一級建築施工管理技士 まとめ。
前回の記事でサラっと書いたが、もう少し自分の経験をもとにまとめてみた。
受験当時、既に土木系の業務に従事していた。しかし過去に建築工事(鉄骨・RC造の高層ビルやマンション)携わっていた経験(約7年・大手ゼネコンの1次協力会社の現場管理経験)があり、その当時の経験や知識がベースとなった。
試験勉強は前回の記事にも書いた通り、過去問を5回以上は解いた。この試験の前に一級土木施工管理技士を受験していたため問題形式がさほど変わらないと考え、試験前から手ごたえを感じていた。
【学科試験(現第一次検定)】
過去問をひたすら反復する訓練(概ね85点~90点程度取れるレベルまでもっていく)
日建学院の「学科問題解説集」をひたすら解いた。1日に1年分以上。分からない部分は「施工がわかるイラスト建築生産入門」を眺めて、イメージをつかむ。
本試験では時間が余りすぎて困るくらい。自身は午前・午後ともに20分くらいで解き終えてあとは全部見直しに費やした。途中で眠くなったり、一定時間経過後に退出可能になるが見直しを何回もする。1点でも多く取るという気迫が重要。
【実地試験(現第二次検定)】
経験論文は土木施工管理技士の時に使った「独学サポート」に作文代行を依頼。5割くらい参考にし、自身の言葉で作文のブラッシュアップをした。
あとは過去問数年分を何度も解いて確認した。
過去に7年間建築現場に従事していた経験があり、躯体工事系の業務に従事していたので、鉄骨やコンクリート工事のイメージはつかみやすかった。しかし、仕上げ工事はあまり印象が薄かったので工法や用語・施工上の留意点を学ぶのに少し苦労した。割と得意とする仮設計画・躯体工事の点数を取りこぼさないように、繰り返し過去問学習をした。ネットワーク工程表とバーチャート工程表の日数算出問題を取りこぼさないようにした。仕上げ問題に関して、過去問+動画や画像により工法を理解した。
[受験で良かった点]
合格後申請する、監理技術者資格者証の業務可能職種がたくさん増えてうれしい。
【受験を通じて得た物】
一級建築士から見て、格下に捉えられる節があるが、建築系の職種に従事している人は、持っていたほうが望ましい。
意外と合格率が低いので、持っていると箔がつく。
土木施工管理従事者といえど、最近では土木工事の中に、建築工事も追加して発注される工事がある。その際は、建築物を構築するため、建築施工管理の資格が必要となり意外と重宝される。土木屋さんで一級建築施工を持っている人はそこまで多くないと思うが、建築も土木も切り離せない部分はあるため挑戦する価値は多いにある。
転職の履歴書に書ける。どの建設会社も施工管理職が不足しており求人もたくさんある。