してほしかったこと、してあげたいこと。
病気を経て、沢山の人に命を助けてもらってきた経験から「私もいつか誰かの力になりたい」ってゆう想いでずっと看護師になることを志していた。
···そんな私が高校三年生の夏、急な方向転換で就職に舵をきった。
看護の道へ進むと思っていた母は猛反対。
17歳の私は良くも悪くも真っすぐで、母とは喧嘩の毎日。
結局そのまま、就職の道へ。
社会人になってからは人並みにいろんな経験をし、形を変えながら最初に就いた職種で働いている。
後に私にも娘が誕生し、母になった。
いつの間にか好きになっていた今の仕事。
小さな子を抱えながら続けるのは簡単なことではなかった。
だけど、小さな娘はいつも私を応援してくれた。
一人っ子で寂しい思いもたくさんさせてきただろうに、「ママが好きなことしたら良いよ」って、「私がお手伝いするから」って、いつも全力で背中を押してくれた。
私は小さな応援団長のお陰で、いつだって好きな仕事をすることができてきた。
そして。
今度は私の応援団長だった彼女の進路選択。
彼女はどんな人生を自分で作っていくんだろう。
かつての母のように、やっぱり心配はある。
けれど、私の娘はまだ子供だけれど子供なりに考える力を持っている。
貴女が悩むとき、私はなんて言葉をかけてあげれば良いかわからないけど。
何があっても貴女が選んだ道ならばきっと大丈夫だから。
だから、自分の心が動く方へ進んでほしい。
今度はママが貴女の応援団長になるからね。
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