#5 高校2年生の時の話
こんばんは。Lilasリラです。
私は、部活をしながら近所の居酒屋でバイトをしていました。
とてもアットホームでご近所さんしか来ないようなお店。
お店が終わると、ママと飲みながら話す時間が好きだったな。
バスケに行くようになってから
彼とはよく会うようになっていたし、話すようになった。
もうこの時は私は彼のことが好きでした。
とても大好きになっていました。
学年は1つしか変わらないけど、すごく頼りになる。
話し方も仕草も大人びていた記憶。
タバコを吸う仕草も(だから高校生ですw)全て好きだった。
私が高2、彼が高3のある日、彼に
私のバイト先で俺もバイトできない?と聞かれて
すぐにママに確認。ちょうど空きがあったので
一緒にバイトをするようになりました。
ここのお店は居酒屋と、その隣でお好み焼き屋もやっていて
通常バイトは一日一人ですが
予約が入っていたり、混んできたら2人になる仕組み。
その時は確か彼と私しかバイトがいなかったんじゃなかったかな?
私の家は、お店から30秒くらいの場所だったこともあり
お店が混むと、私はよく呼ばれていました。
バイト終わりにお店で一緒に飲んだりしていた。
(学校どうしてたんだろw。あまり覚えてない)
この頃から、彼がよく家に来るようなって。
彼がバイトの日、バイト終わりに家に来て一緒に寝て
朝になったらそれぞれ学校に行く。
学校が休みの時は、午前中に彼が帰っていく。
私が彼を好きなことは誰が見てもわかるくらいダダ漏れだったw
彼の周りには常に女性がいました。
付き合っているのかどうなのかは知らないし
そんな話を私から聞くこともしなかったけど、それは確実だった。
彼は私のことを妹のように大事にしてくれている。
そんな感じでした。
一緒に寝る時は腕枕だったけど、指一本触れてくることはない。
この時の私は彼氏がいたこともあるけど男性経験がなかったし
そのことは彼も知っていたので
私は女としては見られてないんだなと思っていました。
それでも何かあればすぐに駆けつけてくれる。
私の家は、当時母子家庭
あることが原因で母とはうまくいっていなかった。
家にいるのが嫌になってしまい、夜遅くに思わず家を飛び出して
私は彼に電話をしたんです。そしたら彼は
「今どこにいる?すぐ行くから待ってろ。」と言って
本当にすぐ来てくれた。そして怒られる…
「何時だと思ってんだよ。こんな時間に」
「家飛び出す前に連絡しろよ」
そう言って彼はコンビニに行って、酒、タバコ、お菓子を買い込んで
「家帰るぞ」と私を家まで連れて帰りました。
部屋でも怒られる。笑
不貞腐れる私に彼は優しく
「あんまり心配させんなよ。」「今日はもう寝ろ。」
と言って私を寝かしつけてくれました。(私子供かw)
1時間くらいかな?途中で目が覚めたら彼が部屋にいない。
帰ったのかな?と思ったら隣の部屋から男女の声。
彼が、私の母と話してくれていました。
部屋に戻ってきた彼に「行ってきな」と言われる。
母と話してきなさい、ということです。
私は渋々母の所へ行きました。
細かく何を話したかは覚えていないけれど
私が覚えているのは、母が彼に
「私をもっと見てあげてほしい」
「あいつ(私)はもう子供じゃない」と言われたこと
母に「彼のこと大事にしなさい」と言われたことです。
その翌日、母は彼に
「私のこと、よろしくね」と言って仕事に行きました。
今思えば、彼も18歳。
まだまだ生意気な子供だったかもしれない。でも
私にとってはヒーローそのものでした。