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引き出物はホットサンドメーカー

ありがたいことに、偶然チケットが巡ってきて、舞台「おとこたち」を観に行った。
舞台なんて片手で数えるくらいしか行ったことなくて、10数メートル先にユースケサンタマリアとか藤井隆が現れただけで興奮状態に。

映像と漫画は人並みに摂取するけど、舞台はどれとも全く違ったエンタメで「待ってくれ、こんなにすごいことが各地で毎日のように行われてるのか?どうかしてるな?」となった。

目も当てられないような、ほんとにしょうもない3人の男の半生をなぞるミュージカルで、心臓がざらっと嫌〜な気持ちになる場面がギチギチに詰め込まれてた。

この日昼間の「相談は踊る」を聞いて相談者のお悩みに激しく共感したのもあって、「嫌な気持ちを的確に表現して共有する」ってすごく価値あることだな〜と思った。


10年来の友達と半年ぶりに会ってごはん。
仕事の近況報告をひとしきりしてから、お互い同棲してるのもあって、だんだんと「結婚どう思う?」という話になった。

結婚式も指輪も名字変えるのも、なんかやたら複雑なシステムがあって、いざそのタイミングになったら「あれ、どうするのが普通?」ってなってググって、それに従うのめっちゃ変だよね?という話。
 
結婚式の話の中で「友達の結婚式の引き出物のカタログギフトでホットサンドメーカーを選んだ」と言ったら、相手が急に爆笑して
「わかる、カタログギフトのなかで『欲しい』と『元取れそうな価格帯』と『自分じゃ買わない』がばっちりハマるのって唯一ホットサンドメーカーだけなんだよね」
と言った。
これ、万国共通・世界の真理なのでは?


若干写ってる口元から浮かれてるのがわかる

平日にむしゃくしゃした気分になった時に、ネイルを予約してたので行ってきた。
数ヶ月ぶりのネイル、やってよかった。

この日は犬のジージャンを勝手に着て出かけた。犬はお洋服大好きで可愛いのをたくさん持ってるので、一緒に暮らし始めて私もおしゃれに興味が湧き始めた。

人生のテーマが「誰からも嫌われたくない」なので、誰かから嫌悪感を持たれない程度には服装にも気を配ってるけど、どうしてもセンスが欠落してるみたいで、昔からおしゃれに対する苦手意識が強い。

犬の洋服は古着が多くて女の子が着ても可愛いようなものが多くて、色々試させてもらえるのが楽しい。
多分年齢的に遅いんだろうけど、これから犬に手伝ってもらって、色々お洋服楽しんでみたいな〜と思う。


犬と家事・掃除・断捨離デー。
断捨離の末に生まれたIKEAバッグ3袋分のもう着ない衣類を売りに行く。

都心から少し離れたセカストに車で向かい、服を査定してもらってるうちに併設のGEOで漫画を物色して、査定が終わったら帰りに大きめのスーパーで買い物をして帰った。

やりたいこともできて、部屋もすっきりして、文句なしに楽しい1日だった。
だったんだけど、なんかあまりにも「絵に描いたような日曜日」すぎて一瞬変な気持ちなってしまった。

同じようなことで「休日にショッピングモールで家族で買い物するのが人間にプログラミングされた幸せ」みたいなの誰かどこかで話してなかったっけ?ハライチのターンかな?Twitterで見たのかな?
この嫌な気持ちを噛み砕くと、どうやっても自分が嫌な人間であることが浮き彫りになりそうで怖いからやめる。

人並みに幸せになりたいくせに、人並みの幸せ像には抗いたいらしい自分。いいかげんにしてくれ。

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