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三味線をきりばこにしまっています

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三味線をしまう桐箱を紹介します。

〜桐箱を買った理由〜

三味線の片付けにかかる時間短縮です。

それまでハードケースにしまっていましたが、
和紙の袋に入れて、
布袋に入れて紐巻いて、
ハードケースに入れてまた紐縛る。なかなか工程が多いのです。
和紙の袋もビリビリ破ってました。
布袋にも三味線がすっと入っていかなかったりしてました。

桐箱収納に変えると、和紙袋に入れて桐箱にしまうだけ。
撥は引出しにしまえます。
これで朝出かける前も安心です。

〜お値段〜

三味線屋さんで中古で買いました。

三味線屋さんにおたずねすると「4,000、3,500、ん~3000円」と
どんどん安くなっていきました。そんなおおらかさにほっとします。

〜掃除が必要だった〜

お店の中では暗くてよく分かりませんでしたが、
家で見ると、埃と汚れがいっぱい。拭いて外に干しました。
それでもややこぎたなさは残りましたが、大丈夫です。気になりません。

〜三味線のかけ方〜

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紫色矢印のさき、三味線のちぶくろという所を桐箱が差し出しているウデに掛けます。

三味線の弦は内向きです。最初は外向きにかけました。
すると、三味線の先っぽのカーブをおびた甲 (こう)とよばれる部分が
あたってしまうので、なるほどと気づきました。

ほぼ吊るしている状態です。
三味線の胴の下からつき出ている中木先(なかぎさき)という棒が、
かすかに箱の底に触れている状態です。
振り子みたいにゆらそうと思えばゆらせます。

〜桐箱の構造〜

バラバラにできます。
三味線を引っ掛けるところの板は、箱の中の溝にそってささっています。
そして、小さな木のくいでとめてあります(紫色の丸のところ)。

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このくいは、三味線屋さんになくさないようにと言われました。
ゴミと勘ちがいするといけないパーツです。

〜あんてぃーく?〜

大河ドラマを見ていると、家の中に三味線がおいてあることがあります。
今年放送中の大河ドラマ「青天を衝け」でも、徳川慶喜の側近、平岡円四郎の自宅のシーンで壁に三味線がかけてありました。売れっ子芸者だったという妻のやすさんの三味線なんですね。

桐箱はそんな時代劇に出てきそうなところもいいなと思います。

以上、三味線桐箱の紹介でした。
Let's design a room with the concept of shamisen !

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