「想い」で共鳴しあえる仕事を
この二週間ほど、自分の考えや想いを伝える機会が多くあった。
一人で考え込んでいても頭の中で堂々巡りになってしまい、結局どうしたいのか言語化できない、あるいは抽象的なありきたりな言葉で終わってしまうことが常だ。
でも信頼する人たちに今のもやもやした気持ちや不安を話すと、少しずつ目の前が明るくなってきて、これからどうしていけばいいかが拓けていく感覚になった。もっと早く話を聞いてほしいとお願いするべきだったと思うほど今の視界は良好だ。
九月はオンラインスクールの課題に追われ必死だった。でもその課題をやる中で、今までの自分とリンクしたことがきっかけで、わたしにとって大切なことが明確になってきた。
それは、食や暮らしに関わるものに対して戦略を考えたり、デザインをする時の自分は心が躍っていて、「らしさ」を発揮できていると再認識したことだ。そして、その対象のものに対して想いを込めることができる仕事に携わりたいと強く思っている。
自分たちの利益のためだけに仕事をするんじゃなくて、「なんでこの仕事をするのか」「なんのためにやるのか」「この仕事の先にどうなるのか」をきちんと考え、深掘りし、言語化して、その想いがお互い共鳴しあえるような仕事がしたいのだ。
目の前のことしか見ないのではなく、それをやる上で今後どうなっていくのかまで落とし込んで仕事をしていきたい。
これまでの自分の仕事ぶりを思い返してみると、たまにふられてくる仕事の中で自分が納得できていない仕事をしたり、目先の利益のためだけにする仕事はとても苦痛だった。
そのような仕事を渋々受けても、結局のところ「想い」が乗らないので相手にも響かない。自分自身も憂鬱だなと思いながら仕事をしていたので、相手にも自分にも失礼なことをしていたのだと思う。
もうそのような仕事をするのではなく、お互いの想いを共鳴しあえる仕事をしていきたい。ちゃんと相手の深いところまで理解して仕事ができるような人間になりたいのだ。
今月もあっという間に過ぎていくのだろうけど、今以上に少しずつ拓けていくような、しいたけ占いに書かれていた「違う世界に行く感覚」が見られそうな気がしている。
その世界に行くには、自分の中にある「想い」を大事にしていくことが大きなカギになりそうだとわたしは信じている。
この大切な気持ちを言語化できるようになったのは、拙い話をたくさん聞いてくださった方たちのおかげだと思っている。こうやって大切な人たちと「対話」する時間をこれからも大事にしていきたい。