転職、コンクリート技士
転職活動開始というほどのことは言えないが、コロナ禍になり時間も出来、いわゆる転職サイトに登録をした。転職を考える上で過去に憧れている企業があったことを思い返していた。
転職サイトに登録すると色々な求人が閲覧できる、そして企業やエージェントからのスカウト連絡もくるようになる。すると一気に転職が現実的に感じ、気になった企業とのメールやりとり、カジュアル面談という形で「応募前」ということで話を聞くことも出来た。カジュアル面談の位置付けとしては企業と個人のミスマッチを防ぐために行われることが多く、応募後には、なかなか聞きにくいような些細なことも質問しやすく良かった。
カジュアル面談という形で、とある企業が自分が住んでいるエリアまで新幹線でやってきてくれたが、結果、ミスマッチとなった。今思えば、このときミスマッチで完結したことに感謝感謝している。
コロナ禍だったため、大半がオンラインで行われたのも便利だった。
転職活動しながらも資格試験は次なるジャンルへ移行していった。
より専門的に土木知識を習得するためコンクリート技士への挑戦だった。
た。
当時勤めていた会社で先輩がコンクリート技士を持っていることを知り、そこで初めて資格の存在を知った。その上で、会社への貢献になり、こちらも合格することでお祝い金が出る、挑戦することに決めた。また、その当時、同じ現場を担当している60代の方と話をした際に「将来的に資格が有る無しで仕事の幅が大きく変わるよ」と教えてもらったのも後押しになった。
勉強方法としては過去問をひたすら反復し、概ね85点~95点程度取れるレベルまでもっていくことだった。過去問と並行しコンクリートの材料や施工方法について、理屈で覚えることもした。この並行した学習をすることで、問題文を読むと明らかおかしい答えが分かり、確実に点数が上がった。
試験中は問題用紙に回答を〇し、試験後に自己採点した。
7.5割ほど取れていた。
結果、合格した。
コンクリート技士は持っていて何かになる資格ではないが、受験するためのハードルが低いので土建業の人間はチャレンジするのもいいと思う。
唯一ネックなのがコンクリート技士・主任技士・診断士の資格受験料、受験後の申請料、資格保持のための更新料と、継続して費用がかかる。そこは在籍している企業負担がOKならば良いのだが、そうでない場合は会社に確認は取った方が良いかと思う。(個人負担となると少し残念ですよね😢)
土木系の資格としては、一級土木を取得した後の腕試し的に、受験するのもいいんじゃないかと思う。
昨今、インフラ問題が勃発しているため、遠くないうちに国家資格扱いになるのではないかと思う。(あくまで個人の考えです)
合格後、コンクリート工学会の会誌に名前が載るのも嬉しかった。
そしてコンクリート技士が終わると、すぐにコンクリート主任技士も挑戦してみようと、すぐに勉強を開始した。コンクリート主任技士はコンクリート技士より高度になるが、立て続けに受験することで学習内容の効率が図れると思った。
そして転職サイト上でスカウトをいただいた企業への転職を決めた。記事の最初に書いた「憧れている企業」ではなかったが、まずはゼネコンと言われるところで働いてみようと思った。
この転職先は、人事担当者も土木担当者も、非常に対応が丁寧で「ぜひ、うちで働いていただけませんか」と温かい言葉をいただいたのが決め手となった。もちろん働く上での様々な条件も納得いくものだった。この転職をきっかけに東京へ引っ越すことになった。
これが最後の転職にはならないのだが、この企業で働かせていただいた数年間に大変感謝している。