自己紹介:フィンランド&カレリアと3つの kieli
自己紹介
私はフィンランド企業に勤めるオフィスレディです
もう四半世紀近くのあいだ
フィンランドという国に触れて暮らしてきましたから
どちらかと言うと無言を好みます
私は甘いものが嫌いではありません
また言葉が文法も含めて大好きですが
会話や, 単語を覚えるのは苦手です
私は自分の名が表にでることにあまり関心がなく
名声欲というものに反感をもっています
生真面目な楽観主義者で、現実的な夢想家で、努力家ときどき怠け者です
お財布にはたいした銭も札もありませんが
室内に大きな本棚と小さな本箱と、いくばくかの蔵書があります
私にとって音楽は心の支えの一種です
ここに書いていることは谷川俊太郎の詩の真似事ですが
こうして倣ってみると詩人の偉大さを感じます
家の庭によく鳥がきて私が弾くカンテレの音に対抗してきます
週末はフィンランド語を教えたりして過ごします
私が発する言葉は最近カレリアに関することばかりです
(谷川俊太郎「自己紹介」(2007)に倣って)
「Kieli」について
Noteでは「kieli」と名乗っています。
kieli とはフィンランド語、カレリア語の単語です。
意味は下記のとおり。
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kieli [名] 1.(人間・動物の)舌, 2. 言語, 3.(弦楽器の)弦
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「舌」で感じる美味しい伝統料理。
伝統文化を知るには欠かせなく、またその構造を学ぶのも好きな「言語」。
そして、民族楽器カンテレの「弦」。
私の好きなフィンランド、カレリアが詰まっている単語であり、大好きな一語です。この語が意味し表すフィン・カレリアの伝統を伝えたい、と常々思っています。
フィンランドに関しては、多くの方が積極的に情報発信するようになりましたのでお任せすることにして、ここNoteでは、"kieli"にまつわることを中心に、カレリアのことを紹介していきます。
カレリアに関する多くの事柄が、日本では「フィンランド文化」として紹介されています。
誤りではないのですが、正しくもない。
フィンランドとカレリア、双方に共通の文化財産を、どちらか一方の視点に偏らずに紹介できればと思っています。
しばらくはカレリア語独学記録が主ですが、少しずつ範囲を広げていく予定です。
フィンランドで制作されたカレリア語映画三部作の日本語字幕を担当。2022年秋に東京、2023年2月に札幌で上映会を行いました。引き続き、関西や別の地域での上映も計画していきます。
カレリア語映画プロジェクトについては、こちらのマガジンをどうぞ。
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