未知との戯れ

僕の親父はよくおばけに悪戯される。

正確に言うと、
悪戯されていた。

らしい。

全然霊感があるわけでもないし、
当時は全然気にしていなかったらしい。

後々、周りに喋ったら、
それおかしくね？ってなったらしい。笑

当時というのは、
親父が大学生時代に一人暮らしをしていたとき。

僕が聞いて正確に覚えてるのは、2つ。

まず1つ目！

夜寝てるときに、
真夜中に親父の頭のすぐ上のとこに、
家に取り付けられてたエアコンが、

「ドーーーーン！！」

って落ちてきたらしい。

当たらなくてよかったーって思ってそのまま寝て、
次の日に業者呼んだら業者の人が、

「おかしいですねー...。このエアコン外すには、4つ角の長いねじを同時に抜いて、本体を壁と垂直にスーッと慎重に取り外さないと取れるはずがないんですよね...。」

次に2つ目！

これも1つ目と少し似てるんだけど、
これも寝てる時のこと。

物音は特にしなかったって言ってたんだけど、

朝起きたら家に元々備えられていた
上に取り出し口があるタイプの洗濯機の蓋が、

床に転がっていたらしい。

蓋取り付けるの無駄に大変だったらしい。

不思議だなぁ。

ちなみに、風呂場の排水溝からは
女の人の髪の毛が湧くように出てきたらしい。

その都度その都度掃除してたらしいけど。

そんな僕も、高校生の時に
夜中寝る前に実家のキッチンで水飲んでたら、

シンク横と食洗器の上に置いてあった
空の弁当箱が一気に落ちたことがある。

うーわ、めんどくさいなーって思いながら
片づけて二階に上がって寝たけど、

思い返したら怖くなって震えながら寝たよね。笑

そんな感じ。

夏楽しも。