ちっちゃい悪魔
テキーラブームが来ている。今年に入ってから今まで飲んでこなかった分を取り戻すかのように飲んでいる。クラフトビール、ウイスキー、ラムときてとうとうテキーラにまで手を出してしまった。「罰ゲームの酒」というイメージだけで飲まないのはもったいない。テキーラはアガベアスルというリュウゼツランを原料にした蒸留酒で熟成期間によって5つのクラス分類される。アガベ本来のフレッシュな味わいを感じられる物からウイスキーのように樽の香りがついた物まで様々だ。大須に金右衛門というメキシコ蒸留酒専門店があるので気になった方はぜひ行って欲しい。アジア最大級かつ日本唯一の専門店らしい。そんなものを俺の近くに作るな。「よくない。よくない」と言いつつ毎週のようにテキーラを買って帰っている。酒を飲み始めてからよかった試しはない。ちなみにこのお店、19時に閉店するのだが、定時で上がれればギリギリ間に合ってしまうので最近は残業に助けられていると言っても過言ではない。誰か俺を止めて欲しい。先日もチャムコスというテキーラの限定品を買ってしまった。こいつはアルコール55度もあるのに恐ろしく飲みやすく、口の中に残る余韻が非常に心地よい。飲み過ぎたせいか翌朝めちゃくちゃ悪夢をみて寝汗びっしょりで起きた。何故か一緒に飲んでいた先輩も悪夢をみていた。
チャムコスとは「小さな悪魔」という意味らしくボトルには両手をあげて走る悪魔の絵が描かれている。そいつのせいかもしれない。