ヘレナ改の評価と演習考察 #アズールレーン
はじめに
注意
本記事はカタログスペックや期待値に基づいての考察なため、検証不足な点が多々あります。
そもそも演習は検証が難しかったりするので、完璧に近い内容は演習ガチ勢の方が記事を出すのを待つといいでしょう。
私は虹砲がまた1本だったりと演習ガチ勢とは程遠いのであしからず。
ヘレナとは
ヘレナさんは昔からゴリ押しや格上狩りとして使用されてきました。
やたらボスが固い12-4や13-4でヘレナを頼った人も多かったのではないでしょうか。
演習においては一航戦の速攻には弱くても、ロイヤル軸等と戦ってきた歴史があります。
とはいえ、インフレの追い風には勝てず、バフとか関係なしに超火力を出す艦が増え、演習は研究産の発射速度の速い主砲によって出番は激減していきました。
海域は色々あるので置いておいて、演習は初動が基本的に20秒以内で収まってしまうような環境となっています。
そのため20秒後から動き出すヘレナでは先手を取られてしまって厳しい状況でした。
これが改造によってスキルが変化し初動が16秒に変更され、今回また演習適正が注目されるようになりました。
ヘレナ改のスペック
ヘレナは元々脆さが指摘されていましたが、改造により耐久値が240上昇(5.57%程度)上昇。
対空値は90伸び防空補正が(装備込みで)71.6%→75.8%に上昇。
防空補正の話は下記の記事参照。
対空砲の補正は100→115%に上昇と全体的に高難易度海域の適正が上がっている印象です。
とはいえ劇的に硬くなったというという訳ではないので、引き続き真ん中か最後尾に配置するのがいいでしょう。
スキルの方は
レーダー探知:20秒毎30.0%(MAX60.0%)で発動。10秒間敵の受けるダメージが20.0%(MAX40.0%)アップ。
がレーダー探知・改になり
自身がSGレーダーを装備している場合、回避が5.0%(MAX10.0%)アップし、このスキルの1回目の発動判定が20秒→16秒に短縮される。
という効果が追加。
SGレーダーを装備時回避値が10%上昇、そして初回のスキル判定が16秒に短縮というものです。
これによりSGレーダー装備時はスキルの発動タイミングが
16秒→36秒→56秒に変更されます。
※初回発動時じゃないので注意
覚えておきたいのはスキルの計算は着弾時に発生するという点。
発砲時じゃないため
スキルが発動する前に発砲→スキル発動→着弾
で問題ないということ。
新スキルの方はクラ湾の夢で
戦闘中、自身が受ける魚雷ダメージが5.0%(MAX15.0%)軽減される。
戦闘開始時、味方前衛艦隊の艦船が3隻存在し、かつ最後尾が自分以外のユニオン艦船である場合、その艦船の回避が4.5%(MAX12.0%)アップ。
というものです。
スキルの内容としては簡易バルジ+ユニオン縛り付き回避値バフ。
ちなみにこのスキルはバルジとは別扱いなので、バルジを装備することで魚雷のダメージを45%減できます。
能代と組み合わせることで最大65%減という遊び方もあります。
もう一つの方の効果は前衛艦が3隻かつ最後尾が自分以外のユニオン艦という複雑な縛りをクリアすることで最後尾艦の回避値を12%盛れるというモノ。
正直言って使いどころがほとんどない追加効果です。
というのも最後尾は基本的に被弾が少ないですし、ユニオン縛りの影響で使用できる艦が限られてしまいます。またスキルは回避値に作用するものなので、あまり大きな効果がないのも辛いポイント。
とりあえず心の隅で覚えておくと得をする程度なため、このスキルのために編成を調整する必要はありません。
まとめると
・全体的に少し硬くなった(13章適正up)
・とはいえ、硬いという程ではない
・SGレーダーの有無で活用幅が広がった(サイクル調整)
という感じです。
ヘレナ改の演習適正
結論から言えばアジユ(吾妻、ジュノー、雪風)を超える程の強さはありません。
吾妻という壁兼火力
ジュノーというヒーラー
雪風というバッファー兼ヒーラー
という最高の組み合わせを超えられるかと言えば、超えられないよねという話です。
ヘレナ改を起用するとなると編成はおそらく先頭から
吾妻、ヘレナ改、ジュノーになると思うのですが、ヘレナのスキルは改造後も確定発動ではないので
上振れも下振れも激しすぎるというのが実情です。
与ダメ40%バフはどう考えても強力で、発動時は敵主力が凄い勢いで溶けたりすます。
とはいえ発動率60%とあまり高い訳ではなく、一番発動して欲しい初回できちんと発動できないリスクを考えると圧倒的強者にはなりえません。
格上狩りとして起用する分には個人的には全然ありだとは思いますが、編成が既に成熟しているような上級指揮官が採用する程ではないでしょうというのが実際に運用してみた感想です。
なので最適な使用方法としてはおそらく「演習の防衛」に編成することだと思います。
少し上でも記述した通りヘレナは上振れも下振れも激しいキャラなので、防衛編成に入れることで間違いなく大きな嫌がらせができるでしょう。
※ヘイトが高まるので非推奨
そもそも演習は攻撃側有利なのでミラーだとだいたい攻撃側が勝てるようになっています。
戦力もだいたい同じのミラーであれば画面から目を離している指揮官も実際多いと思います。
戦力差があればもはや画面を見ていない指揮官もいることでしょう。
しかしヘレナのバフによって戦力差をひっくり返すようなダメージを防衛側が叩き出せるようになり、攻撃側にとっての事故(負け)を誘発させやすくなります。
与ダメ40%UPというのはそれぐらい強力なのです。
よって防衛編成に入れておけば事故率を底上げする嫌がらせが可能になるというわけです。
もちろんしっかりと画面を見ている指揮官相手であれば意味がありませんが、画面を見ていなければならないという明らかな嫌がらせができます。
私はガチ防衛編成非推奨派ですのでオススメはしませんが、演習における最適な使用例はおそらくこれだろうということでご紹介いたしました。
まとめ
現在はボルチモア級といった強力な前衛艦やモナーク等の高火力主力艦が増えたためヘレナの必要性というのはあまり高くはなっていませんが、強力なバフ艦ということには変わりありません。
演習においても新しい環境に移行させるほどの力はないものの強力な艦であることには変わりません。
嬉しい事に打たれ弱かった装甲は多少であれど改善され、対空値に関しては90と大きな上昇があったため航空攻撃の激しい高難易度海域では力を発揮していくことでしょう。
個人的にはとても可愛く可憐に成長したヘレナ改を今後も活用していければなと思います。
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