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【読書日記#02】「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ
土曜日の午後、子どものおもちゃで散らかりまくった部屋の片付けをしていたら、ふと本棚に目が止まりました。去年、心がしんどくなってしまった時期に読んだ一冊の本。このタイミングで目に入ったということは、もしかしたら無意識に少し疲れていて、ラクになりたい気持ちがあったのかもしれません。
そっと肩に手を置いてくれるような、そんな温かい言葉たち。著者である精神科医の藤野智哉さん自身、幼い頃に川崎病を経験し、今もその後遺症と向き合いながら生活をされています。その背景があるからこそ、「できない自分」も否定せずに受け入れる大切さが伝わってくるのかも。
「変えられるもの」に目を向けてこれからを生きたいじゃないですか。
うーむ、本当にそうだよなあ。
世の中には自分の力ではどうしようもないことがたくさんある。
私も昨年、家庭と仕事の両立で、もう自分ではどうにもならないことに悩み、なんとかしなくちゃ!と焦り、周りはできている(ように見える)のにうまくいかない自分に悲しくなり、結果的に休職を経験しています。
その経験を通して学んだのは、「自分の声」に耳を傾けることの大切さ。
周りの期待や意見に振り回されるのではなく、自分自身がどう感じているのかを大事にすること。
できない自分も、悩んでいる自分も、「それも私」と受け入れることが必要なんだと気づきました。
考え方の癖はすぐには変わらなくて、今でもしょっちゅう悩んだり、考えすぎて眠れなくなることもあります。でも、少しずつ、自分と向き合いながら、自分をもっと知り、大切にできるようになりたい。この本を読み返して、改めてそう感じました。
「変わりたい」と思いながらも、なんだか少し心が苦しい。
そんなあなたはきっと真面目で、頑張りやさん。この本をぜひ読んでみてください。
きっと、少しだけ、「そのままの自分」の心が軽くなるはずだから。
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