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2020年10月19日からワークシートを無料配布します。

ご無沙汰してます!伊藤南です。
長いことnoteを更新してませんでした💦

 今回、「新たな試みをしてみようかな」と思って久しぶりにnoteを書いてみました。試みを発表.......しなくても大丈夫ですね(笑) まさしく題名の通りです。

明日10月19日から5日間、バレーボール専用分析ソフト「Data Volley」内で使用することができる「ワークシート」を毎日1つずつ無料配布します。

自分の物にして使うも良し、加工して使うも良し、大学内でシェアをして使うのも良し。基本的に何でもしてもらって結構です。(笑)

『今回なぜこのような試みを行うのか?』
自分なりの考えを以下にまとめてみました。お時間ある方は見ていただけると嬉しいです。

①バレーボールアナリストにとって差別化はどのように行うのか?

先日このようなツイートをさせて頂いたところ予想外に反応がありました。

これは僕が大学二年生からアナリストを始めて、多くのアナリストの方々と接する中で感じていた"違和感"から発信した内容でした。

近年、プロの世界のみならず大学、高校でも導入され始めてきた「Data Volley」。ユーザー数が増えている一方で、「アナリスト」=「データバレーを触れる人」というような現状になっていることに違和感を感じていました。

僕の尊敬している先輩に藤本さんという方がいます。その方は大学時代、こんなことを仰っていました。

「大学バレーも、映像やスカウトファイルを全部共有すれば楽なのにね。」

現状、大学バレー界では、体育館のギャラリーにカメラが大学の数並び、一つの試合に対して各大学のアナリストがデータを取っています。(極端に言えば、一つの試合に12台のカメラが置いてあり、12人のアナリストがパソコンをカタカタ叩いています。)

「Data Volley」は「誰が、どこで、何をしたか」をリアルタイムでパソコンに入力をします。すなわち、オン・ザ・ボールの現象をデータとして残していきます。

つまり、先ほどの例でいうと12人のアナリストが9割方 同じデータを取っている、と言っても過言ではありません。「誰がサーブを打って、誰がレシーブして...etc」をデータにしていくので、見間違いがない限り、ほぼ同様のデータになります。

そのような状況の中で「アナリストとしてどのように差別化するのか?」をデータバレーに限定して考えたら、以下のようなことが思い浮かびました。

①データの入力量(コード数)
②既存のデータをどれだけ使いこなせるか
③ワークシートをどれだけ使いこなせるか

この中でも特に「③ワークシートをどれだけ使いこなせるか」、ここが唯一の差別化ポイントにあたるのかな?と感じました。

②そもそもワークシートって何?

ワークシートは、数式を並べてフォーマットを作りデータを算出するものです。

初心者からすると本当によくわかりません。実際、僕も大学2年時に「Data Volley」を手にしたとき、ワークシートだけは自分の力ではどうにもなりませんでした。

そんな僕がどうやってワークシートを使えるようになったのか。きっかけは2つあります。

1つ目。僕にはたまたま、同郷岩手県の先輩である三上岳さんという方がいました。その先輩から1枚のワークシートを頂き、作り方を教えて頂いたおかげで、初心者の僕でも理解をすることができました。

2つ目。アナリストアカデミーというJVAが主催する三カ月間のアカデミーがありました。そこで宮脇さんにお会いし、講義を受けさせて頂きました。また、アカデミーの同期たちと切磋琢磨したおかげで、ワークシートをある程度、使えるようになりました。(まだまだ未熟ですが)

僕は大学が東京にあり、人との出会いに恵まれたおかげで、ワークシートを使うことができるようになりましたが、同じような境遇の人は少ないのではないかと思っています。

③ワークシートを配ることで皆平等に。そして高め合える関係に。

現状としてのアナリストは、データバレーを使えるようになる以前に「入力をすること」「既存の分析をすること」で足踏みしてしまっている。そして「ワークシートってどうやって作るの?」という疑問を抱いている。

僕は東京学芸大学において初のアナリスト。先輩がいなかったから、もがくしかなかったし、人の繋がりに頼ることしか出来なかった。

大学や高校においてユーザー数が増えているということは、同じような境遇の人が増えているのではないか。一人でもめげずに頑張っている同志がいるのではないか。

そんな人達のために、少しでも力になりたい。アナリストとして頑張りたいという人の背中を押したい。そして高め合える関係を作りたい。

これらの想いから、今回「ワークシートを無料配布する」という試みをしようと思いました。

④最後に...

自分自身、まだまだ未熟者ですし何か結果を残しているわけでもありません。むしろアナリストとして名乗れるかも微妙です。

それでも誰もやったことがない「ワークシートを配る」という試みをきっかけに多くのアナリストと繋がる。そして、一人でも多くのアナリストが仕事に自信をもち、チームに還元できる存在になれるように後押ししたいな、と思っています。

とりあえず、明日から5日間やってみたいと思います。多くのアナリストに届きますように。

P.S. 引用リツイート・シェア・コメントしていただけると、とてもとても喜びます。エゴサして絡みにいきます。

東京学芸大学男子バレーボール部アナリスト 伊藤南

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Minami Itoh
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