「耳をすまぜば」から学ぶ 大切なことば
大好きなジブリ映画の一つに、「耳をすませば」がある。
幼い頃から、何度も何度も繰り返しみた。
自然とセリフが浮かんでくるくらいみた。
ジブリ映画はどれも好きなのだが、特にこの作品はお気に入りの一つに入る名作だと感じている。
たくさんのセリフの中でも、最近の自分の頭の中に響き続けているものがある。
それは、主人公の雫に向けて、雫の父が発したことばである。
このことばを名言とされる方も多いのではないだろうか。
物語を書くことを決心し、頑張る雫だが、受験勉強はお構いなし。
成績もどんどん落ちていくが、日々黙々と部屋で物語を書くのであった。そんな彼女の様子を見守っていた父のことばは、自分にも響いてくる。
雫の父のことば。そのことばの温かさ。
「よし、雫、自分の信じる通りやってごらん。でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても、誰のせいにも出来ないんだからね。」
人と違う生き方。
これから始まるであろう新しい生活。
自分とは切っても切り離せないことばである。
誰のせいにも出来ない。それなりにしんどい生き方。
それでも、頑張れという温かみのあるエールだと思う。
幼い頃に見ていた時には何も感じなかったことばだが、
今ではそのありがたさに気付かされる。
雫のように、温かなエールをくれる周囲の方々に感謝の思いを忘れてはならないと強く思う。