こうだったらいいのになぁ・・・要求/提案
「怒りを表す言葉が浮かばない」というのと一位タイぐらいで衝撃だったのが、「自分の要求を考える」と言うか、考えてもみなかった、考えられない自分との出会いでした。怒りの学習性無力に続き、要求の廃用症候群・・・
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アサーティブの超基本構文(と私が勝手に呼んで暗記している)のが「事実→感情→要求/提案」です。
事実に対して、感情があって、じゃあどうしたい?を相手に「アサーティブに」伝える。
その「伝える」の時に気を付けた方がいいこととして、この後書こうとしている、「内容と態度の一致」とか「短く言い切る」だったり、「爽やかに立ち去る」といったTipsがある(と理解している)。「相手への共感や感謝」や「自分の責任も認める」等々もあるな。
要求/提案に戻ります。
講座では、自分が嫌だったり、困難に思っている場面を、アサーティブに対処するとどうなるのかを練習します。
私の場合は、「朝自分の段取りがひと段落して化粧室に立った隙に、仕事で超短納期(今日の昼過ぎ締切)のようなタスクを、デスクに付箋で貼られる」を取り上げました。
ほんとやめて欲しい!人としてないよね!でも仕事だから、無言でやる・・・でもほんと腹が立つ!
・・・みたいな脳内トークが渦巻いて、以上・終わり。(二度とやらないもんね、プンプン!)という感じです。
でもアサーティブは、ここでは終わらない。
「じゃあさ、どうだったらよかったの?」
あなたの依頼は、金輪際受け付けません!って言うことではないよね・・・仕事だし。じゃ、どうする?
ー付箋は(ほんと失礼だと思うので/傷付くので)やめて欲しい。
ーこっちの都合もあるから直接話して調整(配慮/尊重)させて欲しい。
ーこっちも1日段取りして動いているので、せめて前夜に頭出しして欲しい。
ー丸投げ(ほんと腹が立つので)ではなく、痛み分け(分担)にして欲しい。
等々。この部分を考える!
*投稿前に読み返しました。これは内容が混在!伝え方は、事実/感情/提案・要求に整理します。そして相手が受け止めやすいかなと思う形に組み立てます。(私は、ザックリこんな風に理解しています。)
今でこそ、こんなにスラスラ書けますが、当時は「え・・・私が考えるの?」。
私が考えるんだ!ということに驚いたし、何も思い付かないことに驚きました。
えぇ。考えるんです。相手の「それが嫌だ/困る」なら、私は「どうなら嫌じゃない/困らない」の折り合いを持ち寄ればいい。それは自分にできること。
そこを「あの人が◯◯って言ったから・・・(仕方ない)」にしていたら、それは相手任せで、自分から土俵を降りていることになるよ。
「思考停止は己の怠慢!何なら良いのか考えよ!」と、かなり自分で自分に言い聞かせて、練習(ある意味、筋トレ)しました。
*こんな厳しい言葉で自分を焚き付けなくていいです。当時の私はそのぐらい必死でしたが、アサーティブに運動部的カラーを添えないで下さい。
もちろん、こちらの希望が通るとも限らないし、相手との普段の関係性もあるし(このケースなんて、断絶しているから席外しのスキに付箋で丸投げな訳で笑)、相手はアサーティブなんて知りもしないし、そもそも話したくもないし・・・
でも。自分が少しでも心地良くあれる環境を作りたいとか、やられっぱなしでいたくないとか、願わくはマシな関係になれたらラクとか・・・自分を守ったり癒したり大切にするために、これをやるんだ。やろうと思うのは自分なんだ。と思って、投げかける気持ちを決める。
相手の出方がどうであれ、自分は何を出すのかを明確に準備して臨む(挑む)ことは、大事。(あとは練習/イメージトレーニングも。)
「じゃあ、どうならいいの?」これを考えることは本当に大切だと思う。それが言えなかったとしても、伝わらなかったとしても。
「相手があー何だから、しょーがないじゃん」という態度は、今の私には、思考停止で自分の責任放棄、というか自分から自分の対等を放り出してしまっているように思う。
もちろん「アサーティブでもいいし、アサーティブでなくてもいい」なので、この件は保留、とか無期限凍結とか、そういうのもアリで。
でも、自分が対応必要と思うシーンについては、「どうならいいの?」をちょっと考えてみるのも良いのでは?と思います。