トリガーショットでハプニング〜エッグドナーへの道〜
前回の検査から3日後、トロントで2回目の検診です。血液検査と超音波検査がありました。尿検査はなしです。
注射は変わらず3種類ですが、そのうち1種類の薬の量が増えました。この薬の量が増えた注射は自分で薬を配合しなければならず最初は手こずりましたが何日かすると慣れます。
そしてまた3日後の検診までは何もありません。
正直すごく暇な時間が多く、私は事前に勉強をしようと思って教材などを持って来ていましたが、薬の影響かあまり集中できませんでした。エッグドナー経験が2度目3度目の方はまた違うかもしれませんが勉強は難しかったなと思いました。
病院の先生にも言われるのですが、何よりもリラックスして過ごすのが1番だと思います。散歩へ行くのもよし、映画やドラマを見るのもよし、料理をするもよし、好きなことをして過ごしましょう。
そして3回目の検診、最後の検診です。
この日も血液検査と超音波検査のみでした。この検診で卵子が順調に育っていることが確認できたので、卵子提供の日程が2日後に決まりました。
採卵の手術の34〜36時間前にトリガーショットという注射を打たなければならないのですが私の手術日程は2日後の午後4時だったので、3回目の検診の日の翌朝早朝午前5時に打つ必要がありました。
このトリガーショットは必ず決められた時間ちょうどに打たなければならず、先生にも釘を刺されました。エージェントの方にもアラームを何個も設定してその時間を逃さないようにと言われました。なのでとても緊張してその日はほぼ徹夜で午前5時に注射を打ちました。
3種類の自己注射はその検診の日が最後でした。
実はトリガーショットについて少しハプニングがありました。私のトリガーショットは注射2本だったのですが、(人によって違うみたいです)1本目の薬剤を少しこぼしてしまいました。
その時はすごく焦ったのですが、1本でも効果があるらしく幸いなことに私の卵子や子宮の調子も良好だったようでそのまま予定通り採卵ができました。
自己注射はミスすることがどうしてもあると思うので、間違えないことがご自身の体や手術にとって1番ですが、もし何か間違えてしまっても落ち着いてエージェントの方や病院の先生に確認して指示を仰ぐのが1番だと思います。
なのでこのブログを見て落ち着いてそういうことは誰でも起こりうると安心してくださると幸いです。