日々の思い出「1月5日」

今日は人生で初めて髪を染めました。そんなに明るい色でもないですけど…
でも今日のこの経験で、世の女の子たちがなぜああもオシャレに気力を注ぐのかが、女子力皆無の私にも少しわかった気がしました。
まずなぜ自分磨きがズボラすぎて女として半分終わってる私が髪を染めたのか…それは私が「並の女子大生」になるためです。というのも、私は母の家系の遺伝で小学生の頃から若白髪が生えていました。そのころは2、3本程度だったのですが、中学生になるとストレスとも相まって数10本の白髪が生えるようになりました。もともとオシャレに気合を入れた子では無かったのですが、その白髪によりオシャレは私にとってはあきらめの境地となりました。また、友人にもたまに白髪でいじられる時があって、その時はギャグで気にしていないように返していましたが、実際はとても気にしていました。なので、服屋さんに行って服を選ぶ時や雑貨屋さんでヘアピンなどを見て楽しんでいる時、私は常に「なんでこんな白髪混じりのオシャレしてない奴がこんなところにいるんだ。お前にその商品の良さなどわからないだろう。」と思われているのでは、という被害妄想を持っていました。 可愛いヘアピンや洋服を見るのは好きです。集めるのも好きです。けど、それを身につける時になって、その物の可愛さに私自身は負けてしまうので「なんでこんなものを買ったんだ。そもそもなぜあの雑貨屋に入ったのか。全然可愛くないくせに。」という具合で、髪に対するコンプレックスは私にとって大きなものでした。
そして髪を染めて、白髪も目立たなくなって雑貨屋に行ったとき、私は自分に自信を持ってヘアピンを眺めることが出来ました。いつもの、白髪が生えてる女が髪飾りを見るなんて恥ずかしい、という思いは消え去って、ただ単純に目の前にあるキラキラとしたアクセサリーを夢中で見ていました。そして、自信が持てたことによりどんなオシャレをするかを考えるのがとても楽しくなりましたし、自分磨きを頑張ろうとも思えました。
人それぞれ生まれ持った容姿があって、それぞれにコンプレックスがあるものでしょうが、それで全部を諦めることはなく、技術でカバーできるものならやってみるものだと感じました。そうすると、少しだけ、自分に自信が持てるようになって楽しくなります。