キジ島 世界遺産の木造教会群をバーチャル観光
カレリア共和国の首都ペトロザヴォーツクから約70kmにあるオネガ湖の北に浮かぶ島、キジ島。オネガ湖はヨーロッパで2番目に大きな湖としても知られています。
キジ島は、島全体が「保全区歴史建築民族国立野外博物館」となっており、島で建てられたものから、他の地域から移築されたものまで、18~19世紀に建てられた貴重な木造建築物が集まっています。
おとぎ話の世界に迷い込んだかのような色彩豊かな島の風景、22の玉ねぎ型ドームに覆われた特徴的な外観のプレオブラジェーンスカヤ教会、暖をとるためにその隣に建てられたポクロフスカヤ教会、大天使ミカエル聖堂から鳴り響く美しい鐘の音、職人による建築板の昔ながらの製造工程の実演、刺繍や機織りなどのカレリア文化を伝える姿、ぐるりと島を取りかこむオネガ湖の美しい水面、青く広がる空・・護り遺されてきた伝統の圧倒的な美しさを身体全身で堪能する、ぜいたくな時間。
360度どこを見渡しても美しい風景がひろがるキジ島を、オンライン上でバーチャル観光することができるサイトが昨年公開されました。
右上のスマートフォンマークを押すとスワイプ(PCの場合はマウス操作)可能になり、上下左右動かし、周囲の景色を楽しむことができます。
風景内にある〇に囲まれた矢印をクリック、もしくは左側のメニューから行き先を選択すると、場所が移動され、音声では各場所でロシア語の説明が聞けます。
海外旅行に行けない今、オンライン上でキジ島の自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。
キジ島の玄関口であるペトロザボーツクは、モスクワ、サンクトペテルブルクからの行き方が紹介されていますが、フィンランドの首都ヘルシンキから夜行バスで行くという手もあります。19時頃にヘルシンキ中央駅を出て、朝7時くらいにペトロザボーツク駅前に到着。お値段も片道35ユーロ(ルーブルだと若干安いです)とお手頃。ロシアへの観光ビザさえちゃんと取得していれば、入国も問題ありません(フィンランドの国境検査、ロシアの国境検査と2回入国審査を通る必要がありますが)。
最後に私がキジ島を訪れた際の写真をいくつかご紹介します。
鐘楼から見渡す島の景色、目の前にそびえるプレオブラジェーンスカヤ教会は本当に圧巻でした。これからキジ島を訪れる予定の方は、チケットを買う際に鐘楼に登るオプションもつけることをオススメします。
#カレリア , #フィンランド , #ロシア, #キジ島, #世界遺産
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