一年前の私へ、ゆっくりだけど前に進めていたよ
一年前の私から手紙が届いた。
たまたまSNSで見かけて参加したGCストーリーさんのタイムカプセル企画。
「一年後の私へ」という書き出しから綴られたnoteは、いまの私が必要としている言葉で埋め尽くされていた。
自分の言葉にこんなにも励まされるなんて。このnoteを書いた一年前はそんな未来を想像していただろうか。
自分の言葉に背中を押されたり、自分に向けてかけた言葉に心をぎゅっと抱きしめられたり。言葉ってすごいや、そんな単純すぎる感想がぼそっと口から溢れた。
読み返してからというもの、何かしらの形でいまの感情を残しておきたい、そう思うようになった。だからいま一年前の私へ返事を書くように、言葉を綴っている。いつか自分が悩んでしまったときこのnoteが励ましになればいいな、そんなことを願って。
・・・
一年前の私へ
お手紙ありがとう、ちゃんと手元に届きました。
遠回りしながら自分に合った働き方を模索してるのがいまの自分って書いているのを読んで、私は思わず笑ってしまいました。だってつい最近も同じことで悩んでいたから。
でもね、ちょっとずつだけど前には進めているよ。
私にとっての理想の働き方って何なんだろう、私は何を頑張りたいんだろう、考えても考えても頭の中は真っ白なまま。何も思い浮かばなかった。
このままだと前に進めない、また進む方向を間違えてしまうのが怖い。そんな不安で心が支配されてしまっていた。
けどね、あなたがいうように私を支えてくれる人たちがいる。一年前もそうであったように、今回もその人たちに助けられたんだ。
そのうちの一人がこう私に言葉をかけてくれた。
あかねさんにとって仕事や働き方は主人公ではないんじゃないのかな。だから理想の働き方が思い浮かばないって悩む必要はないんだよ。仕事はあかねさんが文章や写真といった表現活動をするためのサポート的な立場なんだから。
そう、理想の暮らしはあれやこれやと思い浮かぶのに働き方だけが空白のままだった。これではだめだ、そう思っていたけどこれでよかったみたい。あなたはあなた、この言葉がすごく支えになっています。
もうひとつ、一年前の私が驚くかもしれない言葉をその人はかけてくれました。
あかねさんは最短ルートできてるよ、方向は合っているからこのまま進んで大丈夫。
ずっと遠回りしていると思っていた、だからこの言葉はかなり印象深く残っている。わたしの生き方、過ごし方、たくさん悩んできたからこそあなたは前に進めているんだよ。
だから大丈夫。
職場の人間関係にもどかしさを感じているって書いてくれたけど、それも時間が解決してくれる。不安だと思うけど、あなたはちゃんとつらい時期を乗り越えるから。そしてもうちょっとで一年半を迎える、あなたにとってはすごいことだよ。
でもね、職場の悩みを引きずりすぎないようにねとだけ伝えておきたい。だってあなたにとって仕事は主人公じゃないんだから。あなたが本当に大事にしたい人や場所に時間もエネルギーも使うようにね、これは忘れないでいてください。
一年後のあなたが元気で、やりたいことが素直に口に出せているなら、いまの私はただただ嬉しいです。
手紙の最後にあなたが書いてくれた言葉。なんて優しいのでしょうか。相変わらず悩んでしまうことはあるけれど、なんだかんだで元気に過ごせています。やりたいことも素直に口に出せるようになりました。
こうやって文章を綴ったり、カメラを手に写真を撮りにいったり、花を愛でたり、会いたい人に会いにいったり。「私が私らしいことをする」つまりそれは表現活動をすることなんだろうなとも思ったり。
つらいときは助けを求める、しんどかったら我慢せずに打ち明けてみる、自分ひとりで解決しようとしない、違和感を自分の中に溜め込み過ぎない。自分を大事にしてあげる。
一年後のあなたに忘れずにいてほしい、その思いちゃんと受け取りました。「自分ひとりで解決しようとしない」ついつい抱え込もうとしてしまうから、自分がやるべき範囲を把握するように、だね。
最後に。
一年前の私へ、自分は遠回りしてると思っているようだけどそんなことないよ。それはまわりと比べてしまっているだけ。
みんな性格もタイプも違うんだから、本来比べることなんてできないんだよって最近も言われました。だからあなたはあなたのことだけを考えればいい、『まわりのために』は余裕ができてからでも遅くないんだから。優しいあなた、その優しさはまず自分に分けてあげてください。
p.s
あの人とはいまも相変わらずです。だけど一年後の私にとって大事にしたい人でもある、かな。