ネットスローの凄さ
野球といえば、キャッチボール。
誰もがグローブをはめたらやりたくなる練習の一つ。
でも、これ上手い人はいいけど、技術の上達には少し不向き。
暴投したら取りに行かないといけないし、相手によっては気を遣って投げないといけない。だから、練習し甲斐があるといえばありますが。
やった方がいいよと声をかけてもやらない練習。それがトップの画像で使っているネットに向かってただボールを投げるだけ。超シンプル。全力で投げても文句は言われない。フォームを意識して1人で集中して練習ができる。
でも、地味な練習は誰も進んでやりたがりません。でも、効果を体感した者はコツコツやります。
昨日、クラスの取り組みで練習を抜けている生徒がいました。30分くらい休みができたので、練習に参加していいですか?と、グランドに、現れました。もちろん、大歓迎。ふんで、なんの練習するの?っと聞くと、外野ノック。その後、ノックに入らず、ボールがたくさん入ったカゴを持ってネットの前にいました。ノックに入らんの?って聞いたら、次はネットスローします!!
なにも言われず、自分が上手くなるための練習をチョイスできるって素敵やなーって、声をかけました。
この子は中学から野球を始めた生徒。ボールもキャッチできない子でした。あまりにボールの感覚が無さすぎて全体練習には入れず、私とゆっくりのボールをグローブで取る練習、ネットに向かってボールを投げる練習を課しました。
こんな練習、嫌じゃないの?って聞いたら、僕下手なんで、全然大丈夫ですって、笑いながら応えました。絶対上手くなって、びっくりさせてやろうぜって私も笑顔で伝えました。
この謙虚な姿勢と地道な練習で、成長率はトップです。もちろん、まだまだですが。投げる力がついて、もしかして投手できるんじゃないって周りから声をかけられたりもして!!
だから、こそネットスローの味がわかり、黙々と自分が成長するためのメニューを選択できるんだなーっと関心。
今年は原点回帰。初心者をうまくさせる。野球をもっと大好きにさせるが私の目標。
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