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古の探求心たち

先日、上野の森美術館で開催中の「[世界を変えた書物]展」に行ってきた。
金沢工業大学が所蔵する、コレクション“工学の曙文庫”から選りすぐりの本が展示されていた。
コペルニクス、ガリレイ、ニュートン、アインシュタインなどなど。

地動、引力、電気、光、色、飛行機、原子、素粒子…
私たちが今当たり前に思っているもの、使っているものたちは、
彼らの果てしない探求心から出発したもの。
彼らの英知が詰まった本たちを、
彼らの英知から生まれたもの(スマホ)で撮影している状況とか、
なんか震えてきた。(ちょっと大げさだが。)
世界史で学んだ偉大な名のオンパレードで、
彼らが実在していた証なんだと思うと興奮した。

***
彼らの難し~い書物に触れて、
ものの原理とか構造とか全く知らないで使っているものが多すぎると感じた。
身の回りのモノもそうだし、世の中のコトも同じことだ。
知らなくても生きてはいけるかもしれないし、
知らないほうが今を幸せに生きていけるのかもしれない。
でも私はそんなブラックボックスのような社会が恐怖だなと。
例えば、環境問題も、政治も、経済も、自分の将来も。
臭いものに蓋をするのではなく、
彼らの探求心をちょっぴり見習って、知ることから始めようかなと。

そんなことを思った展示であった。
少し話がずれてる気はするが。

インスタレーションもなかなかの好みであった。
平日昼間はやはりよい。

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