Mais moi,(メモア)のコンセプト
皆さま、はじめまして!
ミアです☺️
この度、アパレルブランド「Mais moi,(メモア)」を立ち上げることとなりました!
セネガル渡航前の想いの丈を綴ったので、ちょっと長いですがぜひご一読ください✨
「Mais moi,」ってどんな意味?
「Mais moi,」はフランス語で「でも私は、」という意味で、自分の意見を強調する時に使われる言葉です。
25歳の時にフランス語を勉強し始めて、拙いながらも自分の意見を言えるようになると嬉しくて嬉しくて…
「私はこう思うよ!私の話を聞いて!」という時に先生や友人との会話で何度も使った記憶があります。
メモア、めもあ、メモア…
マ行が続いて響きは可愛いけど、話者の芯の強さを表せる大好きな言葉☺️
特に日本では、職場や学校で「私はね、私はね」と連呼するとウザがられるかもしれませんが、自分の意見を言葉にできるって素敵なことだと思うんです。
中には自分に自信がなく、人前で自分の考えを言うのを控えている人がいるかもしれません。
誰かに無視されたり、否定された経験があって臆病になっている人もいるかもしれないし、
自分らしさを封印している方がラクだと思っている人もいるかもしれません。
でも私は、誰もが自分の意見を言えて、色んな人の話が聞きたいし、自分の考え方を主張する人とのコミュニケーションが増えると知見が広がると世界がもっと輝かしいものになると信じています。
"Mais moi,"
「でも私は、」と誰もが自分の意見を自信を持って堂々と言える世界を目指したくて、この名前にしました。
ブランドコンセプト「世界を味方にして、自分を解放する」
「世界を味方に」は世界中のファッションに触れる事で視野を広げ、自分らしい生き方を見つけてほしいという意味を込めました。
「自分を解放する」には環境、肌の色、性別、体型、障害の有無に関係なく自分らしさを見つけ、表現し、輝くという意味があります。
「世界」という言葉を入れたのは私が10代の時に訪日外国人の集まるイベントに何度も参加しアジア、ヨーロッパ、中南米など多国籍な人たちの様々な生き方を見てきた経験にあります。
多い時は一度に20ヵ国以上もの国籍の人が集まって、一緒に観光し、ご飯を食べて、お酒を飲んで楽しんで…
宗教、年齢、職業はもちろん、生活習慣や価値観も全く違う人たちがお互いを認め合う素敵な空間でした。
私はこのような環境が世界中にあれば良いなと思ったし、こういう環境作りを私の人生のテーマにしていきたいと思いました。
大学生の時にそれに気づけたのは、とても大きい事だったと思います。
さらに、そこで出会った人たちに「日本ではどうなの?」ではなく「ミアはどう思うの?」という質問をいただく事が多かったのも印象的でした。
恋愛観、結婚観、人生観、私は何が好きか、何が嫌いか…
この時になって初めて、私は「私らしさ」を発信することが楽しく思えるようになり、次第に自分自信に誇りを持てるようになりました。
もっと自分の考えを主張しても良いんだ!むしろ、言わないと私が何を考えているのか、どんな人なのかすら分からないじゃん!
誰が何と言おうと、自分の好きなものを信じて突き進んでいいんだ!
と思えてから自分の考えをなるべく主張するようになり、自分のことをもっと好きになれました。
なぜ、アパレルブランドなのか?
私の母は難病を患い右半身が上手く動かせなくなってしまいました。
いわゆるプラスサイズということもあり、誕生日や母の日のプレゼントにお洋服を送る時はいつも苦労します。
「これは着脱しやすいか?」
「二の腕やお腹がキツくないか?」
特に可愛いもの好きな母なので、ガーリーだけど機能性のあるような、そんな全てが満たされてるお洋服になかなか出会うことができませんでした。
家族やパートナーなど、大切な人とみんなでお揃いのお洋服を楽しめるような、性別関係なく、どんな体型、年齢の人でも着られて、着るとテンションが上がるお洋服はないか…?
「ないのなら、作ってしまえ!どうせなら旅行好きだった母がワクワクするような洋服を作りたい!」
そう思い、今回アパレルの仕事を辞め、セネガルへ渡航することにしました。
(こんな気持ちになったのは母のおかげなので、もちろんセネガルに着いて1着目は母へワンピースを送りたいと思っています!)
私は着ているもので人は変われると思っています。
「今日のコーデ可愛い!私、可愛い!」って思ったら1日ハッピーになれて新しいことにも挑戦したくなる。
反対に「え?今日のコーデ微妙かも?」と家出た後に気付いてテンションが下がる。
見た目の自信は行動に直結する。
私はアフリカ布をはじめとする様々な国の布を通して世界との繋がりを感じて「世界にはこんな考え方があるのか、こんな人たちかいるのか」と気づきを得るお手伝いがしたい。
そして、世界中からファッションのヒントを得て、楽しんで、そして「今日は気分が良いからいつもとは違う事をしてみようかな」と新しい挑戦をするお手伝いがしたいんです。
新しい発見をたくさんして、「世界には色んな価値観があって、お互いの個性を認め合っている。私もきっと、このままで良いんだ」と次の日に自分のことを他の人に話すきっかけになったら。
そう思い、この度「Mais moi,」を立ち上げたいと思いました。
なぜセネガルなのか?
アフリカ布を使ったアパレルブランドがたくさんある中で、なぜセネガルなのか?
ブランドコンセプトに「世界」とあるように、正直私はアフリカにこだわっているわけではありません。
ゆくゆくは世界中のテキスタイルを使ってユニバーサルファッションを作ってみたいと思っていますが、まず第一弾としてお洋服を作りたいと思ったのがセネガルでした。
私は24歳の時に世界周遊をして、1カ国目のインドの次に2カ国目に訪れたのがセネガル。
そこで出会った人たちはとても優しくて、迷子になったらすぐ助けてくれるし、お喋りが大好きで初対面なのに「やぁ、元気?」とすぐ話しかけてきてくれます。
そのフレンドリーさ以上にびっくりしたのが、彼らのオーラの強さ!!
特に女性は色鮮やかなアフリカ布に身を包み堂々としていてかっこよく、座っているときも道端を歩いているときも背筋が伸びてシャキッ!としているように感じました。
当時はフランス語の勉強を詰め込みすぎて、お洋服をテイラーさんに作ってもらう心の余裕がなかったのことに悔いが残っていますが、今回の渡航ではそんな後悔も覆すくらい素敵なお洋服をたくさん作っていきたいと思っています。
最後に
2022年7月現在の私のブランドへの想いはこんな感じで締めくくりたいと思います。
セネガルに渡航するまであと2ヶ月とちょっと。
開業届もまだだし、デザインもスケッチに描いてはいるけどディテールはまだ曖昧。
これからブランド名の入ったタグを用意したり、イエローカードを再発行したり(以前セネガルの渡航前に黄熱病の予防接種したのですが証明書をなくしました…)と、やることはたっくさんあります。
「やること多いなぁ、やばいなぁ」と思いつつも、この状況を楽しんでいます。
私のアパレルブランド立ち上げ、これからどうなるのか優しく見守っていただけると幸いです!
最後まで読んでくださいありがとうございます!
ではまた!