【漫画感想】魍魎戦記MADARA
以前Kindleでセールをやっていたときにまとめて買っていた。
今はセールではないんで、それなりの値段がする。でも、合本というか、全12巻が4巻にまとまっているので、買うにはいいと思う。そのうちまたセールになると思うが。
Kindleのセールって不定期だからいつ何が安くなるのか。今はなんかヤンジャンのが安くなっているし、時には集英社が全品安くなったりとか、小学館が安くなったりとか。
魍魎戦記MADARAの話。四肢がギミックで置き換えられている少年、マダラが、アガルタ目指して冒険に出る話、でいいのだろうか。このシリーズってかなり長い大長編で、複雑なんだよね。
もともとは、マル勝ファミコンで連載されていた、メディアミックス前提の作品。ファミコンのソフトにももちろんなっているし(名作)、小説版もある。ラジオドラマなんかもある。
マル勝ファミコン自体が、同業のファミコン通信やファミマガと比べると若干年齢層が上だったので、ちょっとお色気的な要素も含まれている。
でも、実際の連載時には、そんなに人気が高かったかというと、そうでもなかったように記憶している。マル勝ファミコンにはいろいろな漫画が連載されていたが、どれもそんなにあたったことはないのだ。悠久の風伝説とか。だから、はっきり言ってラストが尻切れになっている。俺達の戦いはこれからだENDである。まあ、その結果、続編のMADARA2、赤につながったりしていくわけだが。
キャラクターが立っている。ちょっと憶えにくい、和風の名前がつけられている。沙門とか。影王とか。僕が好きなのは聖神邪だが。矢尾一樹さんが声を当てていたからだな。聖神邪は小説版ではかなりメインを張っていた。キリンと結ばれたりしていたし。
しかし、その複雑性があって、難しい。素人にはおすすめできない。メディアも多岐にわたっているので、全体を掴もうとするのが難しい。
それでも、90年前後にはかなりのプレゼンスのあった作品ではある。絵が良かったし。
國府田マリ子の歌っている「Light」という、MADARAのCMの曲はかなりいい曲なのでどこかで聞ければいいのだが。深夜ラジオ聞いているときによく聞いた。ツインビーPARADISEのボーカルコレクションに収録されていた。光の国アガルタへ~