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VOL.1 「HTML」の役割とは?
私はフロントエンドエンジニアとして、これまで学んできた内容を数回に分けてまとめる企画を始めます。第1回目では、HTMLの役割について説明いたします。サイト制作を学ぶ際、最初に取り組むのがHTMLです。今回は、そのHTMLが何なのか、そしてなぜ重要なのかを解説します。
HTMLとは何か?
HTMLとは「Hyper Text Markup Language」の略で、Webページを作るための基礎的な言語です。Webページ上にテキストや画像、リンクなどを表示する際、HTMLを使ってこれらの要素を配置します。言い換えると、HTMLはWebページの骨組みを作る言語です。
例えば、私たちがよく目にするニュースサイトやブログも、HTMLがそのページの基本構造を決めています。HTMLだけでは見た目はシンプルですが、デザインを加えるためにCSS(スタイルシート)、動きを加えるためにJavaScriptが使われています。HTMLはあくまでWebページの土台となる言語です。
HTMLの役割を本に例える
HTMLをイメージしやすくするために、本の目次や章立てに例えるとわかりやすいです。
・見出し(Heading)タグは、本のタイトルや章のタイトルのようなものです。大きな文字で、重要な部分を強調します。(H1,H2など)
・段落(Paragraph)タグは、章の中に書かれている本文そのものです。文章を整えて表示するためのものです。
・リンク(Anchor)タグは、別のページやサイトに移動するための「道しるべ」です。参考文献に飛ぶためのリンクのような役割を果たします。
こういったタグを使って、HTMLは、Webページ全体の構成を決めていきます。
HTMLの進化
HTMLは、1990年代に最初に登場しましたが、当時は今のように高度な機能はありませんでした。その後、インターネットが普及する中で進化し、現在ではHTML5が標準的に使われています。
HTMl5では、特に動画や音声を簡単に表示できる機能や、モバイル端末でも綺麗に表示できる仕組みが取り入れられています。これが、今日のWebページがより豊かな体験を提供できる理由の一つです。
なぜHTML5が重要か?
HTML5は、モダンなWeb制作には欠かせない要素です。特に、動画や音声の埋め込みが簡単にできるようになったり、ページの意味を明確にするための新しいタグが追加されたりしています。これにより、検索エンジンにも優しく、ユーザーがWebページをより使いやすく感じることができるのです。
次回「HTMLタグの基本要素と属性について学ぼう」
次回は、「HTMLタグの基本要素と属性について学ぼう」というテーマで、HTMLの要素(element)と属性(attribute)について詳しく解説していきます。リンクや画像を追加する方法、そしてそれをカスタマイズするための属性の使い方を学ぶことで、より多彩なWebページ作成ができるようになります。