(本日記)【きみのお金は誰のため】
【きみのお金は誰のため】
著者 田内学
発行所 東洋経済新報社
想像していなかったラストにポタポタ。
トンカツ屋の息子「優斗」は突然の雨に降られ、アメリカの投資銀行に勤めている「七海」に連れられ、とある洋館に入る。
そこにはお金の正体を知る「ボス」がいた。
「ボス」から次のお題を出され、考える。
お金の謎1「お金自体には価値がない」
お金の謎2「お金で解決できる問題はない」
お金の謎3「みんなでお金を貯めても意味がない」
格差の謎「退治する悪党は存在しない」
社会の謎「未来には贈与しかできない」
最後の謎「ぼくたちはひとりじゃない」
お金があればなんでもできると思っていた
「優斗」に変化が起きる。
「七海」の気の強さの理由。
「ボス」の背負っていたものが「七海」と関係する。
著者は、
「お金の向こうがわには人がいるんだよ。」
そのことをしっかりと伝えたいからあぁいう結末にしたのかな?
と思った。
何かと話題になる「資産運用」。
人気№1商品でどんどん「円」が外に出ていく。
個人の幸せ大切。
でも、社会が幸せじゃなかったら個人は幸せになれないと思う。
この「幸せって」すごく難しい。
考えてもよくわからない。
日本人が、「日本いいじゃん!!」って思えるようにするのが「未来への贈与」かな?
「経済」って聞いちゃうと難しそうで身構えちゃう。
でも「経済は人の気持ち」って思うと、
親近感が湧く。
「経済は愛だよ」
そんな風に受けとった。