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65周年を迎える「おかあさんといっしょ」の変化と変わらないものについて考えてみた。

3歳の娘の朝はEテレから始まる。

朝ごはんを食べながらみいつけた!を見て、おかあさんといっしょでおにいさんおねえさんと一緒に歌い、いないいないばあっ!を見ながら登園準備をして幼稚園に向かう。
(テレビを見ながらの食事の是非はここでは置いておいてください……我が家はこれが一番朝の支度がスムーズなの……)

どうやら、おかあさんといっしょは今年の10月5日で65周年を迎えるらしい。
今週は「おたんじょうびウィーク」ということで、歴代のおにいさんおねえさんが毎日出演している。


今日のゲストは、けんたろうおにいさんとあゆみおねえさんで、まさに世代だった私も放送を楽しみにしていた。
娘はいつもと違う人たちがいるな〜という様子を見せながらも、いつもと変わらず番組を見ていた。

そして当時の映像で「にじのむこうに」が流れた。
最近娘は幼稚園でこの歌を歌っているらしく、このところ毎日この歌を歌っていた。

あめが あがったよ
おひさまが でてきたよ
あおい そらの むこうには
にじが かかったよ

にじのむこうに/坂田修

私もこの歌が大好き。
調べてみると、この曲が初めて歌われたのは1996年4月。私が5歳になる直前だ。
当時の私も大好きだった曲が、28年経った今でも歌われている。
親子で同じ番組を見て、同じ歌を一緒に歌っていることになる。

これってものすごいことだと思う。
子どもたちの間でずっと歌い続けられて、今でも愛されている曲がおかあさんといっしょにはたくさんある。

つい懐かしくなって、母にも「おかあさんといっしょって今年で65年で、今日はけんたろうおにいさんとあゆみおねえさんが出てたよ」と伝えた。
すると「あら〜懐かしい!」との一言。そして「にじのむこうに、好きだったわ〜」と。

親子どころじゃなかった。親子3代で好きな曲だったのか。
平和で、幸せで、うれしいことだなあ。

娘と一緒に手をつないでの登園中、ふと思った。

つないだ てと てに つたわるよ
あったかい ぽっかぽかの おひさまと
おなじ においが する

にじのむこうに/坂田修

きっと何年かすれば、娘と手をつながなくなるんだろう。
ぽかぽか、ふくふくの娘の手。
私もこの小さな手の温かさをいつか懐かしくなる日がくるはず。
もし、娘に将来子どもができたとして、その子とおかあさんといっしょを見た時に、毎日ママ、ママとくっついていた今のこと、思い出してくれるかな。


時代が変わり、2022年春にはおかあさんといっしょの夕方の再放送時間が16:20から18:00に変わった。
共働きが増えて、子ども達の帰宅時間も遅くなったからだ。

放送時間が変わった当時、私もフルタイムで働いていたので覚えているのだけど、Xでは「時代に合わせてきたのすごい!」「夕食準備中に見せたいのに、その時間じゃもう夕食食べ終わっちゃってるよ…」「親にとってはありがたいけど、子どもの生活を親に合わせなきゃいけない働き方ってどうなんだろう」など様々な声があった。

そもそも現代の働き方については私も思うところはあるけれど、実際に共働き家庭が増えている今、NHK側も見てほしい層に見てもらうために大きな決断をしたんだろう。

でも、おにいさんおねえさんの笑顔や素敵な歌声、子ども達の楽しそうな姿は今でも変わらない。
この先もずっと、素敵な番組であり続けてほしいなと思う。

おかあさんといっしょ、65周年おめでとうございます!

(ところであゆみおねえさんが当時と全然変わらない美しさなのはどういうことなの……今朝も美しすぎてあゆみおねえさんばかり追ってしまったよ)


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