周りを見渡したら限界オタクで溢れていた話
昨日のテキストが、友人たちに割と好評を得ている。F子さんが夢母になったあとに会わせた、中学時代からの友人の限界オタク(仮にM子とする。仮ね)はあの記事を読み「愛にあふれていた」と謎の感想をくれた。
そんなM子の話を今日は勝手にする。勝手にしてるからM子がこの記事を読んだ後、『貴様!』と怒鳴り込んでくる未来は見ないことにする。
まずM子について少し語りたい。付き合いが長い分、良いところも悪いところも、ダメなところも、生活能力のなさも語りたいところが多すぎる。
M子はお金を稼ぐということに貪欲である。「お金が欲しいわけではない。お金が必要なんだ」は歴史に残る名言だ。
そんな彼女はとてつもない美貌と良スタイルの持ち主だ。私が今まで生きてきた中で、「こんな人間許される?」と思った一般人は彼女ともう1人K子(仮)くらいなものである。
K子の話もいつか書きたいが、K子については彼女自身が溢れる文才の持ち主なので彼女にお任せしよう。
閑話休題。
M子はそれだけ『恵まれた容姿』を持ちながら、とてもオタクだった。中学時代に告られ振った時の理由が「アッシュ(某バナナ魚の主人公)に勝てると思っているのか」だったり「わかっていない、この世の中の誰が束になったって私の心の真壁くん(某ときめき今夜のヒーロー)は消せやしない」という理由だった事からもオタクっぷり(夢寄り)が伺える。
そんな彼女も高校生になり、オシャレや夜遊びなどに目覚め、恋人を作るのかと思いきや、首を振って「それとこれとは話が別」と、真っ直ぐにオタク道を突き抜けていく。
外国語の短大を卒業したM子は、その後真っ当に…歩くわけはなく、壁一面が本棚の家に住みたいという理由でお金を稼ぐことを第一に考えた就職をする。
それはキャバクラだった。
詳細は省くが、彼女は28歳までにキャバクラからクラブへと登り詰め(?)年間2000万プレイヤーとなり、念願の『壁一面本棚』の家を地元に建てて住んでいる。
週に3回、4時間ほどのコンビニバイトをしながら。
ちなみに彼女は「グッズ」や「アニメ」には興味が全くない。ただただ「漫画」というコンテンツを愛している。主に少女漫画と呼ばれるものに関してはどこまでも造詣が深い。
少年漫画や青年誌、BLなども嗜んでいるが、それは飽くまでも「嗜んでいる」程度だと言うことだ(それでも私より余程知識があるが)。
そんな彼女。きっと今日もダヴィンチをボロボロになるまで読み、ステイホームもなんのその。キラキラ輝く瞳をお供に本屋を巡る旅をしている事だろう。
人生楽しんだもん勝ちだよね。