マリオカートのTAに関して僕が思ったこと、感じたこと


こんにちは。みっちおと申します。
マリオカートが大好きな人です。

今回初めてnoteという形でブログを書いてみました。拙い文章かもしれませんがご了承ください。

その第一回目はマリオカートをやってて思ったこと、特にタイムアタック(以後TA)について話していこうかなと思います。

その前になんですが、これはTAが早くなる方法とかそういう上達の仕方とかは書いていません。そもそも僕自身そういうのを書ける実力じゃないしそういうのは僕よりもっと速い人の聞いた方がよっぽど説得力あるし、ためになると思うので…。
これはあくまで成長日記みたいなものなのでそのつもりで見てください。みなさまは先生方というブログの読者であなたたちがみっちおっていう生徒の自由研究の発表を見ているみたいなつもりで見てください。参考にはしない方がいいです。

僕がこうなっただけだしそもそも僕はマリカに関してなんの実績もない人間なのでこんな自分がなんかいったところで説得力のかけらもないと思うので、TAの取り組み方とかに関しては皆さんの自分に合うやり方見つけたり僕よりもっと速い人たちに聞いてください。

それでは、よろしくお願いします。

タイムアタックを始めたきっかけ

タイムアタックについてはもうみなさんご存知かと思いますが、改めて説明しておきます。
タイムアタック(TA)とは、マリオカートにおけるモードの一つで、みなさんがイメージしているアイテムが飛び交うレースとは違って相手プレイヤーやアイテムは存在せず、一人でコースを走ってどれだけ速いタイムが出たかを競うモードです。

僕のマリカ歴なのですが、マリオカート自体はDSの頃からやっており、CPUと150ccを無限にやっていました。Wiiは持っていなかったので友達の家でやる程度でしたが、7は野良をキャラ愛があるルイージを使って潜っていました。8DXは発売当日から買っていて、野良はなぜ強いかわからないまま悪花を使いながらエンジョイ勢として2万レートくらいまでやっていました。
また、僕は以前からスマブラをやっていて、その中での非公式レーティングサイト「スマメイト」をやっていた時に、マリカにもスマメイトみたいなのがあるんじゃね?と思い、2021年後半あたりに調べた時にラウンジの存在を知り、始めていました。ただ、エンジョイ勢なのもあって、NISCやいろんな処理に関してはやり方もわからず、TAもやっていませんでした。

そのTAを始めようと思ったきっかけなのですが、多分至って普通の理由です。

去年の6月頃、くさあんさんの配信を見てて思ったんです。

くさあんさんや上位のプレイヤーがやってるマリカの各処理をできるようになりたいなぁ…

と。

昔からそうなんですけど、見ててかっこいいとか誰にもできることではないと思ったものに目を輝かせちゃうんです。テレビでオリンピックの体操でバク転とかバク宙とか見たり、バイオハザードとかでレオンとかがよくやるバケモンみたいな身体能力とか見たり、黒子のバスケでとんでもないドライブやシュート見たり、スマブラの競技シーンでゼロスーツサムスのクソかっこいい空上空上上Bコンボや空Nフリップ即死見たら

俺もこんなんやってみて〜!

っていう気持ちが湧いてくるんです。

特にかっこいい名前の語句がついてる技とか見ててかっこいい、そういう厨二心くすぐらせるやつがすっごい好きなんですよ。マリオカートでいうと、めいず、MTJA、崖越え、柵越え、7D、スノボの2段、ドーナツ平野のNISC、ハーパイ処理、壁当て、ワリスタの2連、エキサイトバイクの地形処理とかです。

要するにアリーナでアイドルのライブを初めて生で見て、その可愛くてかっこいい姿を見て「私もアイドルやってみたい!」っていうそんな感じの動機と思ってくれればいいです。

その処理の練習のためにまずはスマブラやスト6のトレモに当たるであろうTAをやるかと思って本格的に始めました。

これがマリオカートガチ界隈、いわゆるラウンジやTAの世界への扉を思いっきり叩いた瞬間だったと思います。

今の走力

そして今どれくらいのTAの実力になったかと言うと、NITA関して言えばこんな感じです。(キノコキャニオンだけキノコあり)
ちなみに○落ちと言うのは、世界1位の人より約○秒遅いと言う意味です。
例)
単位は秒
1落ち 世界1位の記録 +〜1.000
2落ち 世界1位の記録 +1.001〜2.000
3落ち 世界1位の記録 +2.001〜3.000

世界1位の人 1:30.000
自分 1:31.643
この場合、自分のタイムは世界1位の記録+1.643秒なので、2落ちとなります。


特にDKスノーボードクロス(以下スノボ)に関してはランカーではないですが、当時15位の方の0.013落ち。ランカーに限りなく近いタイムを出すことができました。(多分)世界16位くらい、提出してない人もいるの含めても世界の中でかなり上位の方には行けたんじゃないだろうか…。

DKジャングル(以下DKJ)もスノボほどではないですが、当時NI世界1位のらくbotさんの1.037落ちまでは詰めることができました。(今は二つともスノボのバケモンの人たちやAlberto、Pandaの大幅更新で1落ちめっちゃ遠ざかっちゃったけど)

正直、僕でも自分の可能性を否定していたわけではないですが、ここまで詰めることができるとは思いませんでした。
ただここまで行けたのも、今まで積み上げてきたものとかがあるんだろうなとは感じています。

ここからは今までのTAをどう取り組んできたか、どう感じたかなどを失敗談も兼ねて振り返ります。

始めたて

前述した通り、去年の6月ごろ、僕は以前からスマブラをやっていたのもあって、そのプロゲーマーのYouTube、Twitchのメンバーシップやサブスクに入っていました。そのメンバー内のディスコードでマリカがすごい上手い人がいたので(一人はソニック使いのプロゲーマーのメンバー内でゴールドのメンバー内最強のKさん、もう一人は6v6世界3位のメンバーのWさん、もう一人はピクミン&オリマー使いのプロゲーマーのメンバーでルビーのNITAやキノコありランカー持ってたりしてるめっちゃ強いDさん)最初の頃はそのメンバー内最強のKさんに色んなコースの格処理のやり方とかを教えていただきながら一つ一つ習得していきました。

とりあえず右も左もわからなかった僕はとりあえずキノコカップの1コース目のマリオカートスタジアム(以下マリカス)から手をつけました。カスタムも悪花からその人たちが使っていたヨッシー、トルネード、スカイローラー、紙飛行機にカスタムを完全にチェンジ。色はウマ娘で推しのキタサンブラックのイメージカラーにちなんで黒にしました。

Kさんに教えてもらいながら初めてそれでめいずとUMTグライダーの練習をします。
しかし、初めてのジャイロ操作なのもあって本当にめちゃくちゃでした。
まぁただなんとか形にはなってきました。
さぁいざラウンジで実践しようとした時、初めてのめいずはスタートボタンから間違ってゲームをやめるを押して部屋を抜けました。(ガチです。)

いきなりドルみから始めたの今考えたらアホやろ…

その後、環境が変わってくまライドにカスタム変更。スノボの2段やドーナツ平野のNISCも教えてもらって完全にとは言えないけど、ちょこちょこ成功するくらいにはなってきました。その頃、そのKさんからTAと、○落ちのこととかを教えてもらい、ラウンジをやっている人たちはみんなTAをやっていることを知りました。
そんなわけで僕も色んな処理の練習も兼ねてTAに本格的に手をつけるわけです。

とりあえずラウンジで頻出のコースから始めようとしたため、当時くさあんさんのコースtierリストの一番上のコースから始めました。その一番最初のTAコースとして選んだのがドルフィンみさきでした。

今思うと初っ端からなんて難しいコース走ったんだ俺は…

ウツボ処理とか地獄みたいなむずさでした。しかしそこで初めて、ドルフィンみさきで人生初の5落ちを達成することができました。また、エキバでも、僕が配信中、前述したDさんがコメントで来てくださって、それをきっかけにDさんからも色々マリカのことを教えてくださりました。

枝処理への挑戦

ドルみ、エキバ後は僕の記憶だとシドニー、ベルリン、ツルツルツイスター、ワリスノ、ワリスタ、ドーナツ平野、スノボとラウンジ頻出のコースをどんどんTAしたりしていきました。ただこの頃は自分の限界値もたかが知れていたため、5落ちでヒィヒィ言うことなんてザラでしたし、達成できなかったコースもありました。

そして次にやるコースを考えていた時です。

くさあんさんの配信を見ていて特に飛び抜けて目を輝かせてしまうシーンは僕の中でDKジャングルの枝処理でした。
初めて見た時、なぜ枝でJAをしないのか、なぜトランポリンを飛んだ後、めっちゃぶっ飛んでるんだと見たことのない現象ばかりだと感じていました。

最初枝処理を練習してみたものの、かなり難しくて、一度も成功できませんでした。枝処理に関してはKさんもやることはできてもコツを伝えるのが難しかったみたいで、それもあって最初は妥協処理である枝処理をしない7Dから入っていきました。

しかしやはりどんなに難しくても枝処理だけはできるようになりたい…

そう思った矢先、Dさんに連絡を取って、枝処理のコーチングをお願いしました。引き受けてくださり本当に感謝しております。

Discordでお互いに画面共有をしながら、どうして上手くいっていないのか、どうやるのがコツなのかをスマブラの入力の仕方に例えながら丁寧にわかりやすく教えてくれました。

そして、ついに枝処理を完全にマスターして、去年の8月ごろにDKジャングルで初めて3落ちのコースを作ることができました。
Dさん本当にありがとうございました。

早溜めと着ドリの特訓

しばらくして、8月の終わり頃、配信をしていると、前述したWさんが配信に初めてきてくれました。
当時「この人誰だ?スマブラのメンバーの人…にはこんな名前なかったよな…」と思っていたんですが、後から過去に6v6で世界3位のチームのメンバーの人と判明。
実はその人、ソニック使いのスマブラのプロゲーマーの大ファンなのですが、僕がそのプロゲーマーの配信に常連でコメントしていることから周囲には名前だけは知られていました。それで僕がある日ぱーぷるさんの配信にコメントしにいっているのを見て、「あれ?みっちおって名前どっかで見たことあるな」とTwitterで僕の名前で検索をかけたら見つかったらしいです。

その人にもラウンジの立ち回りを一緒に見てもらったり僕のゴーストを見てくれたりしました。

その時、ある指摘がありました。

それは着ドリと早溜めです。

僕のドリフトはミニジャンプをする際曲がる方向にスティックを傾けてドリフトしていたり、完全に真横のX軸方向にスティックをカチャカチャしていたため、着ドリ、早溜めができていませんでした。
その時、Wさんに早溜めと着ドリができることでどんな恩恵があるのか、どれだけ重要かを叩き込まれました。
そして、その早溜めと着ドリの練習場として目をつけたのがねじれマンション(ねじマン)です。悪花時代早溜め技術の練習に最も適していたコースだったらしいということでそこで早溜めや着ドリを意識しながら練習して、3落ちまで詰めました。ここで初めて早溜め、着ドリができてるレベルに達しました。

メンバーと6v6チームの加入

去年の冬ごろ、Twitterでゆーあーるさんと板倉さん(究極攻略チャンネルの人)のメンバーシップの情報を知り、即加入しました。

スマブラの時はメンバーフレ戦、リプレイ添削の特典を行っているプロや最上位勢の方はたくさんいましたが、マリオカートだとなかなか見つからなかったため、これは入るしかないと思ったためです。

また、6v6にもぱーぷるさんの配信を見て面白そうという理由でチームに加入しました。

ゆーあーるさんのメンバーに加入して最初、まず、僕に何のコース走れるかを聞かれたので、
DKJとねじマンだけは3落ちはしています。と答えると
よし、まずはDKJの1落ちを目指そうとゆーあーるさんに勧められました。

い…1落ち!?

そんなの俺にできるのか!?
基本的な操作方法やコースのルート、アイテムの使い方の基本(カーブでキノコを使わないとかショートカットとか、バナナのけつ付けとかアイテム交換、バックミラーとか)はできていても、ラウンジ界隈やTA界隈という意味では僕は新規勢といってもいいレベルです。

そんな僕が本当に1落ちなんて可能なのか?と当時思っていました。

しかしそう自分の可能性を疑いつつも、2月ごろに手始めに念願の初の2落ちコースをDKJで達成させることができました。

しかしずっと心に引っかかっていたことがありました。
なぜ1コースを1落ちなんだろうか…たくさんのコース5落ちした方が勝てるようになるんじゃないのか?
とその時は思っていたんです。
しかし、疑問は持ちつつもまぁやってみたらその答えは出てくるかと思い、ここからTAをガチで詰めるということが始まっていきました。

初めてマリオカートで絶望した

今年の5月ごろに、DKスノーボードクロス(スノボ)が絶望的にタイムが酷かったのもあって、板倉さんにコーチングをお願いしました。

マリカシリーズで一番好きかつ思い出補正もあるコースはスノボだったのですが、TAとしても、VSとしても最も難しいコースの候補として挙げられるコースの1つ。しかしラウンジではもう必須級のコースなので、スノボと向き合う覚悟を決めました。

しかし、やはりガチできつい…こんなに挫折しそうになるとは思いませんでした。

なんとか7月ごろには4落ち(2:02.020くらいだった気がする)までは行くことはできても、それより先がどう頑張っても無理だ…ってなったんです。

そして8月

スノボのモチベがぷつんと切れました。もうどんくらいリスタートしたかわかりません。それでもまったく.001も更新できない。希望の光は完全に消えた。完全に心が折れました。もう立ち上がれないほどに。どう頑張ってももう無理だ。おしまいだとまで思いました。
あれです。膝と手を地面について目にハイライトなくて死んだ魚のような目をして絶望した顔のアレです。まさにそんな状態とまったく同じでした。

諦めたくない

それでも、無理でも、不可能でも最後までやってみたい。子供の頃から大好きなマリカで絶望するなんて死んでも嫌だと思い、もう一度立ち上がりました。一度ゆーあーるさんにゴーストを見てもらってそれでも無理だったらまたその時考えようと。
それと同時にヨッシーの色も心機一転してオレンジに変更しました。

そして見てもらうと、色々と自分でも気づかなかった改善点を指摘してくれました。
上手い人は何人ものゴーストを見てきたので細かい部分も見えるのだろうか…

そしてそれをきっかけに、その改善点の練習を行い、6v6のチーム内にスノボが超速い人がいたため、その人にもやり方やどこができてないかを30秒動画を送りながら質問しまくりました。

そして、同月に、わずかにですが、1秒台の壁を突き破ることができたのです。
いや、できるぞ!不可能じゃない!まだ諦めるには早すぎる!
そう思った僕は、どんどんとスノボの沼にハマっていきました。

そしてそこから、ポジティブな心が影響したのか、ずっと長い間続けてきたDKJも、少しずつ詰めることができ、最終的にはらくbotさんの1.037落ち+4秒台のものすごい壁を突き破ることができました。当時のほぼ1落ちって言う状態。

メンタルや信じる心ってやっぱりプレイにも少なからず影響すんのかな…。

初のバケモン記録

そして9月の初め、ついにスノボで0秒台を突破し、さらに上振れで、2分きりの壁もぶち破りました。
この時もすごい嬉しかったのですが、そこで更なる欲が湧いていきます。

NITAの当時のランカーの順位を見た時、15位とわずかおよそ0.3の差だったんです。
いや、これランカーいけるんじゃね?


当時のランキング

と思い、スノボの限界を超えてみようとまで思いました。
あんだけ挫折して嫌いになりそうだったコースでこんなことになるなんて思わなかった…

今のままでは、スノボで上振れができない、また、板倉さんのコーチングもいつでもできるわけではなく、解説動画にのっていないほどの細かい知識の理解も必要だと思い、現スノボトップランカーのとある2人にTwitterのDMでスノボに関する質問、30秒動画を撮ってアドバイス等を無理を覚悟でお願いしました。
突然なんの実績もない、無名な自分にそんなの聞かれても無視されるかも知れないけど、それで断られたらしょうがないと内心思いながら質問をしましたが、2人とも快く受け入れてくださり優しくおしえてくださりました。

そして、先月…

ついにスノボのランカータイム(に限りなく近いタイム)を出すことができました。
達成した時は声より、静かに涙を流してしまいました。

ただ…

実はその日の夜達成してNITAランカーのリストにスプシで申請した時、上の画像のランキングだったのですが、翌日朝起きた時、下のランキングになっていました。


どうやら他の方も申請されていたみたいで、それが朝僕のSafariで一気に反映されたみたいです。惜しくも0.013秒の差でランカー入りしていませんでした。
嘘つくつもりはありませんでしたが、そういうことになってしまってあの時は申し訳なく思っております…。

とはいってもそのことをトップランカーの2人に報告した時は気にしないでといってくれ、むしろお褒めの言葉をいただきました。板倉さんにももうランカーでいいよ君はって言われ、KさんやWさんにも本当にすごい頑張ったと褒めてくれました。

一番好きなコースでここまで詰められたのでこの上なく嬉しかったです。

DKJもDさんに弟子としてここまで成長したということを報告できて嬉しかったです。

そしてその頃には2落ちや3落ちも増えてきて、5落ちの難易度も始めた時と比べるとかなり下がったように感じました。

とまあここまでがTAの思い出ってところです。

ここからはここまで取り組んできたにあたって、TAの取り組みに関してのこと、感じたこと、経験したことを書いていきたいと思います。

今の取り組み方がどんな風に変わったか

基本的なTAの取り組み方なのですがあまり特別なことはしていません。多分みんなやっているごくごく一般的な方法です。

まず板倉さんがあげている解説動画の各処理のやり方を一通り見て、そしてセクションコースや周回コースによってやり方は少し違いますが都市コースやワリスノなどといったセクションコースは完走率を優先して一通り走り、周回コースは部分部分ごとに走ってその中で明らかにできなかったり安定しないところを中心に練習します。演奏でいうパートの練習みたいなものでしょうか。できない場合は30秒動画を撮ってゴーストと見比べるか、もしくはその都度板倉さんの動画を辞書がわりにして走法を調べる。それでもわからない場合は30秒動画をそのコースが速い人に見てもらってなぜできてないか指摘してもらったりもしくは画面共有しながら見てもらう。
一通りできるようになったらあとは何回も走って目標タイムまでやる。

これくらいです。

そして今、どんなふうに取り組み方が変わったのかというと

最近少し人に聞くことを少し抑えて、一度自分なりのやり方や、試行錯誤をするようになりました。

ここ最近、TAをやっていて、気づいたことがあります。

それは、人によっていろんなコツやアプローチの仕方が自分の中で持っているということです。

どういうこっちゃ と思うかも…。
ゲームに限らず、スポーツや勉強などについても共通していることかもしれませんが、
何か物事を習得したり上達する際には正しいフォームであったり、正しい姿勢や正しいやり方、答えが存在して、その意味では全員最終的なゴールは一緒だし、正しいやり方をできている人は見比べてもみんなほぼ一緒の動きはしています。

しかし、人それぞれに持っているコツや意識していること、理解の仕方、アプローチの仕方が微妙に違うんです。

わかりにくいかもしれないので、もっと平たくいうと、

スポーツや勉強で、「こうするのがコツだよ、これはこういうことなんだよ」と言われたけどなんかできないし、自分の中で理解できず落とし込めない。むしろ動きが変になったり頭が混乱した。
けど試行錯誤していく中でこうしてみたらどうだろうか?と試してみたり、他の人にやり方を聞いていく中で新たな視点での教えを聞いてそれを実践した時、途端にできるようになった、理解できた
こんな経験はないでしょうか?

なぜそんなことが起きるかと考えたのですが、そもそも100人いて100人が見本と全く同じ動きをするのは不可能だし、ある事象に関して100人全員にこういうことだと説明して全員が理解するというのは、人によってはよくわからないという人も出てき得るものです。
まずタイミング、フォーム、角度などいろんな要因が重なっているため、100人には100人独自の動きがあったりするし、100人それぞれの理解の仕方や、納得の仕方があります。

例えば野球のピッチャーに関しても見た目は同じでも厳密には地球上の全員が全く同じフォームをしているわけではなく、身長、パワー、腕の振り、角度、指のかかり具合、リリースするタイミングなどが微妙に違うし、それによってストライクが入りやすくなるためにどういうコツをもっているかは人それぞれです。
勉強も暗記の仕方も星の数ほどあります。何度も書いて覚えたり、文章の中で覚えたり、見ただけで写真記憶したり、音読して覚えたりと。
このように、
最終的なストライクを取ること、暗記をするというゴールは一緒でも人それぞれやり方や暗記のコツが違います。

その若干の動きの違いに加え、その人の性格よっても改善のアプローチの仕方も変わっていきます。

これがマリオカートのTAでも同じことが起きていることに気づいたのです。

これをマリオカートのTAに置き換えると、

板倉さんの動画の解説を参考にするのはもちろんするのですが、それでも上手くいかない場合、どうやったら成功するのかを色々と試行錯誤したり、人に聞いて30秒動画と一緒にどんなことを意識しているかを聞いたりするのです。
すると、板倉さんでも解説していなかった部分や意識したらいいことが発見できたり、自分なりの遅くならずにかつ成功しやすいやり方、確実に成功するコツが、確立していきました。

最近これがきっかけで、難易度の高い処理のやり方の自分なりのコツを見つけたり、意識することが見つかりやすくなりました。

要するに一つの考えにとらわれず、いろんな見方を知ったり、試行錯誤していく中で、新たな発見があるというのがわかったということです。

緊張に弱いタイプ

TAにおいて私に致命的な欠点がありました。(他にもあるけど)

ここぞという緊張する場面にバチくそに弱いんです。
ラスト1点差のギリギリのクロスゲームとか、失敗できないっていう時に限って失敗してしまうんです。
9回裏同点2アウト満塁、フルカウント、ここで打たれたらサヨナラ、フォアボールでも押し出しで負けって状況になったら100万%押し出しか打たれて逆転サヨナラ負けする自信あります。

TAでは、1、2周目めっちゃ速いタイムが出た。ラスト1周完走すれば更新!って時に限って心臓がバクバクいってミスってお釈迦になるなんてことはザラにありました。
深呼吸しても落ち着かなきゃと自分に言い聞かせても治る気配もありませんでした。
自分でも自覚があります。僕は本番や緊張に弱いタイプなんだと。
特にスノボランカー目指している時は緊張で心臓バクバク何回も言って何回もミスりました。

はぁ…本番に強くなりたい…
これのせいで全然更新できないので、そのことをある人に相談したのですが、その返答はかなりシンプルなものでした。

慣れておけばいい。

普段からそういう緊張の場面をたくさん経験して、緊張自体に慣れておけばいいと。

それを聞いた時、僕のやることはひとつでした。

ミスったら、また同じタイムを作り上げればいい。
それを何度もやっていけば、それが当たり前になり、だんだんと動きも手に馴染んでくる。
手に馴染むと手が勝手に動く次元までたどり着いてくる。

そう思いながら取り組むと、何度もミスすることは治らないのですが、時間が経つと、そのミスに慣れてきて
最終的にスノボのランカー級のタイムを取る時は下記のこんなメンタルの状態でした。

・3周目に入る時、1、2周目速いタイムが出ても、あまりテンションがいい意味で上がらない状態。
・緊張はしているが、適度な緊張でガチガチではない。不安はない
・落ち着いていて、3周目行くか〜というメンタル。
・手が勝手に動いた

スノボでランカー級のタイムとった時はそんな感覚でした。

これってやっぱり何度も緊張の場面を経験したから、その緊張の感覚が麻痺したのと、何度もスノボをやりすぎて、手が勝手に覚えていったのかもしれません。
確かに初めたてのころ、5落ちするのすら疲れていたけど、今はそれが当たり前になってきています。なぜなら、その緊張の場面を何度も経験してきたり、手が馴染んできたから。
今では配信のコメント読んだりウォーミングアップがてらスノボ3落ちできるというレベルまで行けています。

やはり時が全てを解決してくれるとか、数の暴力って本当なのかもしれない…

TAを詰めてVSで起きた変化

DKジャングルやスノボでここまでタイムを出すことができたのですが、それによってVSではどんな風に変わったかを書いておきます。

なぜ1落ちまで詰めろと言ったんだろう?

なぜあの時ゆーあーるさんは1落ちまで詰めるように言ったんだろうと考えました。そしてその1落ちチャレンジをしていく中で僕が感じた結論は3つでした。

1つ目

正直、予想外でしたが、この理由が一番大きかったと思います。
TAをやる理由って大体の人が、キノコありランカーやNIランカーを達成したい、又はVSやラウンジをやってる人にとっては、そのコースをミスなく走れるようになりたいからとかだと思いますし、実際私も最初は後者の理由でした。

事実スノボやDKJではミスが圧倒的に減ったし、周りのことに意識を割けるようになりました。

それもあるんですけど、いざ詰めたコースやめっ
ちゃ自信あるコース(僕でいうDKJやスノボ)がラウンジで選ばれると今までと違うとある心境の変化がありました。

このコースでは死んでも負けたくない。
あんなにDKJを詰めたんだぞ俺は。負けるなんてありえねぇ、あっちゃいけねぇんだよ。俺がDKJ最強なんだ。どんな手使ってでもラッキー勝ちでもいい。一位もぎ取ってやる。絶対お前たちに勝つ。

大袈裟に書きましたが、こんな思いが勝手に湧いてきたんです。要するに超負けず嫌いの感情。

よくよく考えたらそりゃそうというか、当然の感情なんです。
一生懸命頑張ってきたものであったり、自分の専売特許や十八番で負けるなんて、マリカに限らず、どんなことでも屈辱以外に他ならないと感じるのは皆さんも一緒だと思います。
得意な科目のテストや模試の点数でアイツには負けたくないとかなんて、全然珍しくないでしょう。

いい意味で詰めたコースには圧倒的自信がついてきて、そのためにどう勝つかをレース中無意識に考えるようになりました。
それに勝てば、自分の頑張りが結果に現れたということで嬉しいし、負けたとしても、悔しい思いに加えて、二度と負けないために、どうして負けたのかを嫌でも考えるようになりました。

それもあって今ではかなりDKJやスノボは勝率が上がっていきましたね。
つまり、
負けたくないという闘志沸き立たせるためだったんだと。
これをあと94コースやれってことか…。

2つ目

結論から言うと、自分の限界値を伸ばすためだったんじゃないかなと思います。

限界5落ちの人に対して2落ちを作れというとはそんなの無茶苦茶だし無理な話です。

しかし、もし1落ちのコースが一つでもできると、自信がついて他のコースもいけるんじゃね?と言う気持ちが湧いてくるだけでなく、
そのコースでやってきた早溜めやイン付きが他のコースでも生きて、1発で5落ち、4落ちということが起きるようになっていったんです。実際DKJやスノボで自信がついて、他のコースの5落ち4落ち3落ちのハードルが初期と比べると下がりました。

3つ目

手に馴染ませるため
前述した緊張に関すること、コツに関することと被りますが、目標が高ければ高いほど、それに比例して、それに費やす時間も増えていきます。
そしてそれを目指していく過程の中で、何十何百もの失敗を繰り返していきます。
そうしてくると、自分の中でこうすると失敗するというパターンがわかってきて、スティックの入力、ボタンの入力が手に馴染んでくるんです。
実際DKJは今では実践のミスはかなり減りましたが3落ちしてた頃はまだ不安とミスがありました。
3落ちの目標に対するかけた時間は1落ちより少ないため、まだ指が完全に覚えていなかったためです。
目標は高ければ高いほど限界値だけでなく、その走りが染み込んできやすくなることに気づきました。

やらかした失敗

とは言ったものの、やらかした失敗もありました。こっからはどんなやらかしをしたか書いていきます。

勘違いして自分はTAできると思ってしまっていた

最近、スノボやDKJと達成してから、エキバやワルスタも目標のタイムを達成して、よし!次はワリスタだ、まぁいけるっしょ!と次はワリスタと取り組んでいくと、なぜか伸びが思ったより良くなかったんです。

なぜだ?板倉さんの解説動画基準の難易度で言えば間違いなくスノボやワルスタの方が難しいはず。なのになんかミスが多いし処理が安定しない…なんだこの違和感は…?

なぜこんなことが起きたのか。

早溜めと着ドリです。

え?でもさっき早溜めと着ドリは特訓したって…

確かにあの時早溜めと着ドリはやりました。しかし、それは自在に操れると言う次元ではなかったんです。

できると言っても、状況に応じて完璧な早溜め角度とそれ以外の角度の入力を自在にだせるかつ逆入力を一切挟まない意味のできると、意識的にやったり何回かやってできるのでは意味が違います。自分の場合後者でした。

ワリスタはスノボやワルスタ、DKJと違い、早溜め着地ドリを絡めること必要とする処理が多くて、そもそも慣れてないと処理自体ができないという場所も多かったんです。

さらに、TAをガチでやっている人ならお気づきかもしれませんが、
先ほど申し上げたDKJとスノボ
どちらも早溜めがほとんどいらない、もしくは技術0でもできるコースなんです。

エキバとワルスタも同様、妥協してもなんとかなるコースの目標達成をしていたんです。
要するに早溜め、着ドリ技術がもろに出るコースを練習していなかったんです。

それに気づかず、板倉さんの難易度の数だけでTAができると錯覚してしまっていたんです。

この慢心のせいで、ワリスタで早溜め着ドリが関係する処理で思いっきりドツボにハマっていました。
早溜めを意識して早溜め角度で曲がろうと言う意識はあっても早溜め角度で一切逆入力をせずにいくということまではできずに、カチャカチャやっているシーンがあったせいで、うまくイン付きできず遅くなっていたんです。
TA速い人はゴースト見ると逆入力を一切挟まない。でも僕は挟む。つまりそういうことですね。
スノボとかDKJはそのカチャカチャがあってもなんとかなるコースですが、ワリスタはそうはいかないんです。

これは自らの愚行を恥じました。

これからはそういった早溜め着ドリが絡む処理があるコースとも向き合わなければいけないですね。

これからのこと

長々と描きましたが、おわりにこれからどうなっていきたいかも書いていきます。

早溜めと着ドリのスキルアップ

間違いなく僕が優先的にやらなきゃいけないのはこれですね。僕はまだマリカを知らなすぎる。
スノボとワルスタはできた。でもそれは決してそれを自信にはしないで、他のコースは他のコースと割り切ります。そして、最速処理にも挑戦していくことで、早溜めや着ドリの精度を向上させていきたいと思います。
ベルリンが悪花時代のねじマンのポジションらしいからそこあたりで特訓しようかねぇ…。

1落ちコースを一つつくる

まだ完全な文句なしの1落ちはできたことがありません。
どんな簡単なコースでも1落ちとなってくると、やはりイン付きや早溜めなどの要求度はかなり高くなっていくし、どんなコースでも限界値は間違いなく今より上がるのではと思うので、何でもいいから何か1落ちのコースを一つ作りたいです。ただコースは未定…どうしよっかな…。どうしても決まらなかったらベルリンもありかもな…。

絶対現状に満足しないこと

DKJやスノボでこれほどの記録は出たけど、こんなの正直いって多分TAの上位の人たちからしたら大したことないです。
それはわかっていますし、これで満足するつもりはありません。
自分の可能性を信じて、しかし慢心はせず、3落ちを2落ち、2落ちを1落ち、キノコありTAの挑戦とどんどん自分の限界を超えていきたいです。

終わりに

とまぁ色々と書きましたが、正直まだまだ僕は甘いんだなと思い知らされました。世の中にはもっとバケモンみたいなやつが大量にいる。でも上があるからさらに燃えてきますね。そいつらに負けないようにこれからもマリカを思いっきり楽しんでいきたいと思います。
改めて思いますが、ここまでハマってるあたり、やっぱ俺ってマリオカートが大好きだし神ゲーなんですな。

関係ないですが、このブログではマリカ以外でも自分の他の趣味のことや好きなものについて語る回もいつかやろうかなと思います。

読んでくださりありがとうございました。それでは。

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