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ひとり旅の醍醐味

私は今デンマークのコペンハーゲンにいる。ひとりでぶらぶらと旅をするのは2年ぶりくらい。

ここ最近は穴埋め要員のはずのホテルの仕事が立て続けに入り、アイスランド語クラスのプレゼンや予習、課題などで文字通り日々を駆け抜けながら過ごしていた。
あとは、(同居させてもらっている立場だけど)旦那の親と一緒に住んでいるわけで、100%家でリラックスできることはあまりなかったりする。

一度自分を落ち着かせなければ。一旦新しい空気を吸わなければ。なにかそんな気がして、シフトを動かしてもらいこの1週間をいただいた。

コペンハーゲンを選んだのは、シンプルに飛行機の日程と予算が合ったから。もう一つは今まで訪れたいと願いながらも来たことがなかったから。

今日は着いて初日。これから4日ぷらぷらと予定を詰めずに満喫をする。

ひとりだと他人との会話がないので自分としっかり向き合える。自分はなにに興味があるのか、なにを食べたいのか、妥協なしに全ての選択権が自分にある。自分のアンテナが敏感に反応する方向へ1日を導けるので最高の満足感も得られることができる。それは究極の自由であり、最高の贅沢。

ひとりでホテルの部屋で心置きなくのんびりする。そして谷川俊太郎の詩に触れて、静かに日本語と向き合う。それって最高の至福の時間。

また来週からは怒涛の仕事と期末テストの2週間が始まる。束の間の休憩ではあるけれど、わたしが「いま生きていること」を噛み締められる時ってひとり旅なのかもしれない。


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