1級土木施工管理技士 試験対策

どんな試験もそうかもしれないが、自分が受けてきた資格試験では試験問題の傾向は時期によっても変化している。
noteでは自分の経験だけでなく、最近の試験問題対策も書いていこうと思う。

令和6年度の試験問題において。
経験論文は自分が受検した数年前に比べ、より具体的に問われている。そのため経験した内容を棚卸し、簡潔に書く準備が必要。試験問題で、どの様に詳細を聞かれるか何パターンか想定をしておく必要がある。

もう少し細かいことを書いていくと
経験論文では大前提としてPDCAを意識して書くと書きやすいのではないかと思う。「課題」を問われた場合、課題とは実現したいことと現実とのギャップを埋めるためにすべきことと解釈する。
例えば、設計図通りに施工したいけど、それを阻害する要素がある、では別の案を立てましょう、というような現実の業務でありそうな内容で書けば良い。

例1
設計通りにシートパイルを打ちたい
→試掘したら埋設ケーブルが出てきた
→管理者に立ち合いを求める、併用の確認
→死んでいるケーブルと判明したので撤去
→シートパイルを施工を進めた

例2
都心部の狭い現場で重機と作業員の接触災害防止が課題
→重機の作業半径内に作業員が立ち入った場合、警報が鳴るシステムを導入→事故なく施工完了
→警報が鳴るシステムが自社の他現場へ活用が広がる

普段の業務内で起こる事案を意識し、棚卸しした文章を何度何度も書いていくうちにスピード感を持って経験論文は書けるようになると思う。

受検者の大半は理系出身者が多いと思うが、この試験で必要とする文章というのは小説や感想文のようなものでなく、シンプルに簡潔に説明するための経験論文だということを意識することで文章を書くことを苦手とする人には書きやすくなるのではないかと思う。また他試験でも論文を必要とする資格があるため、慣れるためにも何度も書いて練習すると、次の試験にも繋がると思う。

仕事をしながら、資格試験に挑戦する社会人は勉強する時間確保も難しいと思うが、通勤時間の5分10分、就業時間前の5分だけでも意識的に使うことで合格に近づけると思う。自分は昼休みには30分昼寝する習慣があったがそれを20分に短縮、10分間を試験勉強の時間に充てた。たった10分の積み重ねが、大袈裟かもしれないが人生を変えることになるんだということを、これからの記事でも書いていこうと思う。

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