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ヒューマンインターフェースって何だろう

最近、IT業界への転職に合わせてWEB・アプリ周りのデザインに関する用語について勉強しています。

やはり横文字の単語が多く、純日本人の私からするとなんとなく感覚で使ってしまう言葉も多いです。

(「デザイン=見た目」とか。本来は「デザイン=設計」が正しい意識ですよね。)

この記事では、いざ説明しろと言われると言葉に詰まってしまいそうな「ヒューマンインターフェース」という言葉について、掘り下げてまとめていきます。

※色々ネットの記事などを読みつつまとめてみましたが、誤った記載があればご指摘いただけますと幸いです。

「ヒューマンインターフェース」とは?

そもそも「ヒューマンインターフェース」って何だろう。

私が一番しっくりきたのは、以下の記述です。

ヒューマンインターフェイスとは、人間と機械が情報をやり取りするための手段や、そのための装置やソフトウェアなどの総称です。ヒューマンインターフェイスは人間が機械を操作したり、機械が現在の状態や結果を人間に知らせる手段やそのための道具のことを指します。機械が情報を伝える手段としては液晶画面やメーター、ランプ、スピーカーなどが含まれ、人間が指示を与える手段としてはスイッチやボタン、ハンドル、ダイヤル、ペダル、リモコン、マイク、キーボード、マウスなどが含まれます。(「ものづくり.com」より)

我々人間と「モノ」のコミュニケーションをスムーズにするという、IT業界だけでなくプロダクトにも通用するものの考え方なのですね。

ヒューマンインターフェースの成功例と失敗例

具体的なヒューマンインターフェースの成功例とは何でしょうか。

答えは簡単で、それは自分が使いやすいと思って使っているものたちではないでしょうか。

例えば、今では誰もが使っているスマートフォン。「どのスマホにしようかな?」と選ぶ時、私たちが最も重視するのは使いやすさだと思います。

画面を付けるだけで10のコマンド入力が必要、みたいな仕様だったら絶対買ってないはずです。あとはボタンが異様に多いスマホとかも嫌ですよね。私たちが選ぶのは、常に最適なスペックに整えられたスマホです。

それと同じように、アプリやWEBなども、自分が好んで使うものには必ず使いやすさが備わっているはず。世に出て一定のユーザーを保っているサービスたちは、ヒューマンインターフェースが最適な状態に整えられています。

Appleでは、ヒューマンインターフェースのガイドラインを定めてそれに沿ってiOSのデザインを行なっているそうです。


逆に、失敗例もあります。

有名なものは、コンビニエンスストアのカッコ良すぎるコーヒーマシンではないでしょうか?

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カッコ良すぎて操作方法がわかりにくかったが故に、追加で説明シールが貼られまくり逆にダサくなってしまったアレです。

見た目の良さだけではなく、使いやすさも兼ね備えてなければいけないと気付かされます。

元々のスタイリングに補足が加えられているシーン(通称「野良サイン」)はよく見かけますが、反対に考えるともっと良いデザインをする余地があるというヒントなのかもしれません。

また、大学生のときに講義で聞いたエピソードですが、「製品の使い方がわかりにくかったためにユーザーが誤った使い方をしてしまい、人命に関わる事故につながってしまった」という話をきいたことがあります。

これも一種のヒューマンインターフェースが疎かになってしまった失敗例ではないかと今になっては思います。

ヒューマンインターフェースとユーザーインターフェース

前述した「ユーザーインターフェース」の意味を知って、「あれ?あの言葉も同じ意味じゃないの?」と浮かんだ言葉がありました。

それは、「UI(ユーザーインターフェース)」です。

意味を調べてみると、こちらも「人とモノ(主にデバイス)をつなぐ窓口のようなもの」等の説明されていることが多いようです。

あるWEBサイトでは以下のような説明もありました。

ヒューマンインターフェースとは:人間と機械(とくにコンピュータ)との接触面をいうが、実際は、機械を使いやすくするためのソフトウェアやハードウェア全般をさす。ユーザー・インターフェース(UI)ともいう。(コトバンク:ヒューマンインターフェースの項目より)

概ね同じ意味で使われている言葉のようです。

しかし、「UI」という言い方はプロダクトなどの分野で使うのは少し違和感があるような……。

「UI」という言い方は、主に機械そのものとの接触面ではなくWEB・アプリなどのサービス対人との接触面に使われている印象があります。つまり、より限定的な意味を持っているのではないかな〜と推測しています。

「操作感」的な。(まちがってたら教えてください!)

ヒューマンインターフェース:液晶より手前

ユーザーインターフェース:液晶より奥

みたいな感覚です。

おわり

こんにちは、れいなです。

いかがでしたでしょうか。

私自身、知識が浅いため「それはヒューマンインターフェースの分野からずれているよ!」という点もあったかもしれません。

UIやUXなど、似て非なる言葉も多くそれぞれの分野の境目が私の中で曖昧になってしまうこともあります。記事のなかで誤った記述があった際は、遠慮なく教えていただけるとありがたいです。(「この記事がおすすめ!」みたいな情報も!)


初心者なりに、同じように初心者の方にわかりやすいようなまとめ方をしていく予定ですので、ぜひ他の記事も読んでいただけるとうれしいです。

この記事は2019/09/08に投稿されたものです。

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