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ラトビアを旅した話

3月の中旬にラトビアに行ってきた。

バルト3国なんて今までどんな国なのかさえ想像したこともなかったし、そもそもどの3国なのかも去年までは知らなかった。それが、まさかそこにひとり旅を決行するなんで、ほんと人生何があるかわからない。

きっかけはアイスランドで出会ったラトビア人との話。歌と踊りの国で美しい所なんだよ、と。恥ずかしながらどこにある国かも知らなかったし、何が有名なのかも何一つ知らなかった。向こうは日本のいろんなこと(特に力説していたのは岡倉天心の茶の本について)を知っていたというのに。。。

調べてみると国は小さいけれど独立国でNATOにも加盟しており、建築が美しく、世界遺産にも登録されていると…これは自分が好きそうだ!

このタイミングになったのはアイスランドから日本に帰国する「ついでの旅先」に最高の場所だったから。 ヘルシンキから東京までの直行便を予約するとしたら、その前にちょっと寄れるじゃない!

ちなみに今回の旅の条件は、
1. 滞在期間は計1週間くらい
2. 日本への直行便がある国周辺
3. アイスランドから直行便がある国
4. ひとり旅しやすそうな所

ラトビアは今回の全ての条件にピッタリはまるベストな旅先になった。最終先は日本行きフライトがあるヘルシンキ。ラトビアでの4日目くらいから友だちと合流した後エストニアのタリンに寄って、フェリーでヘルシンキに入ることにした。

そして今回の旅のテーマは、
歴史と文化を知る、首都以外にも行く、絶対に予定を詰め込まないこと。もちろん事前に決めたのはフライトとホテルのみ。あとはその場で決めていこう!

ここに詳細を書くかはまだ決めてないけれど、結果的にラトビアはとても私の肌に合う素敵な国だった!! ドイツやロシアなど周辺大国に攻められ支配されてきた波乱の歴史の中にちゃんと自分たちのアイデンティティーを残し(それが歌でありダンスなのだそう!)、今は小さいながらもしっかりとした独立国で、アジアの女1人が歩いていても全く大丈夫なくらいに平和も保たれている場所になっている。

そして旅の端々に感じた、今の戦争に対してのはっきりとした立場、すなわちウクライナへの全面支援。今までのバルト3国が歩んできた歴史で明らかになっているロシアの脅威をいちばん私たちが分かっている、と。日本ではなかなか遠くて身近に感じられないことを地元の人からの話を聞いてばちばち肌で感じることができたのは貴重だったように思う。

今回のラトビア旅で3人のラトビアの方(みんなガイドだけど)から話を聞くことができて、それぞれの国への想いとかも話してくれたけど、みんな自分の国に対してNot bad (悪くないよ)の姿勢だったからそこもすごく好きだった。もちろん国として問題はあるけど、住んで暮らしていくには悪くない。そんな答えって良いよなーと。ちょっとドライだけどでも自分の国に誇りもある、みんなそんな答え方をしていた。今の日本でできるのかなーとか、自分はそんなポジティブな答え方が日本に対してできるかなーとか。。。

とにかく、ラトビアよかったな、直感で感じた通りな素敵な場所だった!!






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