
1日中ワイヤレスイヤホンを使うぼくが、LinkBuds SからATH-CKS50TW2に乗り換えた話
超!お気に入りだったSonyのLinkBuds S
ぼくは毎日イヤホンを使う生活をしている。
しかも仕事がある日はほぼ毎日、9時間以上はイヤホンをしている。
というのも仕事柄、職場で大きい機械音を聞き続けながらデスクワークをしなくてはならない環境上、耳を守るため…というのも一つの理由で…
いや半分ウソです。まぁデスクワークのお供に音楽を聴くため、というのが大きな理由。
もはや音楽なしでは仕事できんね。
で、そんなぼくが毎日使用していたワイヤレスイヤホンがこのLinkbuds Sです。
以前からSonyのワイヤレスイヤホンにはお世話になり続けていた。
このLinkbuds Sで何台目だったっけな?
突然の異音、途切れ始める音声
そんなある日、いつものように職場でノイキャンONに切り替えてLinkbuds Sで音楽を再生しはじめたときのことである。
ゴーーーーー!!!という異音が右のイヤホンから爆音で聞こえ、びっくりしてイヤホンを外した。
え?!なになに?!イヤホン壊れた?!
外音取り込みにしても爆音で流れる異音。
オフモードに切り替えると異音は止まった。
ウソだろ…?1年ちょいしか使ってないのに?!
しかも諸々トラブルあって2台目のLinkbuds Sだったのに…
保障期限は1年なのですでに保証切れ。
ソニータイマーという言葉は信じたくなかったが、さすがに早すぎる…
歴代のイヤホンたち、お気に入りだったけどいくつか不満点も
今回の異音が出る前から、少しずつ感じていた不満点というのはあった。
とにかくバッテリーの短さ。これが一番でかい。
ワイヤレスイヤホンという構造上、バッテリーをあの小さなイヤホン本体にどれだけ積めるか。
しかも軽く、耳に負担がかからないようにするにはバッテリーをどれだけ小さくできるかってところで決まってくると思う。
多くのイヤホンを調べてみて気づいたけど、やっぱり値段の高いものは音質に特化してるイメージだしバッテリー持ちってところで言うと6~8時間ほど。それもノイキャンや外音取り込みオフで、だ。
本体込みで15時間とか20時間って書いてるのはわかる。
いや、ちゃうんすよ。
ぶっ続けで音楽流してほしいんですよこっちは。騒音から10時間守ってほしいんすよ。休憩時間も音楽聴いたりYoutube見たりゲームしたいんすよ。
イヤホンし過ぎはまじで耳に悪いですよ、と言われればそうなんですけど…ハイ…
イヤホンしたまま寝て中耳炎になったことがあります。高校生の時だったけど…ほんとに怖いぞ中耳炎。耳が痛くてずっと水詰まったみたいになるぞ。
もしそうなったらすぐ耳鼻科行こうな。
逆にみんな10時間以上イヤホンしない?もしかして?
いくら金を積んでもバッテリー20時間超えはないのか…
バッテリーバッテリーうるせえな。バッテリー無限の有線イヤホンでもつけとけ。っていうもう一人の自分の声も聞こえたんですけど。
今更、外で使用するイヤホンで有線に戻るなんて考えたくないよな??
マスクやメガネや上着、マフラーに干渉する&タッチノイズでイライラしそう…
一応イヤホン忘れたとき用&充電してなかったとき用に有線イヤホンは持っているけども普段使いには出来ないかな〜。
ちなみに、Linkbuds Sの一つ前はゼンハイザーのCX true wirelessを使っていたのだけど、ノイキャン&外音取り込み機能が欲しい!となってLinkbuds Sに乗り換えた。あと、ここでもバッテリー持ちがな~とは思っていた。(確か片耳で1日持たなかった)
CX true wirelessは本当にコスパがよくて音作りも好みだった。
(公式サイトがスペックとか見れなくなってたのでAmazonページ貼ります)↓
完全ワイヤレスイヤホンで音楽を聴きたい、最低限の機能さえあればオッケー!音がそこそこ良ければよしって人にはおすすめできる。
しかし通話の時に設定の問題か、通話相手にこちらの声が聞こえず、毎回イヤホンのBluetoothを切断して仕事の電話に出たりしていたのも地味に不便だった。これは設定で変えれたのかもしれない…スマホとの相性もあったのかも。
あとこちらはマルチポイント非対応なので、ペアリング台数は割とたくさんできるけどiPadで動画見てるときにスマホに着信が来てもイヤホンで電話に出たり…ってことができない。そこも不便だったな。
話がそれてしまったが、Linkbuds Sである。
毎日つかうものだからこそ、壊れてしまっては一大事。
音楽再生はできるものの、ノイキャンも外音取り込みもバリバリ使っていたために、買い替えを検討する段階に来てしまったようだ…トホホ…
でも正直…
毎回、イヤホンの調子が悪くなると「しょうがないな~~~~!新しいの探すか~~~~!」ってウキウキしてしまうのも事実。ガジェットオタクの悲しき性。
でもさすがに今回は調子悪くなるの早すぎてさすがに複雑な気分ではある。せめて2年は使いたい…決して安くはなかったし気に入っていたからこそ…
(自分にとって)最強のイヤホン探しの旅、始まる…
そんなわけで。
Technics EAH-AZ100
まず目を付けたのは発売したばかりのPanasonicのイヤホンブランドTecnicsの最新イヤホン「EAH-AZ100」。
これは各所で大絶賛されていてめちゃくちゃ気になったのでお店で試聴したが…音が良すぎる。
笑っちゃうくらい音がよかった。こんな音で音楽聴いたことないよ。
でもあまりに音がよすぎるせいで音楽の解像感が鮮明になりすぎて長時間聴いてたら疲れそう、とも思った。
あと値段。なにより値段ですよ。
4万はさすがに出せない。仮に無くしたり落とした時のダメージがでかすぎる。家で聴く用途の人はこっちのほうがいいかもしれないけど持ち運ぶこと考えたらう~ん…って感じ。
でも、「ワイヤレスイヤホンにいくらでもお金出せます!!!」って人は迷わずこれだろうな…って思う。
Sony WF-1000XM5
つづいてこれ。またもSony製のWF-1000XM5。
これもTecnics同様、フラッグシップモデルだけあって高い。発売からしばらく経ってるとはいえ高い。
こちらも店頭で試聴してみたところ、さすが素晴らしいイヤホンだなという印象だった。
ただLinkBuds Sのイヤホン本体の小ささ、さわり心地に比べるとケースから出すとき若干つまみにくいというか、つるつるしたところがなんとも好きになれない。
そしてSony製…2台連続でソニータイマーが来てしまったことを考えると今より高いSony製品を買うのはさすがに気が引けてしまう。
性能面的には好きなんだけどなぁ。
Sony Linkbuds Fit
あと、最近発売したLinkbuds Fitに関しても試着だけしてみたけど…
Linkbuds S愛用者からすると、バッテリー持ちがfitのほうが短くなってる時点でナシだなと。
デザインもLinkbuds Sのほうがシンプルで好きだし。
なんかケースとかイヤホンカバーを別売りしてるのも…カスタマイズできるってのはいいけど、追加で課金が必要なんだよなって思うとさらに気が引けてしまったのでこれもナシ。
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4
まぁこれも試聴したけど素晴らしかった。値段以外は。
本当に値段がすごい。定価5万…ちなみにたまにセールはしているっぽい。
イヤホンのおすすめっていろんな人がレビューしたりランキング作ったりしてくれてるけど、正直その人が音質だけを求めてるとも限らないから、
普段どこで使用するか、音楽をどのように聴きたいか、どうやって使うか、って千差万別だと思うんだよね。だから一概にどれがおすすめっていうのは決められないとおもう。
ぼくの場合、必要な機能としてはとにかくロングバッテリーが欲しい。
それで一日中ノイキャンで騒音に耐えてくれて、外音取り込みで会社の人に話しかけられてもちゃんと声を聴きとれて、携帯の着信で問題なく通話できて、マルチポイント対応でiPadとスマホの音声をシームレスに行き来できる、なおかつ無くしにくくて、音がよくて低音が効いてるイヤホン。
そんな贅沢全部盛りなイヤホンあるわけねーだろ!
いや、ありました。
audio-technica ATH-CKS50TW2

それが今回購入したオーディオテクニカの「ATH-CKS50TW2」。
どうすか?この素晴らしいグリーンカラー。
見た目もめちゃくちゃいい。デザインの時点でもう所有欲満たされちゃう。
これは発売されたのが2024年10月ごろ。割と発売してすぐらしいので、いろいろ調べてみたけど、自分が求めてるスペック全部盛りだった。
なんてことだ。
大学生の時に初めて自分で買った安いヘッドホン。
安い割に音がよくてお気に入りだったヘッドホン、あれもオーディオテクニカだった。
まさかここにきてオーテクに戻ってくるとは…
ATH-CKS50TW2のいいところ
なんといってもバッテリー持ちがバケモノ
まずはバッテリー持ちがとにかくエグい。
なんとイヤホン単体で25時間(ノイキャン、ヒアスルー機能オフ時)ですよ。
文句なしのロングバッテリー。
ノイキャン、ヒアスルーオンでも余裕で一日過ごせる。他の追随を許さないえげつないバッテリー持ち。
以下は、ノイキャン、外音取り込みオフで、朝8時の通勤時から夕方16時ごろにバッテリーを確認した時のスクショ。
20パーしか減ってない?!?!

どんなバケモノバッテリー積んでるねん。
ワイヤレス充電ができるおかげで充電のハードル自体も下がっているけど、いまだに購入してから一週間ちょい経つけど、「Low battery」のお知らせ音声を聞いたことはない。
ケースに入れずに丸2日使えばバッテリー充電のタイミングが来ると思うんだけど…2日以内にケースに入れてしまうので、普通にケースと一緒に持ち運んでいればバッテリー切れを起こすことはない。強すぎるだろ。
使ってみると意外と便利なマグネティックスイッチ
もともとワイヤレスイヤホンは「使わないときはケースに戻すもの」だと思って過ごしてきたので、購入する前は「ケースに戻さなくてもいい!」って言われても、そこまで便利に感じないけどな~って思っていたのだが。
以前までも片方だけ外してポケットに入れたり、会社に片っぽだけ忘れてきたり…見たいなことがわりとよくあったので、2つがこうしてくっついてくれるというのは以外と便利だった。
2個ともポケットに入れたらなんかくっついてくれてるし。しかもくっついてくれたら電源オフになるので、無駄なバッテリー消費もしない。
まぁつけっぱなしでも問題ないくらいそもそものバッテリーが多いんですけどもね。
イヤホン単体で持ち運ぶときは大好きなブランド「aso」のタフトポーチSSサイズにイヤホンだけ入れて、すぐ取り出せるようにリュックのベルト部分にカラビナでつけたり、スマホポーチにつけたりしている。
ちなみにこのSSサイズポーチにはイヤホンのケースごとだと入らないので、ケース入れにはタフトポーチminiのループ部分がついたものを使用。
ケースは頻繁に使わなくていいので、ポーチごとリュックの中に入れていることが多い。
カバンにつけて外にぶら下げる運用も可能だし便利。
低音特化の音作り
普段聴いている曲がロック、メタルをはじめダンスミュージックやハードコア、ラウド系なのでゴリゴリに低音好きなんですけど。
アプリでイコライザーをいじれるので「Bass boost」にするとたまらんですね。イコライザーいじらなくても十分低音効いてます。
音楽を聴くときに「このイヤホン『で』聴きたい!」って思うのは大事だと思うんですよね。同じ曲でもやっぱり印象は違うし。聞こえてなかった音が聞こえてくると思うのです。
主にぼくは会社で「ながら聴き運用」をするけど、家に帰ってきても音楽に没入したい!ってときにも満足させてくれる低音を鳴らしてくれる。最高。
気になった点
それでは使用してみて気になった点をいくつか。
マルチポイント使用時のちょっとしたストレス
iPadで動画を見ているときに通知が来たり、スマホを触る(ロック解除する)と、iPad側の音が聞こえなくなる。
これは結構不便なのでファームウェアアップデートで直ってほしい。
音が鳴った判定になってイヤホンの優先接続先がスマホに移ってしまうからだろうけど…う~ん。
通話時のマイク
イヤホンを両方取り出し、片方をつけてもう片方をケースに戻さず放置しているときに通話がうまくいかない(相手方に声が聞こえてない?)ことがあった。
解決策としては、使ってない方はケースに戻しておくほうがいいっぽい。(それはそう)
なのでイヤホンのみ持ち運び運用をする場合、どちらも装着しておかないと通話がしづらいかも。
フィット感の問題
購入前に試着した時「やっぱちょっとイヤホンのサイズ感がでかいな…」とは思っていたが、やはりバッテリー持ちがいいだけあって本体部分がでかいからか、長時間付けていると耳が痛くなることもあった。
これは耳の形との相性もあるけども。
耳が小さい人はお店などで試着してからのほうが絶対いいので試着してみてね。
男性でも装着してみると結構ごついな~って感じるサイズ感です。主観的にも客観的にも。
ワイヤレスイヤホンの中では多分でかめの部類だと思う。
イヤーピース、全然はまらんし取れん
いやこれ、
穴ちっっっっさすぎだろ!!!!!

しかも傘のとこと軸の部分が違う素材でできてるせいで付け替えするとき普通にちぎれた。

まぁ別のイヤピ(LinkbudsSで使ってたやつ)に付け替えたからいいんですけど…
ちなみに使ってるイヤーピースはこれ。
LinkbudsS時代に違うやつ欲しいな~って思って買ったもの。
全サイズ入りとそれぞれのサイズが3ピース入りのやつがあって親切。
AZLAってやつと迷ってラディウスにした。AZLAのよりちょっと安いくらい。
付けやすかったしぼくはこれがフィットしたのでおすすめ。
ただなんか高さがあってないっぽくてちょっと傘部分が本体と干渉してる。けど気にしない…別に音も普通だし…

イヤーピースに関してはほんとに詳しくないので、なんかほかにいいやつあれば詳しいひと教えてください。
アプリの使用感
アプリ自体はいいけどできればウィジェット機能欲しいな~
ノイキャンとヒアスルーをウィジェットでも切り替えられるとめっちゃ楽なんだけど…まぁイヤホンのボタン使えってことなんだろうけど。
細かい設定はアプリでできるらしい。
まとめ
基本的に満足!買ってよかった!!!
あとはこれがどれくらい長持ちするかですよね…また半年後とかに追記レビューするかも。
ワイヤレスイヤホンのバッテリー持ちで悩んでる人にはめっちゃおすすめ。
あと、低音好きはぜひとも。