わたしの大好きな、あなたへ。#公開ファンレター

都内は季節はずれの積雪が観測されたが、同じようにいまだ終わりのない冬のなかにいる、わたしの好きな野球界。

本来であれば今頃は

毎日の試合結果に一喜一憂したり

いつ球場に行けるかな?とスケジュールを組んだり

ファン同士で野球談義に花を咲かせたり

そのように過ごしているはずだった。

日々の生活すら不透明なこの状況だが、いつ開幕するのか?もはや今年は開幕できるのか?と不安な野球ファンはわたしを含めて大勢いることは間違いない。

そしてわたしたちの大好きな選手や指導者や球場関係者の方々の不安なんてとてつもないだろう。

そんななか、いつも愛読させていただいている方の記事で素敵な企画に出会った。

「選手への#公開ファンレター」ということで、厳密には趣旨が違ってきてしまうが、誰よりもこの気持ちを届けたい相手に向けて、わたしも書きます。

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あなたにとって新しい挑戦のシーズンをこのようなかたちで迎えることになってしまったこと、本当に悔しく思っています。

新たな道を歩みはじめた途端にこんなイレギュラーのなかを進まなければならないあなたへ。

届くかはわからないし、届いたとしても力になれるかはわからないけど、感謝と応援の気持ちを伝えます。


昨年の7月。

いままで野球やスポーツに全く関心なく過ごしてきたわたしは、あなたに出会って変わりました。

代打を告げるアナウンス直後のファンの声援のすごさ、チャンステーマ「勝ち取れ」の期待感と一体感、そしてそれにこたえたあなたのプレー...すべて心に残っています。

期待を背負うこと。期待にこたえること。

あなたよりもずっと小さな世界で生きているわたしでもその大変さ、つらさ、難しさを体感したことが何度もあります。

わたしには想像もできないような苦悩や努力を重ねてきたのであろうあなたの姿は、誰よりもかっこよかった。

当時のわたしは不勉強で、野球の細かいルールもあなたのすごさもなにも知らなかったけれど、すぐにあなたを好きになりました。

結果的に現役生活を応援できたのは数ヶ月でしたが、あの日あなたに出会えなければいまのわたしはありません。

引退のニュースを知ったときには本当に悲しかったけれど、あなたと新しい夢のつづきを応援できることを幸せに思っています。

指導者としてのあなたにもたくさんの期待と批判が寄せられることでしょう。これからも最高の笑顔と大きな背中で受け止めてくれることを願っています。

ありがとう慎之助。

あなたがいてくれたから

野球を好きになりました。

あなたに出会えてよかった。

またあなたに球場で会える日を待ち遠しく思っています。

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