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決められないスプリントプランニングから脱出する方法

こんにちは!
マンハッタンコードでプロジェクトマネージャー(以下PM)のみちこ(@MHTcode_michiko)とエンジニアのTOM(@MHTcode_TOM)です!

今回はスプリントのイベントと上手に回すためのコツについて、弊社が実際に取り組んでいる実績を元にお話させていただきます!

スクラムとは?

スクラムはアジャイル開発手法の一つで、「アジャイル開発のミニマムセット」と呼ばれるコンパクトなアジャイル開発フレームワークです。アジャイル開発の中でもっとも使われている手法です。

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スクラムは、簡潔にまとめると以下の4つの特徴を持ちます。

①スプリントという一定の期間毎に動くモノを作る
②やることはプロダクトバックログという優先順位付けされた一覧で保管する
③各スプリントにおいてその時点での優先順位の高いバックログ項目を基本に、開発チームがスプリント内で開発できる目標を設定する
④スプリント毎にバックログへの項目の追加や優先順位付け、動くモノの評価はプロダクトオーナーという役割の人が行う

単に開発を進めるだけでなく、情報を可視化したり、プロジェクトを見出すためのアプローチを取る必要があります。
そのために定期的に行われる4つのイベントをスクラムイベントと呼ばれます。

スプリントプランニング
「スプリント期間内で何ができるか(何をするか)」を明らかにすることが目的です。

デイリースクラム
朝会や夕会のことです。昨日したこと、今日やること、課題を共有する場で、日々の進捗をチーム全体で把握することが目的です。

スプリントレビュー
スプリントの成果物を披露し、プロダクトについてフィードバックをもらいことが目的です。

スプリントレトロスペクティブ
振り返りのことです。次回以降のスプリントでより効率的、効果的に勧めらるように改善策を出し、次回のスプリントに向けてのアクションプランを決めることが目的です。

このように必要最低限なイベントは用意されているのですが、特にスプリントプランニングで躓くケースが多いです。
そのような事例を実体験を元に解説していきたいと思います。


誰が何をすればいいのか決められない

スクラム開発に慣れていないチームによく発生するのが、スプリントプランニングまでに何をどのように準備すればいいのかわからない、または変化に対応できるアジャイル開発において決めたことがブレることが多々あるため変化についていけないなど様々な課題があります。

弊社ではスプリントプランニングを迎える前に、プレステコミ・ステコミというイベントを追加し、実施しています。

プレステコミ

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次回のスプリントで対応する方向性を決める
具体的な実施内容や見積もりなどがなくても問題ないです。次回のスプリントでバグを解消したいのか、新しく画面を作りたいのか、デザインを当て込みたいなのか、方向性を決めることが目的です。
打ち合わせ後にバックログを書き込んだり、詳細見積もりを進めます。

ステコミ

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プレステコミで決めた方向性を元に、使用可能時間とバックログの候補を参照し次回のスプリントで実施するものを決める
ここではある程度見積もりやバックログの内容が具体化されている必要があります。
次回実施することが決めきれなくてもスプリントプランニングがあるので、それまでに不足している情報の集めたり、バックログを調整します。

この2つのイベントで大きく得られる効果は急な変更に対応しやすくなることです。
プレステコミで方向性を決めることで次回目指すゴールが薄ぼんやりでもチーム全体に浸透させることができます。
急な仕様変更があった場合でも今回の目指すゴールには関係があるかないか?というのは素早く決めてチームと同じ認識を持つことができます。
逆にこれがないとスプリントプランニングでやりたいこと、やることが決まった状態で開発メンバーなどに情報を下ろすことになるため、現場の肌感や蓋を開いてみたら全然見積もりと違うなどズレを招く原因になります。


まとめ

プランニングの前には次回SPの方向性を合わせるプレステコミと、具体的な内容・数値が入ったバックログを持って次回実施内容の仮決定をするステコミを通して実施することで物事を小さい単位から決めることができ、変更に柔軟に対応できる

チームの規模が大きくなるとインストールにかかる時間や、物事を決定、変更する時間は膨大にかかってしまいます。
ですが、順を追ってチームの認識・向かう方向を合わせればプランニングの精度が高くなります。
注意点があるとすると必ず全体の計画は修正をしていきながらプレステコミ・ステコミを通してプランニングしていくようにしましょう。
基準となるものがぶれていると認識・向かう方向を合わせる回数を増やしても上手く効果が実感できないと思います。


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