サウジアラビアRC回顧【2歳中距離考察】
サウジRCでのデカブス(悪口)の前走逃げ→最後方追込を見てスプリンターズSの時にもしもモズメイメイが追込に回ったら?と聞かれたのを思い出した。その時ワイは可能性としてはあってもレース質合わないので確率はかなり低いと言った。スプリンターズはS質強いレースだから。サウジは少頭数東京。しょゆこと。
あり得る可能性と起こり得る確率は別物。馬柱は可能性で、レース質との噛み合わせが確率になる。
仮にトゥザヴィクトリーの幻影(ふっる)が見えているのだとして、そのエリザベス女王杯は京都外回りの外差し馬場の外差し競馬というL質強いものでやっぱりレース質との噛み合わせは見落とせない。
確率の低さを配当(オッズ)の高さで誤魔化して可能性に賭けようとすると見極め甘くなりがち。配当は後から付いてくるものぐらいに思っとけばいいよね。最近大体下振れるけど。
マイル以上の新馬戦は極端にペース遅いことが多くて、ローテの質としては未勝利戦組の方が上なんじゃないかと思ってる。未勝利戦はレース慣れの分新馬戦ほどペース緩まない。検証してみよかな。
シュトラウスとボンドガールの新馬戦は道悪超スロー(5F通過62.4と61.3)で、デカブスの新馬戦は良馬場5F通過60.1秒。
例えば今年の札幌2歳Sには前走新馬戦がガイアメンテやパワーホールなど7頭いたけどほぼ超スロー勝ちで、2頭いた前走未勝利戦のうちセットアップが新馬戦5F通過62.4、次走未勝利5F通過60.9。メンバーレベルや能力は置いといて単純に経験(活性化)の質として未勝利戦の方が上まである。
能力の疑問符を払拭する分にはセットアップの0.3秒差勝ち、ロジルーラーの0.0秒差勝ちが効いてくるわけで。それをストレスと呼ぶのかリズムと呼ぶのか勢いと呼ぶのか高揚感と呼ぶのかはさておき。
他だと去年の京都2歳S(15頭立て)。
1番人気グランヴィノスが前走新馬戦(稍重)5F通過64.0で0.2秒差圧勝だったけど結果は6着。
勝ったのは前走未勝利戦5F通過57.9で0.4秒差圧勝のグリューネグリーン。2走前新馬戦は5F通過62.1で3着。
緩すぎる新馬戦より未勝利戦でパフォーマンス上げるタイプの方が昇級戦期待値ある。
2歳中距離重賞が整備されてからそこそこデータも蓄積してきてるので検証できなくもないと思う。
中距離の新馬戦が増えていることと、ゆとりローテで新馬戦から間隔開けていきなり重賞使う素質馬も増えていることから隙が生まれやすくなってるとは思う。未勝利戦圧勝馬狙いドヤ。
特に札幌とか阪神内回りとか忙しいコースの重賞だと外回りコースのように差し追込に回って流れの外からズドンのパターンに嵌めにくいということもある。朝日杯や阪神JFは多頭数GⅠであっても外回りなのでむしろそういうゆとり系差しは決まりやすかったりする。
短距離戦にはそこまで差異ないと思う。普通に新馬戦組走るだろうし。クラシック指向馬が多く出てくるマイル以上は折り合い重視教育重視ですゆえ。
(追記)
サウジRCの未勝利戦勝ち見てなかったなと思ったら2頭いて"ウイン"アクトゥールと"マイネル"ブリックスでなんか草。緩い新馬戦より未勝利戦でパフォーマンス上げる(キリッ
ウインは2番人気0.1秒差勝ち、マイネルは4番人気0.1秒差勝ち。どっちにしろ足りねーw
同距離同コースの新馬戦:未勝利戦の平均ラップとか出したら面白そう。東京1600新馬と東京1600未勝利とか。距離延びるほど差が広がりそう。
新馬戦を勝てなかったマイナスと未勝利戦で得られる経験のプラス、長期的にはマイナスが響くかも知らんけど目先ではプラスが効くっていう(もちろんどちらも勝ち方は大事)