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ピーターパンのネバーランドアドベンチャーを語りたい。




先日バケーションパッケージにて、ファンタジースプリングスを楽しんできた。

アナとエルサのフローズンジャーニー8回
ピーターパンのネバーランドアドベンチャー4回
ラプンツェルのランタンフェスティバル2回
ティンカーベルのビジーバギーは1回

もう満喫したと言っていいのでは?という回数を1日で楽しんだ。FSマジックは偉大である。

いろんなアトラクションを楽しんだが、私の心に爪痕を残していったアトラクションが一つあった。
それは、ピーターパンのネバーランドアドベンチャーだ。
とあるシーンで号泣し、泣かなくなるまで周回しようと決めたが、結局全部泣いた。
そんな印象深いアトラクションの感想を語らせてほしい、というのがこのnoteの趣旨である。
ちなみに冒頭を1番最後に書き上げたのだが、文字数が3000字弱あって普通にドン引きしている。

前置きはこのくらいにして本題に入る。
このnoteはネタバレを含まない部分とネタバレ全開の2部構成になっている。
ただネタバレを含まないという部分も確実にないとは言い切れない。もしネタバレに感じる部分があったら申し訳ないです。







ネタバレなし感想。


このアトラクションは幼少期にピーターパンを見て、ピーターパンと空を飛びたい、親に怒られないネバーランドで暮らしたいと思ったことがある大人に対してのメッセージを込めたアトラクションだと感じた。

すごいなんてものじゃない、自分の人生に影響するレベルのアトラクションだった。

正直、ピーターパンは昔の作品でポリコレやらなんやら不適切な表現があることは確かで、今の時代にピーターパンをメインに据えた新エリアを作るんだ、と最初に驚いたのは記憶に新しい。(新しくないかも)

また、案の定…みたいなシーンがあったことは否めない。
少しご都合主義だったり、変更したんだなぁと感じる部分は多々あった。
でもそんなことを体験中は微塵も感じさせないほどの圧倒的なアトラクションとしての完成度があった。

アナとエルサのフローズンジャーニーも素晴らしいアトラクションだと思うし、世界最高峰レベルのアトラクションだと思っている。
オーディオアニマトロニクスの進化や演出、どれをとっても素晴らしかった。

それでも、私の中でファンタジースプリングスで1番好きなアトラクションは、間違いなくピーターパンのネバーランドアドベンチャーだし、パーク全体を通しても1番好きなアトラクションになったと思う。




ネタバレあり感想前置き

ここから先はネタバレ込みで語る。
私と同じ感情を抱いた人間がきっと一定数いて、その人たちがなんの前情報も無くこのアトラクションに触れた人間から得られる感想を聞きたい。
だから、私の感想も聞いてほしいし、みんなの感想も教えてほしい。

そして、何も情報を得ていない人間はお願いだからここから先は読まないでほしい。
3Dアトラクションのため、ネットで写真等のネタバレ被弾する確率も低い。
とにかくこのnoteを閉じて、今すぐファンタジースプリングスに向かってほしい。

そして、私と同じようにピーターパンのネバーランドアドベンチャーを体験した後に、感想を書き上げ、公開してほしい。

あのアトラクションを体験し同じ気持ちを味わった人間がいるということは、これからの人生できっと何かの支えになる。




















ネタバレあり感想。



妖精の粉がかかった空を飛ぶ船に乗り、
右から2番目の星に飛び込み、
ネバーランドに帰ることを許された、
この感情をどう言語化すればいいのか、文章を書き始めた今でもわからない。


このアトラクションの真骨頂は、最新の技術や視線誘導ではない。
私たちをロストキッズとして扱う没入感の高さである。

プレショーでピーターパンは言う、
ロストキッズみんなの協力が必要なんだ!
そして、待ち合わせ場所まで「Following The Leader 」を聴きながら、混雑していない時間帯では、手拍子を煽られノリノリで集合場所まで向かう。
その瞬間私たちはもうロストキッズの一員でしかないのだ。

船に乗り、ティンカーベルに魔法の粉をかけてもらい空を飛ぶ。
先行するロストキッズも同様だ。
そして、海賊に捕まったジョンを助けるためにウェンディやマイケルと合流、フック船長と戦い、最後に帰路に着く。

初めて体験した時はライド体験として面白いな、くらいだった。私自身少し酔いやすいこともあり、ここからロンドンに帰って終わりかあとちょっとだ頑張ろう、くらいの認識だったと思う。(FSマジックあるけど、この揺れ複数回はしんどいかもみたいな気持ちもあった。)

ロンドンへの帰路に着いた瞬間、途端音楽がノスタルジックになり、ロンドンに向かう。

その瞬間、
小さい頃いつかピーターパンとティンカーベルと空を飛びたいという気持ちがあったことを思い出した。
大人になるにつれて忘れてしまっていた気持ちがふっと蘇ってきた。

ピーターパンと空を飛ぶ願いが、散々アトラクション中もそうしていたはずなのに、このタイミングでようやく叶った気がしたのだ。
やっぱり「you can fly!」の効果はすごい。


そしてロンドンの空を飛び回りながらダーリング家に着く。
部屋にいたナナの存在は嬉しかった。
しかもリードにつながりながら空に浮かぶという、私の個人的に大好きなシーンまで見られたのは本当に嬉しかった。
ここでウェンディ、ジョン、マイケルとお別れだ。



そして、ここからが私を狂わせた。

物語はここから加速していく。
私たちはロストキッズなのだ。
私たちの帰る場所はロンドンではない、ネバーランドだ。
ダーリング家をロンドンに送り届けた後は「私たち」の帰路に着く。右から2番目の星に突入し、そこに広がるネバーランドの景色。
ロストキッズの住処に戻り、海賊を倒した宝物の山分けをし、ピーターパンから「いつまでも子供のままでいてね」と挨拶をしてこのアトラクションは幕を閉じる。

私は初めてこのアトラクションに乗った時、右から2番目の星が近づいてきて飛び込んだ瞬間、嗚咽で前が何も見えなくなった。

理由は明白である。
小さい頃
ピーターパンとティンカーベルが私の枕元に訪れ、
共に右から2番目の星に飛び込み、
ネバーランドで時間を過ごすことを夢見ていた。
そんな私の夢が叶ったのだ。
「右から2番目に輝く星 あなたの願いを叶える星」
と歌いあげるもんだから涙が止まらない。
アトラクションを終えた後、しばらく放心状態で何も言えなかった。

そしてアトラクションを終えた後も自分たちがネバーランドにいてロストキッズでいることは変わらない。
ドクロ岩にジョリー・ロジャー号が私たちを待っている。
ずっとずっと私たちはロストキッズでいられるのだ、自分がそう願えば。

ビリーヴでもピーターパンは言っていた。
諦めかけても絶対に信じることをやめてはいけないんだ。
ウェンディは返す。
そうね、ピーター。もう一度信じれば、願いは必ず叶うのね。

ピーターパンのネバーランドアドベンチャーは
願いを叶えてくれたアトラクションだ。
小さい頃、ティンカーベルの輝きを見逃さないように窓を眺めながら寝た幼い頃の私が救われた。

この歳になっても願いが叶うんだ、という気持ちにさせてくれた、最高のアトラクションだった。

私の夢を叶えてくれてありがとう、ファンタジースプリングス。
またピーターパンと空を飛びたいな。


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