神曲「AMATERRAS」を聴いてくれ
上手く書けなくて放置してた2019年の記事をそのまま公開します…
こういうのはすぐ公開しないといつまでも残り続けるんだ…
こんにちは。樹色と申します。
Tokyo 7th シスターズの楽曲はいい!という評判が多く、その中でもKARAKURIの「AMATERRAS」が特に好きなので、好きポイントを書いていこうと思います。
この記事はオタクが語るだけの記事です!
【Tokyo 7th シスターズ】KARAKURI 配信限定シングル「AMATERRAS」Trailer
https://youtu.be/g1N215wPpzs
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※この記事はゲーム内のネタバレを含みます。
「AMATERRAS」は歌詞が天才なのですが、 言葉遊び、曲調、歌っているKARAKURIとのリンク感も最高なんですよね。
天才ポイントとして、現状説明がバッチリなんですよね。
主に歌詞が特に好きな2番について語ります。
EP.KARAKURIでKARAKURIがセブンスシスターズに勝つために生まれた存在ということが明らかにされています。
空虚な勝利の歌「Wining Day」の後の楽曲ということもあり、その説明も盛り込まれているんですよね。
置き去りにされた故
怨みごとの数は知れない
霞の街
飛び立てない翼の下でもがいてる
未来仇
確証のない祭囃子
セブンスシスターズに勝つため生まれたのに、勝負する前にセブンスシスターズは解散してしまいます。KARAKURI的には置き去りにされた状況です。
また、天才ポイントとして言葉のチョイスが秀逸なんですよね。
「未来仇」という言葉は造語で、仇というのは恨みのある相手のことを指すので、過去に何かしらが起こり恨みが生まれるため、仇という言葉は過去の相手に使われる言葉です。
それに未来をつけるということは確実に仇になる相手がいることを表しています。セブンスシスターズのことを未来仇と言っちゃうのかっこよくないですか??
螺旋の紐をほどき 明晰夢もどき
繋がれてた刻を いま壊していく
新しい私 愛しい貴方の虹
壊れるほど愛しても 信じていてね
「明晰夢もどき」という言葉ほどヒトフタちゃんの状況示してる言葉ある〜!?!?と初めて聴いた時に感心して大好きになった言葉です。
「明晰夢」というのは、「夢を夢だと自覚してる夢」のことです。
夢の中でこれ夢なんだよなぁと思う時あると思いますが、それが明晰夢です。
つまり、「いつか覚めることが分かっている夢」です。
そして、明晰夢「もどき」。夢に似た状況=現実のことだと考えると、
「この状況も終わりが訪れることを理解している」のです。
夢のようにチヤホヤされてる今を終わらせようとしている様にも取れますね。
「螺旋の紐をほどき」「繋がれた刻を いま壊してく」は終わりを示しています。
終わりとは「Dr.Sergeの価値観からの脱却」のことでしょう。
彼女達が彼女達自身の歌を歌うことに決めた、EP.KARAKURI「ウイニング・デイ」のエピソードと重なっています。
だからこその「新しい私」なのですよね。
ここからの歌詞は新しい私になってからの大変だけど頑張る的な内容ですね。
と語ったのですが何が言いたいかというと、
虚しい現状、自分達が変わること、変わった先にある困難に立ち向かう意思の強さを静かなメロディで力強く歌っている素晴らしい曲です。
聴いたことある人もそうでない人も「AMATERRAS」を聴いてください。
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