4.占星術を勉強したら風の時代をスイスイ進めるのだろうか
『占星術が好きなのに、なかなかホロスコープを読み解く事ができない!
でも、本気で勉強して読めるようになったら、風の時代をスイスイ進めるのだろうか。』
その問いに、真っ向からぶつかってみるこのnote。
その主人公はこちら。
名前:しゃなえ
誕生日:1月1日
星座:山羊座
年齢:30代
性別:女
居住地:東京都
職業:社長秘書
これまでのあらすじはこちらからどうぞ
《プロローグ》→☆
《第一話》自分のホロスコープを見た瞬間、思わず口から出た言葉→☆
《第二話》全身の細胞がバンザイしながら喜んでいる→☆
《第三話》まさかの!?→☆
★☆★
《第四話》星の巡礼
セッションの最後、先生はこうおっしゃった。
「占星術は過去世でさんざんやってきたから、そのエッセンスが残っています。触れれば思い出しますよ。」
その数秒後
「占星術講座初級を受けさせてください!!!」と言っていた私。
その数秒の間に、”私、スピリチュアルマスターじゃなくて、占星術マスターになるのか!?それも面白そうだ!”と能天気に思考を巡らせていた。
そんな能天気さがバレたのか、あるいはあまりにも間髪入れずに「占星術講座を受けたい」と言ってしまったからか、先生は一瞬目がテンになっていた。(ちなみにこの先生、占星術やヨガ、金継ぎの講座など様々な講座をされている超多彩なお方。)
その後、いつもの表情に戻った先生から「占星術初級ももちろんいいけれど、まず先に、各天体に繋がる”星の巡礼”という瞑想のグループワークを受けてみたらどうかしら。そのグループワークによって、より各天体の事が理解できますよ。」と教えてくれたのだ。
瞑想!?グループワーク?星の巡礼??全くもってチンプンカンプンだったが、先生がそうおっしゃるなら受けてみよう!
こうして、瞑想のグループワークと占星術初級の講座を約3ヶ月間受ける事になった。
☆☆☆
と、ここらで少しおさらい。
「しゃなえ」のホロスコープについて
・ホロスコープの左側にしか天体がない
→自分がこうだ!と思った道を突き進む
・1ハウスに天体が集中している
→目立ってなんぼらしいからTwitterで発信してみよう
・12ハウスに土星がある
→スピリチュアルマスターを目指せ
ネットで得た知識を元に、自分のホロスコープをこのように解釈した占星術ド初心者の私。そもそも、スピリチュアルマスターが一体どういったものか自分でもはっきり分かっていなかったが、まずはその道の方に教えを請うてみようと思い、占星術やエネルギーワークのセッションを行っている先生の門を叩いたという訳である。
☆☆☆
占星術講座よりも先におすすめされた、「星の巡礼」という瞑想のグループワーク。瞑想というぐらいだから、皆で瞑想するんだろうなとは思ったけれど、こちとら瞑想なんて今の今までやった事がない。私の予想では、目をつぶっても、ビジョンとか言葉は絶対浮かんでこないだろうし、きっと雑念ばかりで終わるんだろうと思っていた。だからこのグループワークに正直そこまで期待はしていなかったし、何よりも占星術講座をいち早く受けたかった。
瞑想のグループワーク『星の巡礼』初日。
以前は先生のアトリエに皆が集まってグループワークを行っていたそうだが、やはりこちらも某ウィルスの影響でZOOMでの開催となった。ZOOMで瞑想ってどういうこっちゃ?そんな不安と、一体どんな人達が集まるのだろうという期待でドキドキしながら、指定されたURLからZOOMのトークルームに入室。すると先生を含めた7名が画面の向こう側にいた。
はじめましての挨拶を済ませてから、先生による星の巡礼の講義が始まった。いきなり瞑想するのかとビクビクしていたから、講義によって星の巡礼についての理解が深められて少し安心した。初日の今日は、地球につながる瞑想を行うとの事。たしか先生はその事を”グラウンディング”とおっしゃっていた。飛行機の着陸みたいだなぁなんて思いながら講義を聞いていた。
講義が終わり、「それでは瞑想(グラウンディング)を始めましょう」という先生の声掛けによって、私以外の6名は慣れた感じで瞑想の準備を始めた。
え!?瞑想って何か準備する事あるの!?目をつぶるだけじゃないの?
めちゃくちゃ焦っていた私に、先生が
「今回が瞑想初めてという方はいらっしゃいますか?」と声をかけてくれた。そこで私は恐る恐る手を上げ「初めてです」と言うと、「なるべくサポートするので大丈夫ですよ」と言って下さった。
「では、体の力を抜いて~、リラックスして~、目を閉じましょう」
先生による声がけでオンラインでの瞑想ワーク、グラウンディングがスタート。参加者全員が目を閉じて、先生が奏でるクリスタルボウルの音や先生の声に耳を傾けた。
先生からは「瞑想中、なぜ自分が地球へ来たのかを問いかけると、地球とつながりやすくなりますよ」というアドバイスをもらっていた事と、「では、地球に問いかけてみましょう」と、地球へ問いかけするタイミングも誘導してくれたため、瞑想初心者の私もそこまではスムーズに進められた。
先生の誘導が終わり、いよいよ地球に問いかけするタイミング。私は人生初の質問を地球に投げかけた。
「私は何のために地球に来たのですか?」
何も起こらない。
もう一度尋ねてみる。
「私は何のために地球に来たのですか?」
・・・・
やっぱり何も起こらない。
う~ん、これはすでに地球につながっている状態なのか?いや、何もビジョンや言葉もないし・・・一体何が正解なんだ!?先程まであんなに心地良かったクリスタルボウルの音にさえ、急かされてるような気がして落ち着かなくなった。そこでワークに参加している他の方々を、薄目を開けて画面越しに観察してみる事にした。
皆静かに目を閉じて瞑想に集中している・・・
画面越しでもそれがひしひしと伝わってくる・・・
(もちろん薄目を開けてる人なんて誰一人としていない・・・)
ヤバイ・・・
これは間違いなく私だけが地球と繋がれていない状態なんだ・・・
そう思うな否や、私は"ピカン"と閃いてしまった。
そもそも瞑想初心者の私が「何のために地球に来たのか」と質問したって、今の地球から返答があるはずもないじゃないか!だって某ウィルスが猛威を振るっているんだもん。その対応で地球は大忙しなんだろう。うん、そうだ。それだ。だから返答がないんだ。間違いない。
こうして自分を納得させ瞑想を諦めようとした。けれど
でも。でも!三度目の正直で、最後にもう一度!!
「私は何のために地球に来たのですか?」
つづく
《グラウンディングとは》
地に足をしっかりとつけ、地球とつながるというエネルギーワーク。
これをする事で、いわゆるスピリチュアルなフワフワした状態から、まわりに流される事なく目的に向かって真っすぐ突き進む事ができる。ようになるらしい。