもあるので、3連勝しようとは無理に言いませんが、最低でも前回果たせなかった1勝をして、雪辱を果たしたいところです。
【最後に】
今回の3連戦がどのようなシリーズになるかと今言うのであれば、それは大谷選手の影響力を大きく感じるシリーズとなりそうな予感がします。
彼は既にMLBを代表する世界最高峰の野球選手。Instagramでの他の選手より群を抜いて多いフォロワー数や、数多くのスポンサー広告に出ていたり、毎日彼のプレーが日本のニュース番組で取り上げられたりと、人気・影響力は絶大。彼のプレーを見に球場に来る野球ファンも多く集客力も高く、いつもガラガラなローンデポ・パークの試合でも、今回普段以上に多くファンが来るのは間違いありません。彼の凄さが計り知れないことを思い知るでしょう。
私はマーリンズファンで贔屓の選手が晒される覚悟はありますが、大谷の50-50達成の瞬間をマイアミでの試合で見れたらいいなとは思っております。
そしてマーリンズという球団や選手が今回普段日本のメディアでどんな感じで情報が伝えられるのかにも気になります。 MLBの中では人気がない球団であり、日本でもメディアとかであまり取り上げられることが少なく、取り上げられてもファイヤーセールやフロント陣のゴタゴタなど何かとネガティブなことが話題になってしまう球団であり、今シーズンも地区最下位確定という感じで、前回のカードではスイープを食らったりとネガティブな形で行ってます。
今回の3連戦ではなるべくポジティブな形で行って欲しいなと思っているで、皆さんには例えばマーリンズの選手が活躍した際には是非
マイアミにもこんな選手がいるんだ!(*^○^*)
というような感じで日本の野球ファンに向けてポジティブに発信をしてもらえば幸いです。
以上で今回の記事を終了とさせていただきます。
それでは皆さん、今後も良きMLBライフを!
ドジャースファンの皆様、よろしくお願いします!
LET'S GO!! Fish!!