親指の痛みが教えてくれたこと
ひと月ほど前に右手の親指をいためてしまった。食後の洗い物をしていた時、第一関節が「ピキッ」といったのだ。
なんだなんだ…
水を止めて点検してみる。第一関節を押すと痛い。飛び上がるほどの痛さを10としたら2か3くらいのものだけど。
じっとしていれば痛くない。曲げると痛い。
思い当たる節が2つあった。
ひとつはピアノの弾き過ぎ。
この時までの1ヶ月くらい、夢中でピアノに向かっていた。ふいにアレンジしてみたくなった曲があったのだ。寝ても覚めてもいろんなアイデアが降ってきて🎵その度にピアノに向かい続けた。
ほかにもYouTubeに出す予定の映画音楽にチャレンジしていたから、その曲が大好き過ぎて暇を見つけては練習していた。
何年か前に右手の「手根管症候群」というのをやった時、医師に言われたこと。女性は年齢が上がるほどにホルモンの関係で手の故障が出やすいから使い過ぎ注意!!
喉元過ぎれば熱さを忘れるというが。
治ってしばらくは気を付けていたんだけどな…
好き過ぎて完全に忘れてしまっていた。
思い当たる節のふたつめは、磨き掃除のし過ぎ。心がざわつくことがいろいろあって、無心に磨き掃除をしていた。
あちこち綺麗になって、心も落ち着いて、それはそれで良かったんだけど、ピアノと掃除と1日交代でやればよかったな。
安静を心掛けていると治ったのでまたピアノを弾く。しばらくすると痛みだす。
その繰り返し。さすがに怖くなってほとんどピアノに触らない日が続いた。
するとたちまち心のバランスを崩した。つらい気持ちになる時間が増えて、自分の真ん中に戻ってくるのに時間がかかる。戻ってもすぐに揺らぐ。
どんな嫌なことがあっても好きなピアノを弾くことでリセットできていたんだなぁと思う。
前回と同じ医師に診て貰ったのだが前のとは違うらしい。特に病名はつかず、「安静と言いたいところだけど、職業柄そうもいかないだろうから。でも鍛えるほどの指の使い方はダメ。」
結局いまテーピングをしているのが一番楽で、少しならピアノも弾けるし家事もできる。
それに全身は繋がっているので、手だけの話じゃなくて肩や他の疲れも関係しているのかもしれない。
好きなことをやっていると私の心はすぐ20代になってしまう。
親指さん。ごめんね。
あなたは痛むことで私になにを教えてくれようとしたの?
そんな会話をしている。
ひとつわかったのは、
私にとってピアノは、ほかにとりかえがきかないものだということ。
身体の奥深くから溢れてくる思いを、音を、愛を、ピアノが弾けなかったらほかにどうしたらいいというのか。
夢中になれるのも素晴らしいことだけど、身体をいためていたら元も子もない。年相応の使い方と労りを心掛けていこう。
今月末にレッスンを受けに東京に行く。
いろいろあったから約1年ぶりになってしまった。
全く練習できていないけれど焦るのはやめた。延期もしない。
先生の傍に行けるだけで幸せ。教わりたいことは山ほどある。この状況を逆手にとって、この状況だからこそ得られることを山ほど吸収してこようと思っている。
そんなこんなでYouTubeの更新もしばらくできてませんが、もし楽しみに待ってくださってる方がいらっしゃいましたら、もうしばらくお待ちくださいね。必ず復活しますから❣️
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ここぴ
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