見出し画像

日本の文化、伝統工芸を守るには

はじめに

ジョジョ5部が始まってアニメ感想を書いてましたがだんだん書けなくなってきました…

そのため、ジョジョだけについてノートに書こうと当初思ってましたがそれ以外についても書いていこうと思うので、よろしければお付き合いください。

職人塾

現在、東京都がしている『職人塾』というプログラムに参加しています。職人さんに弟子入りして、1ヶ月職人体験するみたいなプログラムです。

例えば、
畳、和裁、和竿、日本庭園、着物の染め等様々な職人さんの元でその仕事を学ぶことができます。

私が応募したのは、表具師さんです。表具師とは、掛け軸や障子を扱っている職人さんのことです。私の就業先は主に修理、保全をされていたりするようです。

なぜ応募したかと言えば、茶道に関わりがあって、もっと茶道のことを極めたいからです。且つ娘の保育園の送迎をしながら通える範囲だからです。

職人さんの後継者問題

まず、職人塾に参加するに当たって、説明会に参加しました。これをやっている趣旨としては、日本の伝統工芸に興味がある方でお仕事を体験し、最終的には受け継いでいく者を増やすため、就労してもらうため…だったかと思います。(記憶が違ってたらすいません

問題点①
お金と期間。

しかし、実際のところ、職人塾に参加された方で、職人さんの元で就労する方は、全体の10%程度。加えて、最初は見習いからスタートするため、賃金がすごく低い上に見習い期間も長い。それを覚悟の上で就労する、ということです。表具の場合、壁の修繕の方が儲かるので、専門学校をせっかく卒業しても技術が生かせて且つ賃金が高いそちらに流れる人が多くいるそう。


今実際に体験してみて初めて知ることなのですが、例えば、紙1つとっても種類がたくさんあり、中でも職人さんが手ですいた和紙というのは、単価が高いです。一枚ペラが1500円とかします。それを何枚も使うわけなので、原価がそもそも高い上に技術料も頂くことになるわけですね。

そして、その紙職人さんは紙職人さんでいらっしゃるけど、その職人さんもどんどん少なくなってきているので、紙職人さんが最悪絶滅したら、表具屋は仕事を畳むことになり、表具が消えてしまいます。

問題点②
そもそも職人塾で面倒をみる余裕がない。

私はたまたまラッキーだったと思うのですが、私の先生はとても熱心に教えてくださいますが、教える職人さんは無料で普段の自分の仕事時間を割いて、私達に仕事を教えてくれています。

これは私の予想ですが、そもそも1人、あるいは数名だけで仕事を回しているため、無料で他人に技術を教えるという余裕がないんだと思います。そのため、職人塾に登録してはいるものの、例えば時期的に今余裕が無いので、タイミングが合わないから受け入れられないとか、そういうこともあるんだと思います。本末転倒じゃないですか?それって。教えなければ後継者は生まれないのに、後継者作りの余裕がない。

問題点③
職人塾の運営側の態度

この方達は、参加者と職人さんを繋ぐ、大事なポジションです。にも関わらず、態度や対応が…/(^o^)\

40代50代のおじさん世代にありがちなのかなと思いますが、いくら職人さんが素晴らしくても、仲介者がその態度では、参加したいと思った方でも躊躇してしまうのでは、と思います。また、今のご時世で、書類関係が郵送またはFAXのみの対応というのは、ますます若者が離れていってしまうと思います。(FAX使ったことない若者いるんじゃないかな?

また、参加条件の1つとして、34歳以下を掲げていますが、もう少し年齢を引き上げて、間口を広げないとこの先もっと厳しいのでは?と個人的に思います。

まとめ

話は少し逸れますが…先の京アニ放火事件ですが…京アニに関わらず、日本のアニメーターさんの待遇がとても悪いため、これを改善していくにはどうしたらいいのか、ということもいつも考えています。京アニはむしろホワイトな方だと言われていますが、それでも一般中小企業です。アニメーターを直接応援して課金するシステムが必要かもしれません。

伝統文化にもサブカルにも言えることかもしれませんが、日本は高品質を低価格で売ることに慣れすぎてはいないでしょうか?薄利多売な時代は平成でもう終わりにしたいです。高価なものを高価な値段で売り買いできる人間になりたい。

それから、先生がおっしゃっていた表具の良いところは、何度でも繰り返し直すことでまた使うことができること、最終的には自然に還ること。サステイナビリティとエコは前々から言われてきた全体の課題ですが、真剣に取り組まないといけない時代になってきたと思います。

問題が大き過ぎるので、私はまずは表具のことを勉強して、私ができることをしていきたいと思います。そして最終的には日本文化や伝統を海外に発信していくことをやっていきたいと思います。


コッチヲ見ロッ!貴様!見ているなッ!