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【アナ雪2レポ】アナの葛藤はどこから?

少しも寒くないはずがない今日

ようやく『アナ雪2』を観てきました。

『アナと雪の女王2-オリジナル・サウンドトラック』

最近ディズニー映画を観に行けてなかったのですが、

これはどうしても観たかった!

せっかく最近noteを始めたなら映画の

レポートみたいなのやりたいなと思ってやってみたよ。

※ネタバレあります。すでに映画をご覧になった前提で書いていきます。


今回のテーマは『成長』、『変化』

まず物語冒頭は幼いエルサとアナが

まだ一緒にいる時に

仲良く遊んでいるシーンから始まりましたね。

雪で作った人形でファンタジー物語の

おままごとをしているのですが、

その時から二人の考えは異なっていました。

アナはみんなと一緒で愛があれば救われることを望んでいましたが、

エルサは『キスじゃ助からないでしょ?』とツッコミを入れる。

この時から確かにあった二人のちょっとした違いが

物語の中盤で大きく現れましたね。
※ちなみにこのシーンで隠れキャラクターがいるらしいよ

魔法の森に入ってからというもの

エルサが前に進もうとすることを

アナが無意識に邪魔をしてしまうシーンがいくつかあり、

エルサはついに自分自身が前に進むために

愛するアナを突き放すことを選びました。

最終的にアナとエルサは住む場所が離れてしまいましたね。


アナは人々を正しい方向に導く力があることに気づき、

アレンデール王国の女王に。


エルサは自分自身こそが魔法の森の精霊のひとつであったことを知り、

魔法の森に一人残る。

この違いを二人は受け入れた結果が離ればなれになることでした。

(会いに行ける距離ではあるみたいだけど)


オラフは物語の冒頭から中盤まで

『大人になること』に不安に思ったり、

楽しみになったり情緒不安定さが目立つ。


クリストフはプロポーズを何度もしようとするけど

アナが中々気づいてくれなくて
これ実はアナ気付いていた説あります

思ったように進めない…

こんな感じで各キャラの成長や変化というところに

焦点が向けられていました。

ここから個人的に気になったポイントをさらに深堀していきます。


80年代90年代のスターたちへのオマージュ

今回の音楽で特に印象に残ったのが

クリストフの『恋の迷い子』。

80年代90年代のMV感が満載!

製作スタッフもyoutubeで

『80年代90年代ロックバラード』を

検索して参考にし、作ったと公言していました。

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QUEENのボヘミアンラプソディーを彷彿させるシーンもありましたね。


個人的にはエルサがアートハランにたどり着き、

真実を知った時の衣装は歌姫のドレスみたいだなと思いました。


他にも80年代90年代ネタがあるのではないかと思い、

探してみましたが、公式からの言及は特に見つかりませんでした。

しかし、個人的にいろいろ調べている中で気づいたことが。


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これはマドンナの『Into The Groove』という曲のMVのワンシーンなのですが、このマドンナを観て、何かに似ていると思いませんか?https://youtu.be/52iW3lcpK5M

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前作の『アナ雪』の寝起きのアナになんだかそっくりじゃないですか!?

これに気づいてから80年代90年代の歌姫のMVを観ると

雰囲気が『アナ』に似ている歌姫が多いなと思い始めました。

もしかすると前作からそのような要素はあったのかもしれません。


アナはプロポーズに実は気づいていた説

色々『アナ雪2』のインタビュー記事を読んでいたら、興味深いものが。

こちらの記事は『アナ雪2』の監督などに

インタビューしている記事なのですが、その中でこんな記述があります。

思えば前作ではアナの急過ぎる結婚話が姉妹けんかの火種となってエルサが王国を出ていってしまった。「アナは『出会った日に結婚をしようとする』という自分の未熟さによる失敗が教訓になっているんです。クリストフとはスローに、正しくしっかりと関係を育てていきたい。クリストフは次のステップに進みたがっているが、それが自分にとって正しいことなのか。結婚という出来事を迎え入れる準備ができているのか、という葛藤もアナは抱いているのです」。

つまり、アナはプロポーズをしようとしていることに

気づいていたのではないでしょうか?

ここからさらに考察を派生していきます。

完全な個人的推測ですが、

アナはずっと自分に自信がなかったのではないでしょうか?

姉は魔法が使え、アレンデールの女王になっているが、

自分は王家の血筋を受けながら特になにかあるわけでもない。

ずっとふわふわした位置づけだと

個人的に思っていました。

そのはっきりとしていない彼女の社会の位置づけと

過去での失敗が自信のなさを生み、

その自信のなさが姉への依存を生んだ

原因でもあるのではないかと思いました。

魔法の森の経験で彼女は自分の力を知れたからこそ

姉への依存から解き放たれ、結婚への決意をし、

『女王』となれたのではないでしょうか?

今回の物語はエルサは冒頭で自分が何者なのかを早い段階で受け入れ、

『アレンデールの人々とは違う』ことを認識しています。

しかし、アナは『違う』ことを頑なに受け入れられずにいました。

前作『アナ雪』はどちらかというと”アナ”に焦点が行き、

今作は”エルサ”に焦点が向いているようなバランスがありますが、

全作を通して一番葛藤に苦しみ、

成長したのは『アナ』なのかもしれません。


おまけ:ディズニー映画って流行がないか?

アナ雪2のレポはこんな感じです。
(レポになってたかな?)

ここからの内容は最近のディズニー映画に対する僕の考え…

というか疑問なので、

焦点は『アナ雪2』からさらに広がります。

他の映画のネタバレも若干入ってきますので、注意してください。



ディズニー映画ってストーリー展開が似る現象が起きませんか?


例えば

『こいつって実は悪役だったのか!』みたいな展開とか

(アナ雪のハンス王子やズートピアのベルウェザー副市長、

シュガーラッシュのキャンディー大王など)

今回のアナ雪2で言えば『仲のいいキャラクターが離ればなれになる』とか

(シュガーラッシュオンラインやトイストーリー4)

昔のディズニーで言えば

『王子様のキスで姫が目覚める』ってよくあったけど、

やっぱり製作スタッフが重なったりしているのが原因なのでしょうか?

ディズニー映画詳しい方いたらコメントで教えてくれると嬉しいです!